ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

蛍雪の功二つ

2019-01-29 | アメリカ事情

 edgalaxy.com

 

 

 

ジョージア州バーンズビルにあるゴードン州立大学のキャンパス内に張ったテントに住んでい19歳のフレッド・バーリーを警察が見つけたとき、彼らはフレッドを大学構内から追い出す準備ができていた。


それでまず彼らはフレッドの話を聞いた。彼は自分の所持品すべて(ダッフルバッグ、テント、2ガロンの水、1箱のシリアル)を持って弟の小さな自転車で、ジョージア州のコンヤーズから6時間かけて、学校に来たのだった。それはこの大学の生物学専攻学生として二学期目のクラスを履修登録するためだった。仕事を探すために大学に早く着いたが、運が悪かった。仕事はなかなか見つけられなかった。 「僕は、こりゃ、まずい、と思ったのです。」と彼が答えた、と警察官リチャード・カレカーはABC放送局ニューヨークに語った。


バーリーの窮状に気持ちを動かされて、カレカーと彼の同僚は、自分たちが資金をだして、バーリーをモーテルに泊まらせた。このことは、すぐに知れ渡り、ただちに人々は衣服、学用品、モーテルの滞在費を援助するための資金を寄付し、ある人はピザ屋での仕事も彼に与えたのだった。それからバーンズヴィルのケイシー・ブランニーという女性は、GoFundMe*ページを設立した。「私は思ったのです、わぁ、この子は100度Fの天候に、20インチの小さな男の子用の自転車を6時間こいでまでして大学へ行ったのだから、この子の勉強への意思は固い、と。」と、彼女は自分のFacebookページに書いた。この基金は184,000ドルに達し、そのすべてがフレッド・バーリーの教育資金基金になっている。

 

 

 *GoFundMe(アメリカ)とは:

GoFundMeはアメリカで2010年にサービスを開始した寄付型クラウドファンディングです。家族や友人、病気などの個人的な問題を乗り越えるために寄付を募る人たちのプロジェクトが中心です。プロジェクトを見ると、慈善活動や洪水など災害被害に対する支援から、個人の引っ越し費用を募るものや、ペットの医療費を募るものまで幅広く存在します。日本における寄付型のクラウドファンディングが社会貢献的な事業や公共性の高いプロジェクトが中心なのに対し、GoFundMeは個人的なドネーションを求めるのにも活用されています。

GoFundMeのビジネスモデルは、まず寄付を集める人に自分でページを作ってもらい、目標金額やその目的・用途、写真などをアップロードしてもらいます。寄付した人は投稿ページにコメントを残すことができ、Facebookやツイッターなどのアプリにも連動が可能なため、拡散することで支援の輪を広げることができます。GoFundMe側は支援者の寄付で集めた金額の5%を受け取り、運営費用に充てています。また、他のクラウドファンディングのプラットフォームと異なり、締め切り期限などはありません。

直近では募集が開始されてから2日間で過去最多となる310万ドルもの資金を集めたりと、社会的にも広く認知されており、現在までのユーザー数は2,500万人、累計寄付額は30億ドルに達しており、個人への投資が可能なプラットフォームとしては有数の投資金額を集めています。 relic.co.jp/battery/articles/149)より抜粋

 


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夜のマクドナルドを照らす灯りの下、地面に直接座って宿題をしている9歳の少年。その姿は世界中の人々に大きな感銘を与え、少年とその家族を救うことになった。


この少年の勤勉さが世界中に報道されると、寄付や学用品の支援が地元の政治家や社会福祉施設などへ次々と舞い込むように。一躍貧困層のスターとなったダニエルくんはメディアのインタビューに対して「将来は警察官になりたい。フィリピンを救いたいんだ」と語った。


ネットでも大きな反響を呼んでおり、「心あたたまる話だ」「彼の幸せを心から願うよ」「SNSが有効に活用された例だと思う」「涙がこぼれ落ちた」といった感想が世界各地から寄せられている。 


2015/07/13 19:57 Written by Narinari.com編集部


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