銀のつぶ

■石の上にも三年目。

おかめ伝説 EPISODEⅠ

2006年05月16日 | 真・銀つぶ
世の中に馬鹿というものはいるもので、

私の大学時代、その行動、言動から

我々の伝説にまで上り詰めた人物がいます。



そいつの名は「おかめ」。



私も類まれなる馬鹿ですが、

私の場合は計算されつくされた馬鹿です。


しかし彼の場合は本物の馬鹿です。


卒業して数年、風化しそうな彼の数々の伝説を記録したいと思います。



「おかめ伝説 EPISODEⅠ」







彼とは大学一年の時以来のツレです。

顔はカエルがつぶれたような感じ。

どこで買ってきたの?と言うようなちょい悪サングラスを愛用し

片田舎のヤンキー丸出しの逝けメンです。


しかもそれをカッコいいと自分で思ってやってるあたりが致命的。


そんなおかめ。

本当にいいやつなんですよ。

ただいかんせんこの人相当のビッグマウスでしてね。



言ってることとやってることは成り立ってないんですけど

おかめ=ビッグマウス

の方程式は成り立ってしまうほどなんです。


そんな彼ですが私と「陸ッぱり魂」に出てくるM氏とは

ちょくちょく遊んでました。
 

その日も三人で釣りに行こうということになってたんです。

しかしM氏はあまり乗り気でない。

今でこそ狂ったように釣行に出かけるM氏、

この頃は釣りをほとんどやったことが無かったんですね。


「ホントにおもしろいの?」といかにも不満げに聞いてきます。

「面白いから一回やってみろ」と私が答えれば

「俺やり方しらないぞ?」と反論してきます。


そしておかめが言います。


「俺小さい頃から釣りやってたから、
釣りの事なら大抵わかるぞ。
釣り博士と呼んでくれ。」
と。



なるほど頼もしい限りです。


当時、今ほどではないにしろ私も釣りの知識はそこそこありました。

まぁしかしせっかくこう言ってくれてる訳ですから

そこは彼の顔を立ててM氏の面倒は任せることにしました。


そして三人で夜釣りに行く事になったんです。


釣り場はテトラポットなどが立ち並ぶ場所。

そこで黒鯛やらセイゴやらを狙おうと言う魂胆です。



まぁテトラポットが密集してる場所ですから、

当然障害物が多いわけですね。

海の中然りです。



基本的に釣りと言うのは釣り場に合わせて、

釣る魚にあわせて仕掛けを換えていくのがセオリーです。


当然ここは障害物が多いですから、

極力引っかからないよな仕掛けを作るのがベストです。


私は軽めのおもりに、針をつけただけのシンプルな仕掛けで望みました。

そして自称釣り博士のおかめさんの仕掛けはと言うと、

やはりおもりに針をつけたシンプルなものでした。


文で説明するとほぼ同じ仕掛けを作ったかに聞こえるでしょう。

でもね彼の使ったおもりは、















Vfsh0059_5 ←これです























まぁ見ていただければわかると思います。

普通のおもりではありませんね?


これは「ジェット天秤」と言うもので


文字通りジェットのごとく飛んでいきます。



見ての通り弾丸のような形状をしており

空気抵抗を受けにくいため、主に遠投用、

遠くへ飛ばすためのおもりとして使われています。

浜などでのキスつりに良く使われますね。



間違ってもテトラポットじゃ使いません。




そんなおもりをこの局面でチョイスしたおかめ。

障害物密集地帯でジェット天秤使う事自体すでに天文学的馬鹿なんですが、

まぁここから遠投してなにかを狙うんだろうな?と思っていました。


なにせおかめは自分で釣り博士を自負している男です。

私の知らない釣り方を知っているのだろうと。

当時ホントに思ってましたから私も救えません。


当然M氏の仕掛けも同じくこのジェット天秤をつけられていました。


そして次の瞬間本当に今でも色あせずに鮮明に目にこびりついています。



衝撃の映像でした。



遠投するかと思われていた仕掛けを、
テトラポット障害物地帯に
これ見よがしに投げ入れたんです。




まったくありえない光景ですね。

ホントに馬鹿かと。

本物のアフォかと。

こいつは魚を釣る気がないだろうと。

ハナから地球を釣る気なんだろうと。



もう見てわかるじゃないですか。

明らかに引っかかる気満々な形したおもり使ってるんですよ?

