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導く手
仕事に行くため、私は前庭を出て右に曲がろうとしていた時、ふいに誰かの力強い手が私の右肩を強く掴み、左側を向かせようとしたのです。車内には他に誰もいませんでした。 結果、私は、リンカーンハイウェイの信号交差点へ渋滞気味で、より長いルートをたどり、仕事場に向かったのでした。 仕事が終わり、帰宅してから、その朝8時ちょっと過ぎに起きた交通事故を知りました。その事故は、2台の車両が衝突し、両者の間に横断歩道を児童と共に渡る係の男性が挟まれ、死亡したのでした。もしあの時そのまま右に曲がっていたらば、私はその事故にあっていたでしょう。 私の守護天使は私の命を保存していたのでしょうか。
グレイス・ネピアー、コロラド州グリーンリー
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私自身このような経験がある。それは1995年5月、ワシントンD.C.であった。長女のG.A.T.E.クラスの付き添いで、D.C.旅行に同伴していた私ともう一人の母親は、ホテルが同室であったので、私がもう一つ使い捨てのカメラを購入したいと言った時、彼女は2ブロック離れた所にドラッグストアがあるのをホテルに着く前に見かけたから、一緒に行きましょうと言ってくれた。二人でその方向へ歩き始めてしばらくして、突然私の足が止まったのである。正確には、止められたのだ。そこから一歩も先へ進めないような力を足に感じ、「あら、何故動かないのかしら、でも後ろへはいけるのに?」とU-ターンしたのだ。そしてもう一度行く方向へ歩き始めると、また動かなくなった。その時、これはきっとホテルに戻ったほうがいい、ということかもしれない、と直感が促し、不思議な面持ちのもう一人の母親と、ホテルヘ引き返した。その翌朝テレビの朝のニュースで、昨夕ドライブ・バイ・シューティング(運転する車から乱射すること)があり、死亡者も出た、と報道しているではないか。その場所は向かうはずだったドラッグストアの前だった。あの時まだ私には育てなければならない子供が5人いたので、使い捨てカメラのために命を無駄にしてはならない、ということだったのだろう。