インプロヴィゼーションの彼方に

人生ヨウスルニインプロヴィゼーション

Lock Up the Wolves/ Dio

2005-06-30 00:13:12 | 今日の一曲
昨日マーティさんがDioのHOLY DIVERを弾いていたのに影響され、帰りの電車でDioを聴いた。音漏れしないようにそっと。Dioといえばジョジョの奇妙な冒険ですが、私は一聴しただけで袖をカットしたTシャツにぴったりジーンズもしくは革パン、金髪ソバージュに80年代PV独特のうっすらコモッタ映像が目下に広がっってしまう80sHR/HM常套句的泣きの3度意識高いギターリフ・マイナー調・ドラマティックミドルテンポのお手本チューン「Rock'n Roll Children」が好きです。ギターは若い頃マシンガンピッキングで名を馳せてたらしい、もはや(今も?)DEF LEPPARDのVivian Cambel。あと『Lock Up the Wolves』収録の「Wild One」。これは当時若干17くらい?まだあどけない顔でDioに抜擢されデビュー、当時その輝かしい未来を約束され大々的に某ギター誌(YGしかない)でフューチャリングされていたかのように見えたEddiy Van Halen~Paul Gilbertの流れ直系ハイテクニカル若者ギタリスト、まさにギターキッズローワン・ロバートソンのギターが冴え渡る一曲。でも名曲とはいわない笑。歌はさすがDioだけど別にメロディーよくないし、速いシャッフルはまるでMr.BIG対抗意識かのようである。でもクセになるノリノリギンギンハイテクディストーションギターリフでとてもかっこいくてたまに聴くとカタルシスを得まれす。ギターソロとかYGプッシュまんまの音像と腕前だし。間違いなく当時の次世代HRのA級グルーヴ出てる。これだけウマくても、悲しいかな当時既にHM/HRは衰退の一途を辿る最中、Dioの1作品だけで脱退しそれ以後彼の名前を聞く事は少なくとも俺の耳には入ってきていません。あの人は今。

faster! / MO'SOMETONE BENDER

2005-06-26 23:18:49 | 今日の一枚
先日一緒にライブいったi後輩に買っておいてもらっていたモーサムの「faster!」を受け取ってはいたものの、ESTのライブの余韻のために昨夜はモーサム聴く気にすらならず封すら切らずに放置しておいた。で仕方なく今日封切りして聴いてみた。これはなかなかの快作!なんか余裕のアイデンティティーが確立されたような気がした。ギターボーカルの百々がrelax誌で「モーサムというバンドの決定打が出るらしい」と他人事みたいに言ってたけどそれとはこのことか。このバンドが持つガレージパンクな疾走感と決して媚びてないPOP感がいい感じに昇華されてる。そんな変化は感じるけど、モーサムファン(どれぐらいだよ)はけっしてがっかりしないだろうな、と思う。だれもかれもが生ける屍、このHEAVYなTOKYOで変わらないで生きるのはとても難しいけれど、変わらない彼らのスタイルは貫かれている。この町は嫌いだよ このビルは嫌いだよ この道は嫌いだよ どこにもいきたくはない
ここにいるよ

Esbjorn Svensson Trio Live in Japan 2005

2005-06-26 02:55:21 | 今日の出来事
昨日遅く始まった職場の人たちとのカラオケ帰り、終電東横で俺はi podでMiles DavisのBiches brewを聴きながら、満員の中を一人立っていた。武蔵小杉についたあたりだろうか、急に立ってられないほど気分が悪くなり吐くか倒れると思って日吉で途中下車。なんだか急に疲れがどっときたみたいです。思えば今までも仕事と学校キツキツだったしこれからも嬉しくも在宅での副業も入りキツキツだしそれでも俺より職場の上司はもっとキツキツキツだし、休まる時なんて人生ないのかな、という思いと、俺なんかでキツいなんていえないという窮屈な思いが気もぬけずに疲れにつながっていたのかもしれません。とりあえず30秒座ってすぐに意識を取り戻し、虚ろな意識でBiches brewのせいかなと思い、また横浜に向かいアネキに連絡して運びだされた。グッタリ。

