インプロヴィゼーションの彼方に

人生ヨウスルニインプロヴィゼーション

読破

2005-04-13 23:49:07 | 今日の一冊
遂に三国志読破。全60巻。雨の日も風の日も。アツかった。劉備死んだあたりから地味な武将ばかりになった孔明VS司馬イ(←漢字が変換できない)の双方ともにもどかしい知略戦が続く最後10冊くらいは消化試合感は否めないのは私だけだろうか。それが蜀滅亡の虚しさ、無常さ、切なさを描きだしているというのかもしれない。それでも孔明が死ぬ時、最後のカリスマ姜維が国のため陛下のため先に死んでいった者たちの意思のため命をかけて最後まで抵抗し戦って守っているのに、戦場にも出ず酒と女で遊んでばっかの皇帝宦官重臣たちの私利私欲の判断のためにあっさり降伏して数々の骸で築きあげた蜀は滅亡してしまいそれを知らされてもなおまだ陛下のためと、蜀という国のために使えなくなった剣を折り従うシーンには、電車でもつい目頭が熱くなりました。あと関羽の死に様はやばかった。まさに名シーン。ともかく三国志。さまざまな人生の儚くも熱いドラマをありがとう。