ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

見知らぬどなたかが

2020-01-18 | アメリカ事情

nepr.net

 

 

 

以前に日本の新聞で、(日本の)消防士たちが消防防護服を着たまま、食堂で食事をしていたのをご覧になった方が、何故そのままでくるのかと批判めいたご意見を投稿欄に載せていたのを目にした。アメリカではスーパー・マーケットやピッツアリアやその他のレストランで消防隊員たちが防護服で食事をしていたり、また買い物をしている姿をしょっちゅう見かける。また消防車で乗り付けているので、皆この消防隊員たちはオン・コール(待機中)だ、とわかるが、日本ではそうした姿は滅多に見られないことなのだろうか。何故咎めるようなご意見なのか私には理解しがたい。下の記事はこの暮れの12月31日に見つけたものである。

 

インディアナ州の消防士チームが食料品店で買い物中緊急出動要請の連絡を受け、一仕事をして店に戻った時、見つけたものに信じられないほど心を動かされた。

 

フィッシャー消防署392の消防員は先週、オリオ・ロードのクローガー・スーパーマーケットで食料品の買い物をしていたところ、その近辺の緊急事態に対応するためにカートに食料品を置いたまま急いで出動した。

 

クローガー・スーパーマーケットの従業員が、消防隊員が戻ってくるまで食料品をクーラーに保管しただけでなく、ある匿名の顧客が消防士の買い物代金を支払っていた。

 

部署の消防司令補デユアン・レディックによると、彼と他二名の消防士は、出動連絡を受けた時、消防署での夕食と昼食の食糧買い出しをしていた。この二十年間で初めて地域に住むどなたかが、感謝として消防隊員たちのスーパーマーケットでの食糧調達の大金を支払ってくれたのだった。

 

「私たちは常に『ありがとう』を期待しているわけではないし、またそれを頼んでもいません。私たちはただ仕事をするだけです。」とレディックは地方テレビ局のインタビューで語った。 「しかし、どなたかが私たちが出動するのをご覧になって、置き去りにした食糧品の支払いをなさってくださったことは、とても心温まることでした。」

 

部署は後にフェイスブックにこの善行の記事を書き説明した。「隊員たちが店に戻ったとき、店の素晴らしいスタッフは戻ってくるまで匿名で親切な方がすでに支払いをすませたので、クーラーに食料品を保管していました。隊員たちは、その方がこの投稿をご覧になり、そのご親切にどれほど感謝しているかをおわかりになるように望んでいます。」

 

ーグッド・ニュース・ネットワーク、2019年12月31日記事から。

 

 

indianafiretrucks.com

 

 

 

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