今年の6月に、刑法の改正が実施され、「強姦罪」が「強制性交等罪」と名称を変え、被害の対象を女性のみに限定していたものから、男性も被害者として法的に認められるようになりました。現実的に「性暴力被害」にあうのは女性だけではなく、女性を始め、あらゆる性別・性自認、性指向、性表現の人たちが被害にあいます。しかし、私たちの社会には、様々な被害者・サバイバーが持っているバックグラウントについての理解があるとは言えません。
性別や性指向等を理由に暴力被害を訴えでることが出来ない人がいます。相談しても様々な偏見や差別、誤解の中、傷つきを増す人もいます。そうした中、この講座では男性やLGBTIQの性暴力被害について相談を受けることが出来る人材を育成するための初級講座になります。ぜひ一緒に勉強しましょう。
日時:2017年11月18日(土)9:30〜17:00
場所:未来会議室
(熊本市中央区下通 1 丁目12−27CORE21 下通ビル 5F )
定員:20 名(先着順)
参加費:8000円(お申込み後に振込先のお知らせを送らせていただきます)
申し込み:rc-net@goo.jp までメールで以下の情報をお知らせください
(お名前(振込み講座名義と違うお名前の方は、参加費照合のため口座名もお知らせください。)、ある場合はご所属、そしてこの講座に期待することを記載お願いします)
<プログラム内容>
️ 性の健康と権利
ジェンダー/セクシュアリティに関する理解と個々への尊重をベースとした人権課題に関する講座
️ ジェンダー規範という暴力
「規定された性」の中で当事者たちは特にどういった事柄に困難を抱えることが多いのか、事例を含め解説する講座
️ ヘイトクライム
暴力の一要因であるヘイトクライム(憎悪犯罪)について理解し、当事者たちが直面する困難への理解を深める講座
️ レイプトラウマ症候群
性暴力被害にあった「その後の不自由」に関して、RTSを軸として解説する講座
️ リソースの探し方
的確な情報検索を即座にする能力を身に付けるためコミュニティを知り、的確な情報提供が出来るようにするワーク
️ 事例検討
グループ毎にそれぞれの事例についての対応を考え、相談対応を実践するワーク
※昼休憩(12:00〜13:00)、午後は15:00〜15:20の休憩を挟みます。