ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

研究結果

2020-01-10 | 調査・探求

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ある研究によると、数多の鳥類、林や低木の多い地域に住んでいる人々は、うつ病、不安、ストレスに苦しむ可能性が低いとわかった。

 

英国のエクセター大学で実施された何百人の人々を対象とした研究では、人々が都市部に住んでいるか、緑豊かな郊外に住んでいるかにかかわらず、日常、自宅の周辺で、多くの鳥類ならびに通常の樹木や低木の林を見られることが、精神的健康に有益であるとわかった。

 

これは、さまざまな年齢層、収入、民族の270人以上の人々の精神衛生状態を調査し、その結果によると、普段よりも戸外で過ごす時間が少ない週を経た人は、不安やうつを報告する可能性が高いことがわかった。

 

午前と午後に、ミルトンケインズ、ベッドフォード、およびルートン地域で鳥の数に関する広範な調査を調査対象の人々に行なわせたところ、午後に鳥の数を調査した人々には、うつ病、不安、ストレスのレベルが午前に調査した人々に比べて低いことわかった。科学者は、一般的に午後には朝に見られる鳥よりも数少ない傾向があることを調査して見つけた。

 

この研究では、クロウタドリ、コマドリ、青いシジュウカラ、カラスを含む一般的な種類の鳥が見られた。この研究では鳥の種類と人の精神的健康との関係は見られず、むしろ窓から見る庭や近所の鳥の数に、関係があることがわかった。

 

以前の研究では、ほとんどの人は異なる種を識別する能力が低いことがわかっており、ということは、人々に幸福をもたらすのは特定の鳥ではなく、そうした鳥と相呼応することであるのを示唆している。

 

この研究を率いたエクセター大学の研究員であるダニエル・コックス博士は、次のように述べている。「家の周りにいる鳥を目にすること、それがほんの一部の自然でも、健康な精神衛生への手段として大きな可能性があり、都市をより健康で幸せな場所にしています。」

 

出典:エクセター大学–写真:Andrea O’Connell

 

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このような「事実」は、象牙の塔の科学者たちのお手をわずらわせずとも、農業や庭仕事や野鳥観察を楽しむ方々のブログで毎日すでに実証されているような気がする。この調査結果以前から、住宅地に住む私もせっせとハミングバード用のネクターをフィーダーに絶やさないように心掛け、野鳥の餌を、時々わざと地面にもこぼしてバードフィーダーに入れたりする。最近シマリスよりも大きめな一匹のリスが庭に顔を出すようになったのだ。そんなリスのために向日葵の種などは地面に「こぼす」ことにしている。キッチンテーブルからバードフィーダーが見え、やってくる野鳥を眺めては楽しむ。時折、特に風の吹き荒れる日には、見慣れない野鳥も訪れる。1950~1960代の年季の入った夫の両親から譲られた「庭の野鳥」という二巻の図鑑は、私の大事な蔵書のひとつで、実父からもらった双眼鏡も私の宝である。図鑑を眺めるだけでもゆったりと不思議に平和な気持ちになれる性格の単純さを感謝している。

 

 

 

 

コメント (2)
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