ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

そんな身近に

2020-09-07 | アメリカ事情

 

 

 

 

昨晩TMC(Turner Movie Channel=ターナー・ムービー・チャンネル:CNN創業者ターナー氏の作った数々の放送局の一つで、主にクラッシック(中古も含む)映画を流す)で、結婚前の夫と大学街にある劇場で観た、”The Goodbye Girl"を久々に放送していた。DVDもあるのだが、つい惹かれてそのまま洗濯物を畳みながら、見入った。何度観てきたことだろうか。その度に初回の劇場での感激を思い出す。脚本家のニール・サイモンの傑作、この話が好きだ。軽快な台詞回し、卓越な演技、そして最後に流れるブレッドのデイヴィッド・ゲイツの同名の歌も好きだ。

映画の中の1970年代は、私の1970年代を思い起こさせ、つくづくと、「なんでもポケット」のあるドラえもんが隣人だったら、と思う。そうしたら、その時代に1時間でも戻らせてくれるかもしれない。ただ感傷的なセンチメンタル・ジャーニーというところ。Covid-19など知らなかった時代に、戻ってみたいのかもしれない、ほとんどの人々が願うように。

ところが日曜の午後、いつものように孫たちとじゃれている時、ドラえもんにお手数をかけなくとも、「なんでもポケット」がなくとも、手軽に得られる小さな幸福の素がある、と気が付いた。

それは何の費用もかからず、何か多くを生み出す。 それは与える人々を貧しくすることなく、受け取る人々を豊かにする。

それは瞬時に起こり、その記憶は時には永遠に続く。 
それがあるからとて金銭的に豊かというわけではないが、それなしでうまく行くわけでもない。

それは家庭に幸せを生み出し、仕事に善意を育み、友人の合言葉でもある。それは疲れに休息をもたらし、悲しみや落胆に昼の陽光のような明るさをもたらし、そしてトラブルに対する自然の最高の解毒剤のようである。

それでも、それを買う、物乞う、借りる、または盗むことはできない。それは与えられるまで得られない。それをふんだんに他の人に与えられない人には、おそらくなかなか得られない。

「それ」とは笑顔である。

 

 

 

微笑み

痛む心でも微笑み
壊れかけている心でも微笑み
空が曇っていても
やり過ごせる
もし微笑めば

恐れと悲しみがあっても微笑めば
きっと明日太陽が輝いてくれる
あなたの顔を喜びで明るくしてくれる
悲しみの跡を隠してくれる
たとえ涙が溢れそうだとしても

そんな時こそ挫けないでやってみて
微笑んで、泣いても何にもならないのだから
人生はまだ捨てたものじゃないと気づくだろう
もしただ微笑めば

 

 

 

 

コメント (4)
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