銀のつぶ

■石の上にも三年目。

ポテンシャル

2005年09月11日 | 真・銀つぶ
先日、酒の席で青年部のリーダー片橋氏よりお褒めの言葉をいただいた。

この銀つぶ、なかなか読みやすいとのことだ。
結構面白おかしく読んで頂いているようだ。

しかし私は思う。

この男、片橋氏のポテンシャルこそ恐ろしいものを持っている。

そう思う根拠は、もちろんある。
今をさかのぼること十年前だ。


中学の卒業の時のあの文章。

よく卒業アルバムの後ろの白紙ページに友達やら先生やらに
何か一言書いてもらうじゃないですか。

あれですよ、あれ。

私ももちろん書いてもらった。そして、
そこに書かれた片橋氏の文章、本人の許可を頂いたのでここに
一切のフィクションをいれずに一字一句正確に掲載しようと思う。


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3月5日、日記、題名「今日の宏之」

いちぢくがうれはじめた今日このごろ・・・
ゴルフのしあいの結果は14対13で日本ハムの引き分けだった。
それはそれで腹痛なわけで・・・
3年前にファミコンがじらいをふんで歯がいたかったけど
目がさめたらきのうのように思えた。
ついに明日はスキーに行った。たのしかった。雨ふらなければいいな~、
終わりにみかん畑であけびをひろってすてた。
明学校行きたくないなぁ。それはむりもないか、オレが泣かなかったもの。
P・Sいつまでもあなたを食べてるよ    終
作詞・作曲 片橋
ピッチャー 宏之
この話はノンフィクションです。


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漢字の変換や誤字脱字、改行すべてを忠実に再現したものである。

どうだろうこのラリッた文章は。

当時の片橋少年は何を思ってこの文章を書いたのだろう?

又、どういう頭の構造をしていたらこのような文章が書けるのであろう。

中学生ですよ?

中学生にしてこの文才。

凡人、常識人にはおよそ書けはしないだろうこの文章。

それを彼は中学生という若い時代にすでに書けていたのだ。

末恐ろしい。

彼は類稀なるポテンシャルを秘めているのだ。

彼がブログをやりだしたらどんな文章が出来上がるのだろう?

とても興味深い。

このままその才能を開花させぬまま埋もれていくのはあまりにもったいない。

日本の、いや、茄子の損失である。

一応私から打診はしたがどうなることやら。

彼の今後の動向を要チェキだ。










新・携帯

2005年09月11日 | 真・銀つぶ
本日、ついに携帯を新しくした。

一年と一ヶ月ぶりのNEW携帯電話だ。

今までの携帯よりも遥かにグレードアップしたその携帯は
Vー603SH!!
こいつは優れものだ。
いまや携帯の必須機能とも言える、デジタルカメラ。
こいつが又すごい。
なんと200万画素、光学2倍ズームにオートフォーカスまで付いている。

それだけではない。

なんとテレビ、FMラジオまで付いている。
オプションをつければMP3プレイヤーにもなる。

驚くべきことにテレビの録画までできるのだ。

早速、今日、ばく天のハードゲイを撮ってしまった。

これによりHGを知らない人間にもすぐにHGの面白さを理解してもらえる
資料が手元におけるというわけだ。

なんともすごい。

最近の携帯の進歩はすさまじい。

しかし、問題もある。

携帯の進歩に私の頭が遅れをとっているのだ。

いまや携帯の取り扱い説明書は歴史の教科書並みに厚い。

一通り読むのに何時間かかるのか予想もできない。

それはそうだろう、携帯、ラジオ、テレビ、デジカメ等の電子機器を
一挙に扱うようなものだ。

携帯ユーザーの中で最近の携帯をフル活用できている人間は何人いるのだろう?

おそらくほとんどのユーザーはその機能を眠らせたままにしているはずだ。

しかし、それでいいのだ。

最近の携帯はすでに人知を超えている。

もはやいちユーザーの手に負える代物ではない。

これを扱えるものは人外のものであるとしか思えないのだ。

又、最近の携帯をバリバリ使いこなしている人間よりも
使い方がわからず、まごまごしている人間の方が可愛げがあるというものだ。

人は人らしく生きていかねばならないのだ。

SDカードの導入により画像をPCに取り込めるようになったので
さっそく新しい携帯電話の写真を掲載しようと思ったが、
自分で自分の携帯電話は撮れないということに気づき
断念した。

これもまた人間らしさなのである。






思い出話

2005年09月04日 | 真・銀つぶ
最近近所にできたショップ99。

きゅっきゅきゅっきゅきゅっきゅきゅきゅ~♪
でお馴染の24時間100円ショップだ。

浜松では最近ぼちぼち見かけるようになってきた。

しかし私は以前からこの店に随分お世話になっている。

まだ私が東京で寮暮らしをしていた時、食材の買出しには必ずこの店を利用していた。

この店は普通の百円ショップと違って食品に重点を置いているのがうれしい。
何もかもが百円だ。
深夜でもやっているというのもうれしい。


当時千葉の南行徳に住んでいた私は、このショップ99を含め三店舗の
ディスカウントストアを愛用していた。

三店舗というのがミソだ。

A店では百円だったものがB店では79円だったりB店に無いものがC店で安売りをしていたりする。

そしてそれぞれの店にもカラーがあって、生鮮食品に強い店であったり
お菓子に強い店であったり、名の通った会社の製品に強い店であったり
それぞれ個性があるのだ。

ひとつの店ですべての買い物を済ますのではなく、必要なものの強い店で
それぞれの買い物をするのが私の常套手段だった。

そのためには商品の値段の相場というものを熟知していなければいけない。

カップラーメンは80円を切っていなければ買うべきではない。
5袋入りの袋のラーメンは200円を切っていれば買いだ。
日進やサッポロなどのブランドは安くなりにくい。
特にサッポロ一番系の5袋パックは200円を切ることはほとんどない。
200円前半であれば迷わず買いだ。
これらは意外と薬局などで安売りするケースが多い。

カップラーメンをコンビニで160円出して買うなど愚の骨頂だ。

そういった能力はもはや主婦並みに養われた。


ショップ99の
きゅっきゅきゅっきゅきゅっきゅきゅきゅ~♪
という曲を聴くとあの頃の、涙ぐましい節約生活が思い出されて
懐かしい気持ちになる。

一丁30円の豆腐、讃岐うどんが三玉入って100円、ナスが四本も入って80円、10袋入りの味噌汁の素が70円。

ああ、懐かしい。

思えば、寮で一番いいものを食っていたと言われたなぁ。
そのくせ一番安上がりなのに。
たまにパスタなどを仲間に振舞うとかなり好評だったなぁ。

そして浮いた金でビールを買い、週末に友と飲む酒が又格別だった。
つまみには油揚げに納豆を入れて焼いたものが定番だった。

短パンに上半身裸でネクタイをし、ラウンジで新聞を読みながら
みんなのリアクションを伺うなんて離れ業もあの寮だからこそできたのだ。

休みのたびに屋上で日焼けし、海に行ったと見せかけていた去年の夏。

金は無かったが、人生の中で一番充実していたかもしれない。

もう仲間たちは寮を離れている。
あの寮に遊びに行けないと思うと少し寂しい。

随分東京に行っていない。
ここいらで仲間たちに会いに東京へ行こう。