そんなグッタリした体調を引きずりながら、遂に今日ESTのライブを見た。場所は欲望渦巻くセクシャルな街渋谷文化村オーチャードホール。オーチャードホールはじめて入ったけどさすがオペラ公演なんかをやるスペース、VIPな感じ。一緒に行ったI後輩と俺は二人そろって汚いカーゴパンツに汚いポロシャツ。明らかに場違いであった。渋谷にあんなにきれいで大きな空間があったなんてビックリ。そんな会場、入った瞬間広すぎるステージの中央に互いの距離が非常に近い場所にまとめられたグランドピアノとドラムキットが光に乱反射して静かに輝いていたのが印象的。客入れのSEも北欧感を感じさせるサウンドスケープがうっすらと会場をコーティングしていた。JAZZのライブなんてはじめての我々はそわそわしながら開始十分前まで我慢したトイレを済ませ、開演を迎えた。
おもむろに3人が出てきて楽器の前に座り、静かにピアノのAにあわせベースをチューニングし、演奏が始まった。『Viaticum』一曲目「Tide of Trepidation」。ヤバかった。ステージ中央の距離の近すぎる3人の静かに熱い演奏にどんどん吸い込まれて時間の感覚が薄れてゆく。広い会場なのに過剰なマイキングもされてないようで、ほとんど生の音に近いサウンド。やっと体感した北欧JAZZ、その美しい光景に目が潤んだ。いやマジで。もの凄い繊細。もの凄い開放。その両極のふり幅広いだけに、ふられる度に鳥肌が立った。ピアノを弾くEsbjorn Svenssonは全身がグルーヴしていてカッコよすぎ。右足ヤバい。エモーショナル。全部が音楽。すごかった。やっぱりピアニストになりたい。今朝DVDで予習した俺とEST出会い曲「Dodge the Dodo」も聴けた。一番好きな曲「Behind the Yashmak」は聴けなっかった。それでも充分満足のライブでした。渋谷の喧騒から何億光年と遠くに冒険したよ。星が見えたよ。

その夜汚い我々は汗だくになりながら木村カエラバリのカワイイ店員のいる原宿餃子を食べ夏を感じ、次回のMO'SOMEタワレコライブに目を向けた。心の回復を果たした一日。

ハルジオン / BUMP OF CHICKEN

2005-06-23 23:33:17 | 今日の一曲
明日カラオケに行くかもしれないということもありなんとなく日本語の歌を聴きいた。で久々にBUMP OF CHICKEN聴いたら幾分しびれた☆基央君いいね。たまにいる声だけで持ってける声の持ち主だね。声だけで青春感じさせるね。演奏は。。ライブよりCDばっちりだね。バンドらしさとか特にない感じで関係ないようだけどバンド形体であるというだけで基央君の声がすごいね。ハルジオンは私の内側にBOOWYから形成されたと思われる8ビートポップ+THE BLUE HEARTSから形成されたと思われる青春純粋一直線衝動ロック+TMネットワークいわゆる小室から形成されたとおもわれるマイナーメロディーポップらの恩恵を受け培われた日本語ロックの快楽コードを刺激するに充分なキラーチューンですね。なんだかんだで感じちゃう。明日はきらいだよ なまえはきらいだよ 感じることはやめないbyもも

東京大学のアルバート・アイラー / 菊地成孔+大谷能生

2005-06-20 23:59:25 | 今日の一冊
菊地成孔が東京大学非常勤講師として大谷能生と行った去年の講義を書籍にした『東京大学のアルバート・アイラー』を読了。読みやすくて面白かった。『官能と憂鬱を教えた学校~【バークリーメソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史』も読んでいたしその本出たときは著者二人によるタワレコで講義という激渋いイベントにも行ったことがあるし、講義の雰囲気もイメージしやすかった。内容は2冊ともそうで反復のおかげでまた理解が深まるわけですが1722年12音平均律によるオクターブ内をデジタルに12分割し音楽を数値化して理解しようとすることが始まりバッハ的な機能和声で音楽が作られてきてプレモダン~モダンジャズの発生、と同時にバークリー音楽学院のシンボリックな理論体系がそれらの音楽を分析するのに相性ドンピシャ、おかげで相互に発展していきモードに行き着きエレクトロニクスによってバークリー理論で処理しきれないとこまでいく、モダンジャズの終焉、数値化の今のところの極限MIDIの誕生まで、という大まかにとらえるとこんな感じの難しそうな音楽史の流れを楽しくわかりやすくぼんやり理解できる。ぼんやり。菊地成孔の本は言葉難しいけど非常にわかりやすいからJAZZ本にありがちなとっつきにくさ読みにくさがなくて好き。一生かけて気長に学んで生きてく予定の音楽特にトラウマチックに苦手意識あるジャズを学ぶためのテキストバイブルとなりそう。去年結構木曜休みだったから講義モグりりゃよかった。

