![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/00/99869b9ae31c08f325950826c47fc9e9.jpg)
冒頭の写真に象徴されるように、ニューズウィーク誌によると、東日本大震災で津波から出た2500万トン以上の瓦礫がアメリカの海岸に向かっています。
米FOXニュースの電子版によれば、家屋やボート、家具など水に浮く津波被害の残骸の多くがこの春から今後2年をかけてアメリカの海岸に到着すると予想されているのです。
犠牲者の遺骨などが漂着する可能性もあるそうです。
米国立海洋大気庁(NOAA)とハワイ大学によって作られた模型では、「フロートサム」と呼ばれる瓦礫の一帯がハワイ州やカリフォルニア州、またワシントン州に向かっており、2011年12月にすでに最初の漁船用ブイが漂着しています。
日本の環境省は、東北3県からのすべての瓦礫の20%ほどが太平洋に流されたと見込んでいるそうで、ビーチに到着する瓦礫の環境への影響が懸念されるのに加え、津波による犠牲者の遺品や形見がうち上がる可能性もあるということです。
米環境保護庁が大規模になりそうな海岸清掃へ向けての準備を始めているそうです。
米国海洋大気庁の太平洋諸国地域担当キャリー・モリシゲさんは、残骸が福島第一原発事故の発生前に流されたため放射能汚染の心配はないとの見解を同庁のサイトで公表しました。
しかし、アメリカに、世界に漂着するのは原発事故前のがれきだけではありません。
福島第1原発事故で海に流出した放射性セシウム137は、2011年5月末までだけで3500テラベクレル(テラは1兆)に及ぶこと、そのセシウムは黒潮に乗って東へ拡散した後、北太平洋を時計回りに循環し、アメリカ沿岸にも到着すること、そして、今から20~30年かけて世界中の海をまわって日本沿岸に戻るとの予測を気象研究所と電力中央研究所の研究チームが2011年9月にまとめています。
また海に直接出たほかに、大気中へ放出された後に海に落ちたセシウムの量が1万テラベクレル程度あるとみており、総量は1万3500テラベクレルで、これは過去の核実験で北太平洋に残留している量の6分の1に当たるということです。
いかに日本が世界の環境に深刻な影響を与えているかが分かります。
我々の原発推進が、世界中の人々をヒバクシャにするのです。
究極の環境破壊で世界中にヒバクシャを作る福島原発事故 そしてセシウム137は30年後に戻ってくる
各地の脱原発運動の人々が、東北からのがれき受け入れに神経質になる気持ちは分かります。
焼却処分にすれば、セシウムが濃縮することは明らかで、今の状態で低線量放射線しかないから安全だというのはナンセンスだからです。
しかし、第1に、東北と言っても広いので、例えば岩手と神奈川なら福島原発からほとんど等距離です。風向きの問題もあるとは言え、横浜でも非常に重いストロンチウム90まで検出されています。
東北由来のがれきを十把一絡げに嫌がるのもおかしいでしょう。
第2に、そもそも、福島原発後、数日でアメリカでも福島原発由来の放射性物質が検出されたくらいですから、日本列島に住む人が皆もうヒバクシャであることを覚悟すべきです。だからこそ、原発推進政策の罪は重いのですが、脱原発派が自分だけ完全な清浄を願うこともまた非現実的なのです。
第3に、脱原発を唱える人は、ヒューマニズムに根ざして、人間本位の考えから原発を拒否しているはずです。なのに、東北の人だけに我慢を強いて、世界中に迷惑をかけて、それでも自分だけは浮かび上がろうとする、そういう心根で、本当に良いのだろうか、という疑問を感じます。
本当に「心の復興」が必要なのは被災者ではないのかもしれないです
もちろん、子ども達と自身を守るために、ゼロは無理でもできるかぎり被曝を防ごうとする気持ちは私も同じです。これまで、内部被曝の恐怖シリーズなど、このブログの原発推進派の悪行告発の記事の、質はともかく量だけなら、そうそう人後に落ちないはずです。
原発推進派の非人間性は論を待ちません。言語道断。
しかし、京都の五山で陸前高田の薪を送り火として燃やすのを拒否したり、福島の室内で作って保管されていた花火を花火大会で使うのを拒否したあたりから、どうも行きすぎた脱原発派にもおかしなものを感じます。
