インプロヴィゼーションの彼方に

人生ヨウスルニインプロヴィゼーション

リリィ・シュシュのすべて / 岩井俊二

2007-02-02 01:28:32 | 今日の一冊
気にして気にして避けて気にして
今日まできた作品
ネット掲示板を模した横書き
斬新な電車男スタイルなスタイリッシュ小説
「リリィ・シュシュのすべて」
原作を今読み終えました。

うーん

暗い

青い

救いは僅か。

僅かな救いも幻想に過ぎない。

ついでにリリィ・シュシュのアルバム聴いてみております。
むぅぅ

しかしそれにしても虚構と現実を行き来してしまってる
クリエイティヴなプロモーションセンスには非常にシビれる

今週末はTUTAYA半額のため借りてしまっているDVDみます。
必ず凹むみたいです☆

ハイブリッド・ヨガ / 船木誠勝

2006-05-08 23:19:10 | 今日の一冊
ハイブリッドな格闘家・船木誠勝のハイブリッド肉体改造に引き続き、今度は話題のヨガで心身の活性化と潜在能力の開花を図るべく、Amazonで注文していたハイブリッド・ヨガが到着しました。といってももう1週間くらい前にだけど。でも結構待った。どうやら品薄風。こうしたムック本ってゆうのは、販売展開時期を過ぎるとまず実店舗ではなかなか見つけることができない商品、売らないんだから広告もされることもなくなるから普通売れない商品で、今まさに話題キーワードの「ロングテール」市場にドンピシャに当てハマる商品ですね。さらには船木誠勝に興味を持ちハイブリッド肉体改造をクリックしまくったからこそ、Amazonの自動オススメ検索機能により、このハイブリッド・ヨガ本自体の存在を知ることができたわけで。まさにWeb進化論的Amazonのすばらしい巨大なシステムを実感である。
という話はさておき、ハイブリッド・ヨガ。もうなんでもハイブリッド付けるハイブリッドレスラー船木氏による「クンダリーニ・ヨーガ」をベースにしたオリジナルなヨガらしい。でも基本は「火の呼吸」と呼ばれるおそらくヒクソングレイシーがトレーニングしてるビデオ内でいつもよくやってるあの「フン、フン、」てゆう腹式呼吸。をマスターし肉体を覚醒させるというわけです。そしてその効能はというと、

●頭脳明晰となり、冷静な判断力と直観力を養う
●ストレスを抑え、情緒と肉体のヒーリングに役立つ
●神経系統を強化し、過去のトラウマなどに対する反応を緩和する
●血液、粘膜、肺を浄化し、蓄積された有害物質や老廃物を体外に除去する
●能力開発と意識のコントロール
●自然治癒力と免疫力の強化
●各神経叢を刺激し、精神と身体の支配を確固としたものにする
●内臓・神経組織の強化と筋力アップ…etc


といった具合である。こういうオカルティックともいえるほどの身体と心の健康のお話はとっても大好きである。読んでるだけでワクワクのよだれモノ。藁にもすがるおもいである。U.K.(プログレ)ばりにメンタルメディケーションである。精神と肉体の直結感、人間は健全な心身のポジティブな状態こそ予期できない元気な力を発揮できちゃうバランス感は、自分の身体を通しこれまでの人生で十二分に感じてきたから気になるお話。70分に及ぶDVD付で2100円は意外と安いかも。しかも船木氏らしく腕立てふせ中に無理やり「火の呼吸」を組み込むメニューがあったりするところが普通のヨガとは一線を画したまさにハイブリッドといえよう。脳と肉体をバージョンアップ。フン、フン!

