監督 ロン・ハワード
ハーマン・メルヴィルの名著「白鯨」のモデルにもなった捕鯨船エセックス号沈没事故の真実を描き、2000年度全米図書賞ノンフィクション部門に輝いた小説を映画化。
巨大なマッコウクジラとの激闘で船を沈没させられた捕鯨船の乗組員たちの過酷なサバイバル劇を、ロン・ハワード監督が圧倒的なスケールで映し出す。
なるほど、これが名作「白鯨」のオリジナルストーリーですか。
大変、勉強になりました。
鯨の映像は圧巻。
あの大きな鯨をどう射止めるか気になるところではあったが、なるほど納得させられた。
そして船乗りたちの心意気と覚悟がなかなか考えさせられるね。
何が正解か、答えはないが、それぞれが生きる道を見つけ極限の世界で判断していく。
キツいシーン、グロいシーンで客を惹き付けようと思えば簡単に出来たであろう今作であるが、あえてそうはしなかった監督ロン・ハワードの手腕にわたしは拍手を送りたい。
そしてもう一つ、捕鯨という物も一つのテーマになっているのではないか。
考えさせられる映画でもありました。
それからもう一つ、今回もユナイテッドシネマ新潟で鑑賞したが、途中、音声がおかしくなった。
それも演出かと思ったが、どうやら違った様だ。
かなり不愉快ではあったがクレームを言うのも大人気ないのかもしれないと思い何も言わずにいたが、どうにも腑に落ちないのも事実だが今更どうにもならないし。
せめてここで述べさせて頂きました。