原発推進の石原大雑把都知事が瓦礫受け入れを言ったりするので、瓦礫受け入れが放射線被曝の過小評価と結びついてしまいややこしいのですが、かといって、とにかく東日本大震災の瓦礫なら一切受け入れ拒否、ということで、本当に良いのでしょうか。
福島の人も東北の人も日本列島のどこに住む人も、同じように幸せに生きられるように考えるのが、エゴではなくエコに生きる本当の脱原発らしい生き方だと私は思うのです。
ちょっとでも被曝量を減らそうとするのは人の親として当たり前の姿勢です。他方、宮城県の瓦礫量は通常の処理でいうと23年分の1800万トン以上だそうです。
これは津波と地震で生じたものです。もし原発事故がなかったら各地で喜んで引き受けたでしょう。だからこそ原発推進派の罪は重いのですが、とにかく瓦礫の処理をしないと被災地が復興が出来ないのも確かです。
早く全原発・核燃施設を廃絶して、その敷地を瓦礫処分場や放射性物質の中間処分場・最終処理場にしていくべきですが、それでは復興にどれだけ時間がかかるか分かりません。
それでも全拒否するのか。我々の前にある問題はシンプルではないのです。
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人を踏みつけにしても自分さえ良ければ良いのなら、原発推進派と同じ。
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![がれき受け入れ反対の横断幕を掲げ、試験焼却に抗議する市民=静岡県島田市のごみ処理施設で2012年2月16日午前8時8分、仲田力行撮影](http://mainichi.jp/select/weathernews/news/images/20120217dd0phj000031000p_size5.jpg)
東日本大震災で発生した震災がれきの広域処理には都道府県の積極的対応が必要だが、多くの県が、処理施設を保有し実際に処理を引き受けることになる自治体などへの働きかけに消極的であることが毎日新聞の調査で明らかになった。その背景には、受け入れ先住民が抱く放射能に対する根強い不安がある。政府は設定した基準が安全なものであることを強調するが、政府不信は根強い。広域処理が進まないなか、岩手、宮城両県は通常の処理量の23~10年分の処理量という膨大ながれき処理に追われている。
◇「国の安全、信用できない」
調査に回答した都道府県の担当者からは戸惑いの声が上がり、広域処理に動き出した都県の実情からも、課題が浮かび上がる。
◆神奈川
神奈川県では、黒岩祐治知事が昨年12月に受け入れの方針を表明した。県内3政令市(横浜・川崎・相模原)で計10万トンを焼却処理し、横須賀市にある県の産業廃棄物最終処分場に焼却灰を埋め立てる構想だった。しかし、1月に計3回、地元住民説明会を開き、知事自ら説得を試みたが、住民側は「子どもが、がんになるかもしれない」「国に安全と言われても信用できない」と反発し、会場は反対一色に。
県は02年、産廃処分場建設にあたって、県内の産業廃棄物に限定するとの協定書を地元町内会と交わしている。このため、一般廃棄物である被災地がれき受け入れには協定書の改定が必要になるが、町内会側は拒否する姿勢。知事は「冷却期間を置く」と述べ、「長期戦」も覚悟しているようだ。
◆東京
東京都は昨年9月、岩手、宮城両県の災害廃棄物(がれき)を都内の施設で処理すると発表した。14年3月までに計約50万トンを受け入れる方針だ。昨年11月に岩手県宮古市から鉄道で搬入を開始。都内の各自治体も宮城県女川町のがれき処理に協力することになり、都内で試験焼却を行っている。11月までに3000件超の抗議や苦情が都に殺到したことに、石原慎太郎知事は記者会見で「みんな自分のことしか考えない。日本人がだめになった証拠の一つ。黙れと言えばいいんだ」と批判した。
◆山形
山形県では、民間業者が昨年7月から、受け入れを始めた。県は8月末に、県民からの不安の声を受け、独自の安全基準を設定。昨年12月末の実績で計10事業者が計4万8520トンを処理した。
独自基準は「政府の処理基準では県民の理解を得るのは難しい」との判断から。焼却灰の埋め立て基準は、環境省が示す基準の半分の1キロ当たり4000ベクレル以下。焼却処理できるがれきの濃度も同480ベクレルの半分以下の同200ベクレル以下とした。さらに、周辺住民や作業者の受ける放射線量が年間1ミリシーベルトを超えない--などの基本指針も設けた。【北川仁士、武内亮、浅妻博之】