夢はカフェ開業

2006-04-14 22:19:03 | 今日の一冊
何かをはじめたい季節、春・spring。自分のメシくらい自分で作る!クリエイターを志向するならば味もクリエイティヴに生活からクリエイティヴに。ごく最近意識高めて料理はじめました。学生時代も自炊したのは在学日数の1%に満たなかったのではないか、という超初心者の私ですが。バイブルはケンタロウの10分ごはん。10分でうまい。しかも俺にも簡単。俺が作ってもうまい。食いたいものばかりで作りまくり。レシピって初めて感じたけど素晴らしい!その通りに混ぜたり焼いたりするだけでおいしいたべものが作れるなんて!料理界に疎い私にしてみると魔法のやう。レシピ最高。味を伝える。伝承。KANSAS。どんなに仕事でつらい日もフラれちゃった日も、たった10分でおいしいご飯が作れてそれってけっこう幸せな気分になれるかもしれんし~なれんかもしれん。

ハイブリッド肉体改造法2 / 船木誠勝

2006-04-06 23:34:33 | 今日の一冊
何かを始めたい季節、春。俺はこれで生まれ変わります。パンクラス創始者で2000年にヒクソン・グレイシーとの歴史的熱戦を最後に格闘技界から引退したハイブリッドレスラー・船木誠勝氏の長年の肉体改造研究の成果がぎっしり詰まった秘伝の書『ハイブリッド肉体改造法2』。みなさん意外に思うかもしれませんがわたくしは小中高と運動部でした。女の子にモテたくて。しかし、部活動で毎日結構運動してたのにもかかわらず、どうも筋肉のなかなかつかない悲しい子供でした。そんなわたくしが、いまさらどこへ向かおうとしているのでしょうか、肉体改造を決意。表紙が面白いからいきなり2からです。単なる筋トレによる筋肉に負荷をかけるだけの肉体改造ではなく、カロリーや栄養素の面からもロジカルに解説されており総合的な肉体造りが望めます。さすがハイブリッド。基本的にいつもひょろい私ですが、次に会った時、表紙の船木選手ばりだとおもいますよ。パンツ一丁!日本経済新聞一丁!

世紀末救世主伝説

2006-02-22 00:24:54 | 今日の一冊
JUMP Remixでジョジョが毎週刊行されるのかと思いきや、山岸由香子の後からまったく刊行されない事実に気がつき、最近は日本男子の愛と友情の教科書的名作『北斗の拳』を一気読み!コンビニで600円のやつ。通勤電車で読んでいます。バカみたいに堂々読んでいます。拳王ばりに堂々と。ゴォォォッッ…。すぐ隣に座った人がかわいい女の子とかだと血塗られたページを見ているのが申し訳ない気分になります。だが!人類は死滅していなかった!今読んでも激熱。電車で吹きそうなくらい熱いシーンの連続。見切った見切れぬの世界。ハアァァッッ…。誰もが強くなった気がしてしまう読後感。不朽の名作。今6巻。約折り返し地点。さっき風のヒューイが8コマ足らずで死にました。名シーン。

特集モデルの気持ち。

2005-10-07 00:00:38 | 今日の一冊
relaxという雑誌がなんとなく好きでなんとなく毎月買っているんですが、本棚にたまり過ぎてきたのでそろそろ購読するのをやめようかと考えていたら、今月号のrelaxは表紙が過去最高だったので即購入。Model Japan。モデル日本代表11人。雑誌はワクワク感が大事。

壁を破る言葉 / 岡本太郎

2005-09-22 00:01:43 | 今日の一冊
人生とは壁の連続である。その壁を破る本である。1000円。1000円で壁を破れるのである。岡本太郎は爆発である。昔、雑誌でよんだ彼の発言で印象に残っている言葉がある。それは、原爆の投下された街ヒロシマの昭和記念公園について、原爆をテーマとした壁画『明日の神話』を描いた彼はなんていったと思う?「なぜここにこんな公園を作るんだ?僕なら爆心地に、砂漠が広がるだけの何もない空間を作る」っていったんだ。その発想に衝撃を受けた。何もない空間はどれだけ世界に訴求力を持つか。それは人々に忘れられない空白をもたらすのではなかろうか。そんな強烈な言葉をお持ちの方の本ということで書店で見かけ興味が沸き読みました。1ページ3行とかなのでさらりと読めて、壁が破れます。

