監督 ダニエル・エスピノーサ
09年版「このミステリーがすごい!」海外編で第1位に輝いたトム・ロブ・スミス原作のミステリー小説を映画化。
1950年代、犯罪なき理想国家を掲げるスターリン体制下のソ連で起きた、子供ばかりを狙った連続殺人事件と、その行方を追う捜査官の姿が描かれる。
危険を顧みず、事件の真相に迫っていく捜査官をトム・ハーディが演じる。
実際にあった猟奇殺人事件であるチカチーロ事件をモデルにしたフィクション映画です。
まさにその事件を主軸としたストーリーかと思いきや、身内の裏切りやら人間関係やら出世競争やら、てんこ盛りな内容にちょっとお腹一杯だったけど、緊張感のある展開運びや、ちょっとしたアクションシーンなんかもあって、個人的気は楽しめた内容だったかな。
夫婦のあり方、子供を思う気持ちなんかがね、今までのソビエトのイメージをいい意味で覆された感じで良かったんじゃないかな。
ただし、突っ込みどころは満載です
まぁ、これだけの内容を2時間半で納めただけでも立派かな?