銀のつぶ

■石の上にも三年目。

ラ道を逝く者 ~其の壱~

2006年03月13日 | ラ道を逝く者
先日、ラーメンレポをやるのやらないのの話をしました。

せっかくなので今回、ラーメンの記事を書こうと思います。


「陸ッぱり魂」に続く待望の新コーナー、

満を持してお送りする新企画、

そのタイトルは



「ラ道を逝く者」



銀つぶ管理人のラーメン食べある記であります。


いままでこの企画をやろうと思い立ってはいたものの、

一年たった今の今までやらなかったのには理由があります。


前回書いたように、私は結構ラーメン屋を食い歩いていまして

多少なりともラーメンにこだわりのある私は滅多にラーメンを誉めません。


そればかりか私は類稀なる辛口評論家なので、

行くラーメン屋、行くラーメン屋全否定してしまいかねません。


銀つぶとしてこのブログを書いている以上、こちらの素性はもろばれです。

下手をすればそこらはっちょのラーメン屋を敵に回しかねません。


狭い浜松、それではここでくらしていけない。

というわけでいままで書くことは無かったんですが、


私頭使いました。


だったらば自分がうまいと思った
ラーメン屋のみ書けばいい。



と言う結論に一年ごしに思い至り、新コーナー発足にいたったわけです。


しかし私がおいしいと思うラーメン屋は滅多になく、

新コーナーと言いつつも単発で終わる可能性は大です。

一発とまでは行かないまでも三部作ぐらいで終わりそうな勢いです。


そんな期待と不安でいっぱいの第一回、

今回行った店は「藍麻翔」






これで「あいましょう」と読むらしい。

ヤンキーばりの当て字をフル活用した、

住宅街のなかにぽつんとある隠れ家的な店だ。


しかしわかりにくい場所にあるにもかかわらず、

結構混んでいる。


それもそのはず、この店、店内に掲げるこだわりのスープという言葉にたがわず

スープがえらくうまい。少し甘口のあっさりダシ。

細ちぢれ麺にスープがよく乗っかりとても食べやすい。

するすると入ってしまう。


メニューはわりと豊富だ。味噌、辛みそ、

「昔ながらの醤油ラーメン」
「普通のラーメン」
「こってり醤油ラーメン」
「スープが一味違うチャーシューワンタン麺」
等。


まぁ味噌、辛味噌はわかるんですがね。

あとの四種類はどこがどうちがうのか?


こういうのは非常にやっかいですね。

どれも醤油ベースです。

醤油派の私にとってはどれもほってはおけません。

かなり気になるところです。

これは四つ全部制さないと気がすみませんよ。


まぁ二週間で全部制したんですけどね。


チャーシューワンタンメンはすこし濃厚な醤油味。

他の三つは背油の量の多さのちがいでした。


私のお勧めは普通のラーメンです。

何事も普通が一番です。


ちなみに下の写真は昔ながらのラーメンです。



写真を撮るのもドキドキものです。



店の雰囲気もアットホームで、

レジのところに飴も用意されています。

きっと子供にあげるために用意したんでしょう。


なかなか心憎い気遣いです。

飴をもらって喜ぶ子供の姿が目に浮かびます。


でも大人の私だって飴は確実に欲しいです。

なので聞いちゃいました。


その飴って子供に上げるために用意してあるんですよね?って。



遠回しで、尚且つソフトな言い回しではありますが、

確実に「その飴くれよ」って訴えてます。


大の大人が飴おねだりしてるんですからね。

それを聞いた店員さんとカウンターに座っていたお客さん、もう大爆笑ですよ。


そんな私のキチガイじみた訴えも快く受け入れてくださり

見事飴を手に入れた私です。


やはり笑いと資格は取れるときにとっておいた方がいいです。

カウンターのお客さんも笑いがよいデザート代わりになったようです。


帰り際、心の中で

「又、世露死苦」とつぶやきながら

手に入れたばかりの飴を上機嫌でなめている私のイタイ姿を見て

一緒に行った友達はきっと

涙で前が見えなくなったに違いありません。


ラーメンだけでなく笑いも提供してくれたこの店、

私の好み指数は五段階評価で4というところです。

ここ最近行った中ではかなり満足でした。