インプロヴィゼーションの彼方に

人生ヨウスルニインプロヴィゼーション

Catch 33 / MESHUGGAH

2005-04-27 01:01:07 | 今日の一枚
いつの間に我がカリスマメタルバンド、MESHUGGAHが待望の新作をリリース。タイトルが『catch33』ということで、ポリ・グルーヴ採用という点で近からず遠からずな要素を持つ菊地成孔率いるジャズファンク集団DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENの『cahch22』を彷彿とさせ、接点はおそらくないだろうが両方好きな自分としてはなんとなくおお!という感じであります。さてこの新作、前作『NOTHING』との間に出た名曲e.p『I』が一曲21分だったのに対し、今回はクレジットが13曲になっているものの、中身は全てつながった1曲で47分とさらに倍増である。でももう驚かないよ。で内容の方は、現在形のMESHUGGAHといった感じで、全体がうねり形の相変わらずの引っかかりまくりグルーヴのへヴィネス。『I』で久しぶりに魅したスピード感あふれるスラッシーな過去っぽい部分はまた影を潜めてしまい、その辺の戻ってきた古典的スラッシュメタルイディオムを期待してたのでちょっと残念。なんかベーシスト不在をフォローするためにオリジナルに作成した8弦ギターってのを前作から使ってたりするみたいで、今作でかなり邪悪な「ぶぅぉぉぉぉおぉぉぉおぉお~んんん・・・・」っていう音があったんですがその仕業でしょう笑。『NOTHING』出たときもそうだったけど「出たとき複雑すぎて追いつけない系」な感じなのでとにかく日々聴取して徐々にこのカオスグルーヴを癖にしていきたいと思います。もはや訓練。しかしこれ無駄にクレジット13に分かれてるからipodで聴いてると曲の間がプッツリ切れちゃうのが難点だ。。これはCDで聴けというメッセージなのか?