ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

カリフォルニアの事態は

2020-09-01 | アメリカ事情

Covid-19によるカリフォルニア州の現状報告をするニューサム知事

 

 

 

この週末、カリフォルニア州知事ニューサムは、Covid-19(コロナウイルス2019の略)の感染状況と再開活動についての今までの4段階に、詳細を少し加え、今度は色別にわかりやすくした表示と地図を発表した。地図によれば、州の58郡中ほとんどは紫色。下図に示されるように、一番上の紫色は、広範囲にわたって、感染が確認されていることを示し、下に下がるほど事態は好ましいものになる。それらの状況は新感染者が10万人に何人か、テストの陽性結果が全テストの何%かによって色(段階)が変わる。

 

 

そして下のカリフォルニア州郡マップを一眼ご覧になればお分かりになるように、私の住む地域・郡を含む紫大部分は感染拡大の39郡、相当数の感染者のある郡は濃いピンクで8郡、中程度の感染者数はオレンジで8郡、そして最低数の感染のみられる郡は黄色でたった3郡(モノ郡、トゥオルミ郡、モドック郡)である。

不思議なのは、サンデイエゴ郡が、南カリフォルニアで唯月一濃いピンクの段階であることだ。コーストの都市は、北から南までいくつかあるのに、サンデイエゴ郡ほどラッキーではないのが不思議。濃いピンク、オレンジ、そして黄色の郡は、山岳地帯が多く、もともと人口もそれほど多くはないのが理由であろうか。しかしデス・ヴァレーのあるインヨー郡、パームスプリングスのあるリヴァーサイド郡とて、酷暑の砂漠地帯であるが、人口はある程度あり、感染蔓延は免れてはいない。

サンデイエゴ郡に住む末娘一家は、紫の中央部にある我が家へ来るのは、ちょっとした冒険でもあるが、幸い夫側家族も、私たち家族も感染者は出ていない。ただし注意は十分に取らねばならない。

これらのカリフォルニア州のCovid-19状況について詳細をご希望なされるならばhttps://covid19.ca.gov/safer-economy をご参照。インターアクティブで、わかりやすい。

 

 

上記を発表し、知事は、「私たちはCovid-19とこれからしばらく(=長く)一緒のようです。」と付け加え、紫から別の色段階へ向かうためには、各統計数字が、3週間は下がり続けなければ、抜け出せないと言う。つまり限られたビジネス、商業、学校のあり方、室内のコンサートや映画館、劇場公演の閉業を示唆する。バーは勿論閉鎖されているし、レストランも、厳しく規制され、屋外でのテーブルしかない。ただ一つ、紫地帯の良いニュースは、理容・美容室が限られた人数を対象に室内で再開されることである。

こうした今年のCovid-19による経済への負性は、考えるのも恐ろしいことである。カリフォルニア州はアメリカ合衆国の一つの州に過ぎないが、農業経済では、農業大国世界トップ10に入るほどの業績がある。農業は続けられているが、移民労働者が、感染する事態もあり、農家は油断がならない。

移民労働者への支援も、たくさんあり、私も喜んで参加し、マスクを作ったが、剪定や、畑や果樹園への水やりも、移民労働者は本当にプロで、実によく働く。今年ほどこうした労働者への感謝が厚かったことは今までにない。一つのりんごでも、一つの桃でも、ひと玉のレタスでも、こうした人々のおかげで、私たちは食せるのだ。カリフォルニアの農産物は遠く他国、日本へも行く。カリフォルニア産の農産物を手にする時、それがたった一つでも、たくさんの苦労を重ねてやってきた産物なのだ。

 

 

 

 

 

 

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