◇「数十年分」に被災地焦り
「県内でできるだけ負担を分け合っていくが、これだけの量はとても処理しきれない」
宮城県の村井嘉浩知事は9日の記者会見で、がれきの広域処理が進まないことに危機感をあらわにした。県内で発生したがれきの量は約1819万トンで、通常の廃棄物の処理量の23年分。被災市町が民間業者に委託しているが、現時点で都道府県で受け入れを表明したのは東京都だけだ。
復興計画を早く進めたい県は「震災から3年以内にがれきの処理完了」との方針を掲げた。だが、内陸部の処理場をフル稼働させても、少なくとも約344万トンは現在、県外処理が必要とみている。
特に石巻地区のがれき処理量は膨大で、県内全体の4割弱を占める約685万トン。県内で約340万トンを処理する方針だが、約295万トンを県外処理しなければ、14年3月になってもがれきの山が残ることになる。「このままではまちづくりが進まない。時間をかけて処理をすればいいという次元の量ではない」。同市を地盤とする県議は13日、ある会議の後、そう訴えた。
県が昨秋実施したサンプル調査では、沿岸11市町のがれきのうち、県南部の亘理町と山元町のものを除き、焼却灰は、国の埋め立て処分できる基準(1キロ当たり8000ベクレル)以内だった。村井知事は安全性を強調しつつ「県外の自治体が受け入れ基準を決めるならば基準に合ったものを搬出する」と説明する。
岩手県では通常の処理量の10年分に相当する約435万トンのがれきが発生した。県は当初、がれき処理期間を3~5年としていた。その後、処理費用を国が実質全額補助することなどを定めた処理指針を環境省が策定。最終処理期間を14年3月末までとしたため、県は昨年8月に「災害廃棄物処理詳細計画」を作り、3年間ですべての処理を終わらせるよう計画を練り直した。
昨年末までの処理量は約20万トン。今年度中に全体の約16%にあたる約69万トンの処理を目指すが、計画通りに進めるのは困難という。現在、約57万トンを県外で処理する予定だ。静岡県が試験受け入れを始めたり、秋田県と広域処理協定を結ぶなどしているが、本格的受け入れが始まっているのは東京都のみ。
がれき処理を担当する県資源循環推進課によると、受け入れを表明した自治体の住民団体からの抗議も少なくなく、時には担当者が2時間も電話対応に追われる事もあるという。同課の担当者は「放射能問題に関し、行政自体、何を恐れ、何を恐れなくて良いか分からなくなっている。環境省にはもっと強いリーダーシップを発揮してほしい」と漏らす。
都市を直撃した阪神大震災の被災地のように、がれきを処理しなければ建物などの復旧ができなかった事情と三陸沿岸の被災地の事情はやや異なる。受け入れ先住民からの抗議など、混乱が生じている事態に、「3年以内」の期限を絶対的なものとするのは困難だととらえる声も聞かれる。【宇多川はるか、宮崎隆】
◇懸念受ける「8000ベクレル以下」 「別基準と混同」環境省困惑
「基準は明確で、二重基準でもない。安全は国が責任を持つと繰り返し説明している」。広域処理を担当する環境省廃棄物対策課は、受け入れに消極的な自治体の主張に戸惑う。
環境省によると、国が設定した「1キロ当たり8000ベクレル以下」という焼却灰の埋め立て基準は、埋め立て終了後に処分場の表面を土で覆うと、99・8%の放射線を遮断できる値だ。処分場の外の一般住民に対しては健康への影響を無視できるレベル(年間0・01ミリシーベルト)以下の放射線量に抑えられる、と強調する。
埋め立て処分中でも、放射線量は一般人の年間線量限度の1ミリシーベルトを下回り、処分場外の一般住民だけでなく焼却灰のそばの作業員でも安全なレベルという。
同省はこの基準を昨年8月に処理指針として公表。「専門家による検討会を経て、国の放射線審議会や原子力安全委員会、国際原子力機関(IAEA)からも適切だと認められた」と説明する。
自治体が懸念する「原子炉等規制法の100ベクレル」という基準は、「リサイクル利用で市場に流通しても問題がなく、放射性物質として扱う必要のないレベル」を指し、処分場に隔離して土で遮蔽(しゃへい)し、処分する焼却灰の基準とは異なる。これは「クリアランスレベル」といい、放射線量では年0・01ミリシーベルトになる。