ビートルバーナーというらしい

2005-06-19 23:33:54 | 今日の出来事
青葉大宮店行った。ウマい。ラーメンは魚ダシが好き。ウチの近くの立場にある異様な名店カミカゼも魚ダシ。焦がしネギラーメン最高。大宮ロフトは行ってない。MO'SOMETONE BENDER新曲買った。狂ってた。陽気な狂気。大丈夫。レコ発タワレコイベント行くぞ。頼んだぞももる!
Neoliveの新しい店舗が横浜にできたの?どこ?行きたい。会いたい。髪切りたい。

miles electric / Miles Davis

2005-06-18 02:04:54 | 今日の一本
今日Miles Davisのmiles electricを購入。ワイト島ロックフェスティバルのライブ映像+マイルス含むいろんな人のインタビュー映像で綴るDVD。1970年、アイルランドかそな辺の島ワイト島で開催されたロックフェスティバル。思えば昔、まだ俺はCARCASSとか激しくエクストリームで激しく美しいメタルを本気で好きだった高校生くらいの頃、このフェスの映像というか記録映画が世界解禁になったとかならないとか憶えてないけどそういったなんかしらの節目で確かNHK衛星で初公開され、情報量少ないくせに音楽好きを気取っていた俺はしっかりその放送を録画し拝見、その記録映画からいろいろ忘れられないアーティストの映像を憶えた。このフェスは死ぬ2週間だったか2ヶ月前のJIMI HENDRIXのそういわれてみれば意味深な表情のライブや、プログレスーパーグループEmerson,Lake&Parmerが確かデビューライブで、若かりしKieth Emersonのオルガンを斜めに傾けそしてジャンプして飛び越えて反対側から弾きまくる鮮烈なパフォーマンス、JETHRO TULLのIan Andersonの片足で立ちながらブルージーにフルート吹く姿の汚いカッコよさ、DOORSのまさにジ・エンドを迎えるかのようなお先真っ暗なTHE END、TEN YEARS AFTERのAlvine Leeの狂ったようにギター弾きまくる姿、いまやQUEENの助っ人ボーカルPaul RodgersのバンドFREEのall right nowの単純なリフをやけにノリノリでカッコよく弾くPaul Kossoffのギター等等。。ざっと記憶力の低下を感じまくる今思い返しても若い記憶に焼きついた記憶がどんどん甦る。そして電化マイルスバンド。そのTVでは5分くらいの演奏シーンしかなかったし、高校生の俺はJAZZなんてまったく知らないしよくわかんなくってFUNKもBLUSEもよくわかんなくって、さらにこの時期のマイルス。当時の耳と感覚ではほとんどフリージャズか適当な演奏なのかとにかく難解でとっつきにくいとしか思えなかったし実際それ見てどうかなったわけではないが、Miles Davisのステージング、吹き方とか間とか、トランペット構えた姿とか、いちいちとってもカッコよくて記憶にしっかりと焼きついてて。そして時を経てJAZZについてもMiles Davisという人についても1970年という年についても昔よりほんの少しは多くの情報がインプットされた今、ワイト島での電化マイルスだけをこうして見る。めちゃくちゃカッコイイ。Milesのしぐさが、フラッシュバックしてさらにカッコイイと思えた。そしてそういわれてみればメンバーにKieth Jarrett。大門バリのサングラスかけてラリって揺れてるおっさんに若い頃は生理的に抵抗を覚えたものの、ヤバいですね~かっこよい!今あらためておもうとChick CoreaとKieth Jarrettのツインキーボードって凄いグループだ。てな感じで大体満足ですがこのインタビューシーンが8割を占める構成のこのDVD、経費ケチって日本版より安い輸入版買ったために字幕でないので結構失敗した!こんなにインタビュー多いなんて。。英語勉強するモチベイションにつなげるか。

モデル

2005-06-17 01:00:11 | 今日の出来事
今日長い夜への期待を胸に行き交う人々で渦巻くセクシャルな都市渋谷で私は一人寂しく夕飯を食べ帰る途中、モデルのディーンとすれ違ったような気がしてならない。話し声もがん似てたが周りは誰もが目の前の恋人たちに夢中で気づいてないようだし一瞬だったので定かではない。

