青森にきて、もう半年が過ぎました。
たった半年、と言えばたった半年。
だけど、本当にいろんなことがあった気がします。
日々更新される諸々について、書けないことも沢山あって、あまりブログを更新出来ませんでした。
お店に関しては徐々に軌道にのってきて(と、いうほどではないけれど)、出張や他の仕事もあって空けられない日も多いですが、地元のお客さんたちに、大事にしてもらってます。いろんな地域から、友人たちも遊びに来てくれたりして、その度にとっても励まされています。
相談件数も徐々に増えてきていて、青森の地域活動をされている方にもご協力いただきながら、一緒にサポートを考えてます。
ただ、この半年の中だけでも、もう二度と会えなくなってしまった人もいました。
その事を知った時には、正直、やっぱり私たちはここに来てはいけなかったんじゃないか、やらなければよかったんじゃないか、今からでもやめるべきなんじゃないか、と、思ったりもしました。精一杯向き合えていたのだろうか、私たちに出来ることは、もっとあったんじゃないだろうか、いろいろなことを考えました。
だけど、やめたらこれで終わりだし。
何もやらなければ、「ないまま」だとも思った。
でも、今思うのは、何もやらなければ、「後退」なんじゃないか、ということ。
物事は進んで行く。進のをやめたら、止まる以前に、後退だ、と。
書かないでおこう、とこの数ヶ月、ほとんど誰にも言わずにいましたが、ここで、出来たら、人からは見えないままに「いなくなってしまう人」への、冥福を祈れたらと思いました。
何もない、なんていうことはない。
青森という場所が私にまず教えてくれたことは、諦めの悪さを身につける事。
東京を出る間際、「諦めなきゃいけないこともあるから」と、大先輩に言われ、「もうすでに、いろいろ諦めてますよ」と言いました。
日本での市民活動の窮屈さや、いつになっても変わらない社会に対して、未だに「鉄のパンツ」の話とかしなきゃならない感じとか、余裕しゃくしゃくな支援活動、全て見ないふりして「諦めて」いた。
自分が自分であればいい、と、諦めながらやってきたことが沢山ある。
だけど、青森にきて、青森に生きるサバイバーに出会って、青森に生きるセクマイに出会って、青森に生きる、市井の人々に出会って、「なんでそんなに、諦めてるのよー!」って思うこともいっぱいあって、実際に「諦めないでいいんだ」って何度も言って、だから、
私たちだって、諦めちゃいけない。
諦めたらそこで、全てが終わってしまうから。
諦めたりしている暇はない。そんなことを、最近はよく思っています。