東京大学のアルバート・アイラー / 菊地成孔+大谷能生

2005-06-20 23:59:25 | 今日の一冊
菊地成孔が東京大学非常勤講師として大谷能生と行った去年の講義を書籍にした『東京大学のアルバート・アイラー』を読了。読みやすくて面白かった。『官能と憂鬱を教えた学校~【バークリーメソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史』も読んでいたしその本出たときは著者二人によるタワレコで講義という激渋いイベントにも行ったことがあるし、講義の雰囲気もイメージしやすかった。内容は2冊ともそうで反復のおかげでまた理解が深まるわけですが1722年12音平均律によるオクターブ内をデジタルに12分割し音楽を数値化して理解しようとすることが始まりバッハ的な機能和声で音楽が作られてきてプレモダン~モダンジャズの発生、と同時にバークリー音楽学院のシンボリックな理論体系がそれらの音楽を分析するのに相性ドンピシャ、おかげで相互に発展していきモードに行き着きエレクトロニクスによってバークリー理論で処理しきれないとこまでいく、モダンジャズの終焉、数値化の今のところの極限MIDIの誕生まで、という大まかにとらえるとこんな感じの難しそうな音楽史の流れを楽しくわかりやすくぼんやり理解できる。ぼんやり。菊地成孔の本は言葉難しいけど非常にわかりやすいからJAZZ本にありがちなとっつきにくさ読みにくさがなくて好き。一生かけて気長に学んで生きてく予定の音楽特にトラウマチックに苦手意識あるジャズを学ぶためのテキストバイブルとなりそう。去年結構木曜休みだったから講義モグりりゃよかった。

CATAROGER7月号

2005-05-16 22:17:34 | 今日の一冊
仕事でWeb用に画像加工テキスト入力しまくった男のお取り寄せマガジンカタロガー7月号ついに本日発売!全国の書店・コンビニ(ampm、スリーエフあたり)にて販売しておるはずです。表紙は安良城紅!個人的には先月号の表紙の娘のほうが好き!とりあえず今号は特別価格380円!ケータイ、PCから買っても送料タダ!いいんじゃないですか~?買わなくても立ち読みしつつケータイで掲載商品なんか買ってくれると嬉しいです。でも雑誌買わなくってもWebで全商品買えますけどね。便利な時代になったもんです。さて内容なんですが結構おもしろいアイテムあります。ビールシャンプーとか、石鹸をさばいていたころの横浜Loft時代を思い起こさせます。セグウェイも買えます。ちょうど今日からカタロガーのblogも始まったみたいなんでヨロシコ

蹴りたい背中 / 綿矢りさ

2005-04-20 22:10:13 | 今日の一冊
最年少芥川賞W受賞で話題となった時ギャルっぽい方金原ひとみ作『蛇にピアス』はわりとすぐに読んだけど、もう一方の清楚系綿矢りさ作『蹴りたい背中』をようやく読んだ。激シブにも文藝春秋掲載版を電車で広げて。文藝春秋には受賞2作品とも全文のって780円だったからね。安すぎ。
さて内容は女子高校生の青春思春期恋愛の中に潜むソフトででも抑えきれない、密かな禁断のサディズムにも若干の興奮をともない、かなり面白かった。なにをかくそう俺は主人公と同じように高校のときグループとかが嫌いでぶつぶつと文句を並べながらも、でも周りとどうにかうまく笑って、周りにもそこそこの人気を得てなんとか生き抜いたタイプである。なんだかんだ恋もして。だからこの『蹴りたい背中』に綴られた言葉や描写は、とにかく懐かしかった。その懐かしさが不思議と今嬉しい感じ。周囲に無関心を装いながらそれ自体が周囲に関心持ちすぎな寂しがりやな自分に気づこうともせず、周りのせいにしてどんどん惨めにとか、身体の細部まで高校のころ内部に抱えていたイメージを喚起させてくれた。内部だけでなく、他人の息遣いとか視線とか、幾分セクシャルな細かな描写も、今ではなくしてしまった高校生のころの視点でイメージできてなんともいえないいい気分になれました。ああ青春。読んでいる時にipodでクラムボンやMO'SOME TONEBENDERという切なる青春を心に映写してくれるPOPを服用したため、その効能は何倍にも膨れ上がり体が震えました。オススメ。