同省は「実際に受け入れを始めた東京都などからは、『基準が不明確だ』などの声は寄せられていない」と指摘。一方で「焼却前のがれきがどれくらいの放射性セシウムなら、焼却灰で8000ベクレル以下になるのか」との疑問が自治体から寄せられ、最近は「焼却前に240~480ベクレル以下」との目安を示している。【江口一】
==============
◆震災がれきの受け入れに対する各県担当者の声
◇青森
放射性物質に汚染された焼却灰を埋め立てた場合、何年間の維持管理が必要か、方針が国から示されていない
◇秋田
国、県、市町村がそれぞれの立場から住民の不安を取り払う措置を積極的に講じることが必要だ
◇長野
放射性物質濃度が8000ベクレル以下で本当に安全なのか、住民の理解が得られるよう、きめ細かく説明してほしい
◇栃木
自らが被災し、その対応に市町は追われている
◇千葉
県内の災害廃棄物の処理のめどが立ったら受け入れについて検討する
◇岐阜
安全性を十分説明できるよう、国は広域処理事例の放射線データを集積し情報提供することが不可欠
◇三重
最終処分先の確保対策が必要
◇徳島
国の基準はダブルスタンダードで県民の理解を得られているとはいえない
◇高知
国は安全性の確保、国民の理解、風評被害の防止策に早期に取り組むこと
◇鳥取
国の広域処理基準(1キロ当たり8000ベクレル以下)では住民の不安を取り除くことが困難
◇大分
原子炉等規制法の従来の基準(1キロ当たり100ベクレル以下)を基にがれきの除染、分別を行うことが必要
◇佐賀
国民全体の理解を得てオールジャパンで対応する環境を整備すること
毎日新聞 2012年2月17日 東京朝刊
> 戸羽市長の言葉を曲解するのは止めましょう。
市長の発言の字句通りで、曲解のしようがありませんが?
引用された市長の陸前高田市の実情についての説明内容は、政策としての広域処理に対する市長のスタンスとは関係ありりませんよ。
> 現地の本当の声(2)
> 「被災地はがれきの広域処理を望んでいる」
*広域*処理の必要性の根拠がありませんが?
それで「広域」処理しない8割の瓦礫はどうしたんですか?
地元または域内で処理することになっているのだから、最初から着々と「広域」分の2割(焼却分)を、(広域処理進行時と同じく)被災地で分離して処理できるはずでしょ?瓦礫の置き場所も大幅に節約できるし。
。
防護すべきは、「行方不明」のセシウム等の再拡散による内部被曝です。
基準値の問題でなく、ICRPの原則「メリットのない被曝をしない」「できる限り被曝量
を少なくする」が現実に実行されるか否かの問題です。
環境省に、電離放射線障害防止規則35条および26条を守る気はありませんし、労働安全
衛生は厚労省の管轄のためか問題にする気もありません。
「焼却」はこれらの原則に真っ向から反した狂気の沙汰です。
関東での剪定枝や落ち葉の焼却も狂っています(むしろ、こちらの方が問題)。
HEPAフィルタ、排気洗浄塔がなければ、焼却はアウトです。
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=05-01-02-09
『原発ジプシー』という著書で、使用済みタオル等を焼却する様子が紹介されています
。
当然、放射線管理区域内の焼却炉で、アラーム・メーターを付け、制御室からボタン操
作します。1978年の話です。
灰の濃度が高いなら、ドラム缶にでも詰めて隔離しておけばいいだけです。人体に取り
込まなければ内部被曝はしませんし、数百メートル離れれば外部被曝も大して飛んでき
ません。
汚泥や排水は、レンガの材料か、処分場に埋め立てか、海に垂れ流しでしょう。
排ガスは風に任せて飛んでいきます。
排ガスは「見えないので」ちゃんと測ってません。
排ガスの基準ってありましたか。
ちなみに、比放射能では、セシウム137は1gで32億1000万Bq、ストロンチウム90は1gで5
1億Bqです(アイソトープ手帳11版に基づく)。
基準引き上げで批判が強いですが、いまなお有効な電離則28条の基準に従えば、1平方
キロメートルの面積にセシウム137が約13g、またはストロンチウム90が約8g落ちていた
ら、除染しなければなりません(非管理区域の場合)。
「琵琶湖の水で薄まる」と本当に言った経済界の方がいたそうですが、薄まったセシウ
ムはどこへ行くのでしょう?