卒業制作物

2005-06-16 00:41:25 | 今日のサイト
いろいろ問い合わせもあったので公開しちゃいましょう。技術力の低さに私を悩ませる原因ギタリスト向け音楽理論教育(確認?)コンテンツ
コレは音楽雑誌や教則本は、それ自体紙媒体なので音情報をもちえないものとの連動を図って配信するというサイトの位置づけです。最近はCDと連動しているものが多いがまあその代わりになればという感じです。紙媒体は音を持たないし、CDはヴィジュアルを持たない。楽器を演奏するということに当たって、音と視覚の情報は絶対条件ではないけれども、あれば理解が早いもの。というわけで両方の情報を持つサイトでやってみようと思い。手軽に目で見て耳で聴いて楽しんでもらおうと。とはいえ音楽理論の情報は何から何までって膨大で、Cの世界を提示するのみにとどまる中途半端なのができました苦笑。
特徴は、一応音楽サイトというわけで音にこだわりを見せ、グローバルナビゲーション(TOPとかのボタン)それぞれに同じダイアトニック環境の違うコード(和音)を配し、こっそりストーリー性をもりこませておいてマウスがのっかると音が出て、そのコードの組み合わせをユーザーがなんとなくちんたらいじちゃって地味に楽しめるようにしてある点、サブメニューの項目major、minor、dominantにそれぞれドの音+majorならメジャーを決定付ける音程長3度、minorならマイナーを決定付ける音短3度、dominantには7thコードの特徴音短7度が加えられた2和声音がさりげなく配してあります。音による地味なカテゴリーわけ。音程聴き取りに対する刷り込み効果も期待して笑。とあとはヘッダーと左袖の緑いグラフィックはギターをギターに見せないギターの画像を使用して、サブリミナル効果的ににギターサイトだということを刷り込む努力をした点(こじつけ)。というふうに、口で細かく言わないと誰も気がつかない何も伝わらないサイトになっているわけです。
因みにギターの音はTAK氏の協力を得て全部自分でギター弾いて採りました。地味に。あと因みにトップボタン押してもトップには戻れません笑。鍵盤も動かすつもりが間に合いませんでした。デザイン力5段階中2という評価も講師の方からいただいてますのでセンスのなさはあしからず☆

萌えー

2005-06-15 22:34:20 | 今日の出来事
今日俺は、上〇彩(←一応検索対策)が昨日の某TV番組の収録で実際に着用した、寝たままの体勢で本とかテレビが見れちゃうという中に鏡の入ったおもしろメガネ、まさにその生のメガネをかけた!いやほんと。これ。かけたてのホヤホヤを朝一でいただいた。間違いなく間接的にあの〇戸彩と触れたわけです。今日ほど細胞レベルやミクロ単位の世界を妄想し感覚を研ぎ澄まさしたことはこれまでの人生でありません。何の番組なのかは情報公開解禁期間とかあるようで多くを語れない雰囲気なので、また解禁の際に明かします。かも。

仕切りなおし

2005-06-14 23:59:57 | 今日の心象
卒業制作課題が終わったものの。土曜日の発表以来、実はすっかり落ち込んでました。相当に疲れ相当に時間を費やしたのにサイト制作に関して何もできるようになってない自分のしょぼさに。自信をなくし。。そのおかげでブログ更新も滞ってしまっておりましたが、今日そんな暗鬱気分晴れぬまままた帰宅してみると知らない方からPCにメッセージが。どうやらこないだの卒制作品プレゼンの時に見に来ていたOBの方らしく、俺の卒制に感動してそのことを伝えたくてメールしました、とのお言葉をちょうだいした。とても嬉しい!ありがとうございます!苦しんだ末にできたモノたどり着いた場所は今現在理想とは大きくかけ離れているけれど、それでも一人でも誰かに何かを伝えることができたということが実感できた。久しぶりの伝わる感覚。がんばっていればきっとどこかで・・的な言葉は、現実的ではなく、そもそもがんばるという言葉の容積には甘えも大いに含まれる可能性があるのであまり使わないし好きではないが、あながち完全否定することもないのだろう。ここ否定していると、自分に甘えも許せぬストイックさのみが膨張して、追い詰めて自分の可能性逆に狭めるのがオチ。小さい。最近小さい!いまからここから仕切りなおして前を向こう!