変な人が書いた成功法則 / 斉藤一人

2005-04-19 23:34:40 | 今日の一冊
友だちの友だちがオススメということで、直接オススメしてない友だちが借してくれた本「変な人が書いた成功法則」を読みました。いわゆるHowto本自己啓発本という感じでさらっと読めて面白かった。自己啓発本ってこういうの読んでる自分ってむーん、と少し身構える部分あるかと思うけど結構好き。読みやすいし。考えあうところもいっぱいあって合わないところはふむふむという感じで気楽に一気に読めるからいい。この本も特に文章で食べてる人ではない筆者の難しい言葉のないわかりやすい内容で楽しめた。与えるものはさらに与えられ、奪おうとするものはさらに奪われる。まさにそう。与えて返ってくるものって最高。音楽やるってまさにそこの具体例でもある。ポジティブパワーは連鎖する。マイナスパワーも連鎖する。どうせならポジティブな連鎖の科学反応を楽しみたい。

graniph vol.1

2005-04-17 23:45:15 | 今日の一冊
もうとんこつは食えない、と感じるようになって久しいんだけど、今日の昼無性にこってりしたラーメンが食いたくなって横浜スカイビルにある壱八屋に行ってみたら2時半だったのに行列で、あっさり断念しでもおなかがラーメンモードになってたのでルミネのこないだ女性が男に何食うかでもめて刺された事件が起きたフロアにある『七匹のこぶた』のラーメンを食べた。そんなに期待してなかったけど結構うまかった。玉子が半熟で絶品。
で帰りに同じルミネ内の有燐堂エスカレーター前でドンと平積みされてたのがコレ『graniph vol.1』。graniphのTシャツは一枚2500円二枚で4000円と安い上にデザインが自分好みでかっこよくて質も量もカラーバリエーションも豊富でよく買ってるけど、コレはそのTシャツのデザインを手がけるデザイナーたちやその他の有名デザイナーイラストレーターのイラスト&フォト集。店頭プロモーションも力入ってて販促ポップも惹き付けるのに十分に展開されていて、うっかり手に取ってみると丁装もきれいで表紙もかっこよくて内容もいろんなジャンルいろんな手法のかっこよくておしゃれなイラスト&フォトグラフ満載でこういう本て高いんだろーなと思いながら値段見たらなんと1000円!1000円ぽくないのに!即買い。これから一応はデザインに関わっていきたいとしている身なので、こういう本は非常に刺激的。いい絵いい写真は心を豊かにしてくれますね。インスピレーションじわじわ。

BERSERK

2005-04-14 23:51:16 | 今日の一冊
さて三国志から解放されて、買ってからずーっと封も切らず読んでなかったベルセルク28巻をようやく読んだ。一年に二回の楽しみ、ベルセルクの新刊。しかしいつも、新刊が出るころには内容を忘れている。ので、熱をキープできないのが少々難点ではあるが、やっぱり面白い。久しく三国志のほのぼのタッチの絵に慣れていたせいもありベルセルクの細かく描きこまれすぎてている画力に圧倒。シナリオ、キャラクターともども凄い想像力!それでいて非常に繊細かつエグい内的描写も描かれていて、毎回恐れ入る。なにせ登場人物たちほどに鷹の団の思い出なんかが俺(読者)にさえ懐かしくそして眩しく輝しい思い出とさせるほど壮大なこの構造、恐るべし!未だ終わりの見えないファンタジー巨編、全部完結したら三国志のように一気に読みたいマンガだ。