監督 ガブリエル・ムッチーノ
父親と息子の絆を描いた『幸せのちから』のガブリエレ・ムッチーノ監督が、ニューヨークを舞台に、小説家の父親と幼い娘の愛を描くヒューマンドラマ。
今は亡き父親の愛を知り、人を愛する事ができなかったトラウマを克服していく少女のその後の姿をアマンダ・サイフリッドが、その父親をラッセル・クロウが演じる。
単なる感動的なドラマかと思って観に行ったけど、これがなかなか重たいテーマで驚きでした。
まあ正直、何が言いたいのかよく分からんストーリー展開でしたが、終わってみればなるほど、要するにファザコンな訳ね。
父の愛情を欲するが為にそんな行動をとってしまう娘の姿が痛々しく見えたり、あるいは堕落しているようにも見えたり。
映像構成が頻繁に前後するので多少の混乱はある人もいるかもしれませんが、私はこれでアリだと思いました。
まさに小説の手法をそのまま映像にした感じは、小説家の話ならでは良かったんじゃないかな。
そして今回とても印象的だったのはアマンダ・セイフライドの演技ね!
ただの可愛い女の子女優じゃないみたいね。
いい表情をするんですよこれがまた
ラッセル・クロウに負けてませんでしたよ~
同監督作品のイメージとは、またちょっと違った視点で観れる今作品、観ておいてもいいんじゃないでしょうか。