リハビリ診療に成果報酬 回復に応じ加算、厚労省(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007113001000587.html(中日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/1201/TKY200712010100.html(朝日新聞)
2008年度の診療報酬改定で「回復期リハビリテーション病棟」について、症状の改善度合いに応じて報酬を段階的に上乗せする「成果主義」の導入方針を中医協に示した。
中医協の各委員から大きな反対はなく、来年度から試行的に実施される見通し。
ただ、患者の機能回復の度合いで報酬に差をつければ、病院が重症者の入院継続を渋ったり、症状改善が見込みやすい人を優先的に受け入れるなど、患者をも出てくる。
「一見」重症で、明らかに回復する例は、プロが見ればわかります。しかし、重症で「点数上は」回復しにくいが、十分にリハビリ医療の意義がある例、軽症だがリハビリ医学的に問題点が山ほどある例・・・等々、入院治療をしたくてもできなくなるでしょう。「患者を選別せよ」との圧力を国がかけ、それに対して中医協の委員が全員賛成、というのは全く理解できない話です。メディアの皆さんには、「リハビリ病院への入院を制度上の理由で断られた」という例を取材して頂ければ最もよくわかると思います。そもそも、こんなに重大なことを十分な議論もせずに、「試行」して良いのでしょうか?
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007113001000587.html(中日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/1201/TKY200712010100.html(朝日新聞)
2008年度の診療報酬改定で「回復期リハビリテーション病棟」について、症状の改善度合いに応じて報酬を段階的に上乗せする「成果主義」の導入方針を中医協に示した。
中医協の各委員から大きな反対はなく、来年度から試行的に実施される見通し。
ただ、患者の機能回復の度合いで報酬に差をつければ、病院が重症者の入院継続を渋ったり、症状改善が見込みやすい人を優先的に受け入れるなど、患者をも出てくる。
「一見」重症で、明らかに回復する例は、プロが見ればわかります。しかし、重症で「点数上は」回復しにくいが、十分にリハビリ医療の意義がある例、軽症だがリハビリ医学的に問題点が山ほどある例・・・等々、入院治療をしたくてもできなくなるでしょう。「患者を選別せよ」との圧力を国がかけ、それに対して中医協の委員が全員賛成、というのは全く理解できない話です。メディアの皆さんには、「リハビリ病院への入院を制度上の理由で断られた」という例を取材して頂ければ最もよくわかると思います。そもそも、こんなに重大なことを十分な議論もせずに、「試行」して良いのでしょうか?