RC-NET(レイプクライシス・ネットワーク) BLOG.

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諦めない。

2014-09-27 15:16:01 | スタッフ日記

青森にきて、もう半年が過ぎました。

たった半年、と言えばたった半年。

だけど、本当にいろんなことがあった気がします。

日々更新される諸々について、書けないことも沢山あって、あまりブログを更新出来ませんでした。

お店に関しては徐々に軌道にのってきて(と、いうほどではないけれど)、出張や他の仕事もあって空けられない日も多いですが、地元のお客さんたちに、大事にしてもらってます。いろんな地域から、友人たちも遊びに来てくれたりして、その度にとっても励まされています。

相談件数も徐々に増えてきていて、青森の地域活動をされている方にもご協力いただきながら、一緒にサポートを考えてます。

ただ、この半年の中だけでも、もう二度と会えなくなってしまった人もいました。

その事を知った時には、正直、やっぱり私たちはここに来てはいけなかったんじゃないか、やらなければよかったんじゃないか、今からでもやめるべきなんじゃないか、と、思ったりもしました。精一杯向き合えていたのだろうか、私たちに出来ることは、もっとあったんじゃないだろうか、いろいろなことを考えました。

だけど、やめたらこれで終わりだし。

何もやらなければ、「ないまま」だとも思った。

でも、今思うのは、何もやらなければ、「後退」なんじゃないか、ということ。

物事は進んで行く。進のをやめたら、止まる以前に、後退だ、と。

書かないでおこう、とこの数ヶ月、ほとんど誰にも言わずにいましたが、ここで、出来たら、人からは見えないままに「いなくなってしまう人」への、冥福を祈れたらと思いました。

 

何もない、なんていうことはない。

青森という場所が私にまず教えてくれたことは、諦めの悪さを身につける事。

東京を出る間際、「諦めなきゃいけないこともあるから」と、大先輩に言われ、「もうすでに、いろいろ諦めてますよ」と言いました。

日本での市民活動の窮屈さや、いつになっても変わらない社会に対して、未だに「鉄のパンツ」の話とかしなきゃならない感じとか、余裕しゃくしゃくな支援活動、全て見ないふりして「諦めて」いた。

自分が自分であればいい、と、諦めながらやってきたことが沢山ある。

だけど、青森にきて、青森に生きるサバイバーに出会って、青森に生きるセクマイに出会って、青森に生きる、市井の人々に出会って、「なんでそんなに、諦めてるのよー!」って思うこともいっぱいあって、実際に「諦めないでいいんだ」って何度も言って、だから、

私たちだって、諦めちゃいけない。

 

諦めたらそこで、全てが終わってしまうから。

諦めたりしている暇はない。そんなことを、最近はよく思っています。