維新候補が新型コロナ感染 「事務所内にクラスター」

2021/10/28 11:05 産経新聞


衆院選東京5区に日本維新の会から立候補している医師の田淵正文氏(63)は28日、新型コロナウイルスに感染したことを自身のフェイスブックで明らかにした。公示後に候補者の感染が判明したのは初めてとみられる。現在は入院中といい、取材にメールで「事務所内(のスタッフ)に5、6人のクラスター(感染者集団)が発生した」と回答した。

田淵氏のフェイスブックなどによると、23日にスタッフの感染が判明。田淵氏はこのスタッフと行動を共にしていたといい、その後に自身の感染も判明した。

田淵氏は内科医で、院長を務める東京都目黒区のクリニックでは新型コロナ患者の診察にあたっていた。

東京5区には自民党の若宮健嗣氏(60)と立憲民主党の手塚仁雄氏(55)も立候補している。

 

 

 

衆院選2021 維新・田淵正文氏、新型コロナ感染入院 感染広がらない形の選挙運動に

配信 サンスポ

新型コロナウイルスの新規感染者数がようやく落ち着いた中、衆院選東京5区に日本維新の会から立候補している新人で医師の田淵正文氏(63)が新型コロナに感染し、入院していることが28日、分かった。
公示後に候補者の感染が判明したのは初めてとみられる。
 
田淵氏の陣営では、複数のスタッフも感染。
 
「事務所内にクラスター(感染者集団)が発生した」としている。
 
コロナ禍で初の全国規模の選挙。新規感染者は激減しているが、ウイルスの脅威は侮れない。
 
田淵氏によると、16日に派遣運転手、18日には事務員の感染が判明。感染者は出勤停止し入院。保健所の指示に従い、車の消毒と濃厚接触者のPCR検査も行った。
 
さらに、23日には選挙事務所のスタッフも感染したことが判明。田淵氏はこのスタッフと行動を共にしており、同日から発熱と倦怠(けんたい)感の症状が出た。 24日には選挙活動を中止。田淵氏もPCR検査を受けたところ、25日に感染が確認された。現在は入院中。「事務所内にクラスターが発生した」としている。
 
田淵氏は内科医。東大医学部を卒業後、東京共済病院などを経て、1991年に中目黒消化器クリニック(東京都目黒区)を開業。院長を務めている。同クリニックでは新型コロナ患者の診察にあたっていた。
 
田淵氏は自身の感染について、「試練。第5波ではあれだけ患者がいて、診察していても事務所は大丈夫だったのに」と答えた。
 
選挙戦では20日に維新の松井一郎代表(57)、22日には維新の音喜多駿参院議員(38)が応援演説をしている。
 
いずれも屋外の風があるところでマスクを着用していたため、濃厚接触者には当たらないと保健所が判断したという。
 
その松井氏は28日の記者会見で「(感染の)報告はすぐに受けた。感染防止策をしていても一定のリスクはある」と述べた。
 
自身はPCR検査をしておらず、受ける予定はないと説明した。
 
衆院選は終盤。選挙活動は大きな影響を受けている。
 
田淵氏は「感染が広がらない形で行っている」と説明。
 
街宣活動は中止し、「電話隊」が中心になっている。
 
東京5区では立憲民主党の前職、手塚仁雄氏(55)と自民党の前職、若宮健嗣氏(60)も立候補。両氏が4度目の対決で激戦となっている中、最後の追い上げ場面で、田淵氏のダメージは大きい。 ■東京5区(3人) 手塚 仁雄55党幹事長代理立前 若宮 健嗣60万博担当相 自前 田淵 正文63内科医 維新