それをこの障害物地帯で使ったらどうなるかなんて

ちょっと考えれば小学生でもわかりそうなもんですし、



増えるワカメちゃんを
水に浸したら、ワカメが増える




のと同じぐらい明らかです。


それを堂々とやりやがりました。この馬鹿は。

この時点でもう彼は

コリン星の住人だと言うことが
確定しました。



なんちゃってヤンキー口先男おかめの誕生の瞬間です。


自分のことを釣り博士とまで言っておきながらこの有様。



なんですか?



君の言っている博士と言うのは
最近流行の80分しか記憶の持たない
博士のことですか?


こんなんじゃ魚など釣れっこありません。



釣れて地球です。



かわいそうなのでM氏の仕掛けを私と同じものに変えてあげました。





魚釣りには「時合い」というものがあります。

潮の関係で釣れる時間帯が限られてるんです。


その時間を的確に攻めた私とM氏、二人とも釣果を上げました。

M氏に至っては見事に30cmのセイゴを釣り上げました。

これに味を占めたM氏は釣りキチの道へ身を落とすことになるのですが。


そんな絶好の時合いの時に釣り博士はというと、


電話してました。


まったくもってあり得ない馬鹿です。



地球釣り用の仕掛けをこしらえ、
肝心な時合いを電話で暇つぶし。




さすが80分しか記憶がもたない博士です。

どうやら魚の釣り方も忘れてしまったようです。


自分のことを釣り博士と、さも自分は釣りがうまいんだと

言っていたにもかかわらずこのていたらく。

言ってることとやってることが真逆です。


そのビッグマウスによってもたらされた驚愕の事件。

「ジェット天秤事件」として未だに語られています。


この日彼は魚は獲得できませんでしたが

呼び起こしてはいけない才能を開花させ、

使えない、口先男の代名詞、おかめの称号を獲得しました。









次回予告

荒ぶるカメも落ち着きを取り戻し、

一時は平穏を取り戻したかに見えた。

しかしヤツが再び復活し我々の前に現れる。。

より強力になったビッグマウスになすすべを失う仲間たち。。

舞台は四年後、あの惨劇が再び繰り返される・・・



おかめ伝説 EPISODEⅡ

Coming Soon・・・




今年のラッパ

2006年05月11日 | 真・銀つぶ
茄子の幼稚園児たちに
ラッパおじさんと呼ばれています。




「お兄さんでしょ?」という問いかけに対して、

なんら躊躇なく「おじさん!!」と言い放たれました。


幼稚園児から見れば26歳はおじさんなんですね。

無理もありませんが、軽く泣けました。


そんな私ですが今年は、ラッパ隊の副隊長にクラスチェンジしたため

ある程度責任ある立場におかれました。


茄組ラッパ隊を率いる立場の人間として、
威厳と尊厳をもって職務にあたろう。



まぁ常識人ならそう考えるでしょうが

言ってみれば私、

非常識が服着て歩いているような人間ですよ。



周りの迷惑省みず、
好き勝手やらせてもらいました♪




太鼓のリズムは変えるわ、

中高生を使ってラッパのメロディーは変えるわ、

今までやったことのないぐらいの

超高速再生を試みるわ、



やりたい放題でした♪



去年から考えてきたことを、

副隊長という権力を手に入れたことをいいことに

そのまま実行に移してしまいましたよ。



しかし、やっていることはとても高度なことなので

一人一人にかかる負担は浜松だけに

うなぎのぼりです。


いや~、

ラッパ隊員たちの

恨めしい視線が痛かったです。


何無茶してくれてんだ?と。



幸いにもうちのラッパ隊は優秀者揃いなので

私のやりたいこと、100%かないました。


非常にありがたかったです。

この場を借りてお礼申し上げます。


ありがとうございました。


まぁ、皆さんを馬車馬のようにこき使い、

ぼろ雑巾のようにしながら幕を閉じた今年のラッパ隊ですが、

そのおかげで、




確実に
去年よりかっこよかったです。




これだけは間違いないと思います。


又、副隊長の分際で

命令違反、越権行為、職権乱用、

