ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

新しい年に

2020-01-06 | アメリカ事情

スエーデンで、#6の孫息子の初めてのクリスマス

 

 

 

 

 

気管支喘息も快方に向かいつつある今日、やっとコンピューターに向かうことができた。毎年暮れから年始にかけてのこの時期、決まり事のようにやってくる病にいささかまいるが、生きているのだから、避けようがないこととあきらめて、今年もただひたすら「頑張る」しかないだろう。日の出は7:12と遅く、それに輪をかけて今朝は濃霧が発生し、暗く、いっそこのままクマのように冬眠したいものだ、と思う自分にハッパをかけて動き出す。

 

クリスマスから新年にかけての家族の集まりは、今回も滞りなく済み、二か月半こちらに滞在していた末娘は、その間に5か月半になる息子を夜は12時間ひとりで眠るように躾け、迎えにきた夫と共に実に楽しそうに先週末サンディエゴへ戻った。その夫も今週からまた新学期。あと一年半。頑張って。4か月半になる第二子と5歳の長男を抱える長女は、今週から始まる幼稚園に慌ただしく長男を送り迎えする日々が再びやってきた。


長男はフロリダで、今月からいわゆるプア・クリニックでの治療にあたる。昨日は、急患の手術をこなした。泥酔し、片目を銃で撃たれた、まだ20歳の不法移民で健康保険のない外国人若者の手術。銃弾は片方の目から入り、もう片方の目の奥で止まった、と言う状況で片目は完全に失明し、手術は主にその弾丸や破片を取り除くことだったそうだ。たった20歳で、捨てるように生きる人生。泥酔し、失明するこの若者の人生を思うと、やりきれなさを覚えるが、息子は感情を抑えて、淡々とこなしていく以外ない。


ドイツの次男一家は、12月から、ドイツでは新しい父親の育児休暇を取り、ひと月をスエーデンで過ごしている。ドイツでの育児休暇はアメリカほど待遇はよくなく、有給と言えども、スエーデンで過ごすほうが安上がりということだそうだ。義理の両親は、今月から毎年恒例のバハマクルーズのため、フロリダへ飛来、そこで次男の兄、つまり長男に会うことになっている。三男一家は三男の行先が決まるまで、ここの眼科で働いている。4歳と2歳の子供たちは元気で、ここで従兄たちと遊ぶのがずいぶんと気に入っている。

 

この月曜日は私にとっては、初出勤。そして1月6日はEphiphany(公現祭・顕現日)である。Ephiphanyについては別のページを選ぶと開きます。

 

これはカトリック教会員の祭事であるが、私のオフィスは圧倒的にカトリック教徒が多く、毎年楽しくRoscón de reyes (=王様の指輪)と呼ばれるリング状の大きなパンを分けていただく。このパンについても二年前の1月6日に記している。今年は、私はベイビー・イエスを当てず、同僚のをいただいた。西方教会と東方教会(とはギリシャ正教会あるいはオーソドックス)では意味が少し違うが、西方教会(カソリック教会、聖公会、プロテスタント教会)は、公現祭を、三賢者が(とうとう)降誕したキリストにまみえ、ギフトをわたし、崇拝した日であることを祝う。今年もこのメンバーで仲良く、実りの多いオフィスであるように、と取り分けたパンをかじりながら、みな願う。





今年も三賢者は、イエスキリストにまみえる旅でベツレヘムに到着したようであるし、私は、ここで今年が皆さまのお幸せ多い年となるようにと祈りつついる。



 

 

 

コメント (4)
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