様々な軍法会議物の行動を許してくれた隊長に、

敬礼。



しかし、やりたいことはまだまだたくさんあります。


今年凧場で、

凧印が漢字で大型淡水魚の名前の町の

女性太鼓二人組を見ました。


男が持つような大きな太鼓を平然と叩き続ける姿が

とてつもなくかっこよかったです。


思わず見とれて数分間、

萌えてしまいました。

魅入ってしまいました。




なので

うちにも女性太鼓師が欲しい。
又、女性ラッパ師が欲しい。

こう思います。


また、こうも思います。


今年初めて公式の場でお披露目した

JAZZYなメロディー、

現在、中学生が一番のみを吹けるという未完の状態です。


こいつの二番を完成させる。


そしてファンファーレ、一番、二番、三番の他に、

新に、口休めのための間奏を目的とした


四番を作り上げる。


これが実現したらさぞかっこいいでしょうね。


考えただけでゾクゾクします。



しかし小学校から高校まで

音楽の成績で3以上をとったことのない私は


作曲能力が0です。


なのでこれは若さと、才能溢れる、

中学生、高校生に任せたいと思います。



これらすべてを実現することは

ただならぬ険しい道を通ることになるでしょう。


一年やそこらで実現できるとは思いませんし

ましてや私一人では不可能もいいとこです。


なので共感者が老若男女問わず集まって、

より高みを目指せたらいいなと思います。



今年、テレビ中継に映り込み、

TVデビューを果たしてしまった私。

芸能界入りの日は近いです。



そうしたら神の頂に達した茄組ラッパ隊で

CDデビューしたいと思います。


祭り終了

2006年05月07日 | 真・銀つぶ
片付けまでが祭りです。


というわけで、昨日無事片付けも終わり、

2006年度浜松祭りが終了しました。


今年の祭り、皆さんいかがだったでしょうか?



私的に今年の祭り、

去年の抱負の通りの祭りが出来たと思っています。




祭りなんて基本的に自己満足の世界ですからね。

世間様に認めれられなくても

自分がそう思えたならそれでいいんです。


いいんですよ。
絶対に。






今年は志を同じくする新たな仲間が増えました。

皆、「祭りを盛り上げたい」
何より「祭りが楽しい」と口をそろえていいます。


うれしい限りです。

やっぱ基本はそれですよね。


しかしこうも言います。


「勝手がわからず、
何も出来なくてすいません。」



当然です。いきなり出来ちゃう人なんていませんよ。

そんなの気にする必要まったくありません。

何も出来なくて当然、何もわからない方が自然です。



新に祭りに参加したいと思ってる人が、

自分は何も出来ないからと引け目を感じてるのであれば

それはその人が悪いのではなく

そういった人たちが来にくいような環境を作ってしまっている

我々に問題があるのだと思います。



今年、祭りに参加してみたいんだけど、


「勝手がわからないから祭りに出づらい」


「輪に入りつらい」


こういう考えを持つ人はやっぱり多いんだなと感じました。


祭りのノウハウをわかってる人が偉くて

その人の言うことが絶対である。


私はっきりいってこういう考えはクソ食らえです。


あれだけの人数が集まって一つの組織を動かすわけですから

いろんな意見があって然りだと思うんですね。


だからどれが一番正しいかなんてその時によっても変わってきますし

人の捉え方によっても違ってきます。


それが祭りの難しさであり、妙味でもあると思うんですが。



ただ、祭りを熟知してる人の考えが

必ずしもすべて正しいとは限らない。


祭りを知らない人が持つ考えもどんどん聞いて

温故知新していくべきだと私は考えます。



回りくどくなりましたが

何がいいたいかというと、

遠慮せずにどんどん参加してね♪

ということです。


実はシャイでバカッつらな青年部、

話しかけてくれれば皆しゃべります。


今年も面白キャラが加わりました。

ますます面白くなってきましたよ。

来年も楽しみです。



さて、みなさん、明日から


現実に戻りましょう。