内部被曝の経路は、皮膚、呼吸、飲食などありますが、自分が内部被曝したかどうかの
確認手段は存在しますか。
いま現在、日本国内で使用されている食品の放射線検査機器の台数はいくらぐらいか把
握している人がいたら教えて欲しいです。
モニタリングでもうだいたい分かって来たと思うので、空間線量は自己責任でやっても
らうとして、あとは余計な人体への取り込みを少なくする方向に向かうのが公衆衛生の
道理だと思います。
ぶっちゃけ、産地偽装の制裁が緩い日本で、「○○県産」とか、あまりアテにならない
と思います。
稲わら汚染報道後、飼料を輸入のみに切り替えたところは、牛肉の汚染が出ていません
。福島県産でも検出限界以下です。
どうも、東日本ではあきらめの境地、西日本では無関心みたいなムードで、傷だらけの
絆の精神論が蔓延しているようです。
いいかげん、地上に降りて敗北の事実を認めればいいのに、いちいちテレビで専門家の
コメントを待っていたら、爆発的事象から逃げ遅れますよ。
食品流通に関しては3通りくらいあるようで
1)検査
1-a全量検査説
1-bサンプリング検査説
2)店頭
2-a表示説:数値すべて表示
2-b表示説:検出限界以下「合格」表示
2-c非表示説:基準値以下
3)販売
3-aすべて数値を表示した上で流通
3-b「合格」したもののみ流通。少しでも検出されたものは廃棄処分。
3-c基準値以下のもの流通。基準値以上、出荷制限。
数値の表示は激しい議論があるでしょうが、いま批判が強いのは(1)の検査段階で、サ
ンプリングの目が粗すぎて使えない、予備調査の対象がころころ変わるので、実態が分
かりづらい、と1-a説も1-b説も検査体制の抜本的強化を主張しています。
ホットスポットさえ分かれば、捨てるか除染するか対策が打てるので、最初はBq数値で
「パニック」が起こっても、個人的には許容範囲だと思います。
基準値超えが見つかった二本松市で収穫した米も、すべてが均一に汚染されているわけ
でなく、同じ地区内の別の田んぼは、検出限界以下でした。マスコミに騒がれたから、
市内全部出荷制限とか、科学的ではありませんし、「○○産」と書いてるから買おう/
買わないも安易に「風評」に振り回されすぎだと思います。偽装リスクもありますし。
別に、40才以上は低線量被曝しても大して影響が出ないようなので、好きなもの食えば
いいとして、農家が「孫には食わせられない」と言ってるなら、どちらも選択できる手
段を与えるべきだろうと思います。
別に何万キロワット発電しても復活の呪文が使えたりするわけではないので、自称/他
称脱原発派とか「被災者の気持ちを考えろ」派とか、空中戦の東大話法は勘弁です。
放射性廃棄物(もんじゅ含む)とか、可燃性廃棄物(押し紙含む)とか、ゴミに金を払った
覚えはありませんし、これ以上払いたくありません。
「憲法9条のせい」と言ったのが居たようですが、無理やり解釈するなら、「平和憲法
」という表現が大衆に与えた影響は、「憲法を守る」という幻想を振りまき、市民が政
府に「憲法を守らせる」という思考を奪った点でしょうか。
まあ、戦車を止める行為を過激な「暴力学生」だと新聞紙面で得意気に説教でもしてて下さい
。
農家が自分の農地を守るのは当然です。
余計な仕事を増やさせんといて下さい。
「被災地はがれきの広域処理を望んでいる」
http://funkyfungifun.blog33.fc2.com/blog-entry-78.html
にて、以下のような声を紹介しております。
【宮城・石巻市】亀山市長「がれきの記憶がなくなることが復興への意欲につながる」1.28 >共同 環境相、宮城のがれき置き場視察 広域処理の必要性強調 http://t.co/wV4ZRUhI
【宮城県・気仙沼市】菅原市長「2次処分場の準備が遅れていることもあり、廃棄物をいくらかでも減量しておく必要がある。他の自治体で処分を引き受けていただくことはありがたい」2.18 >河北新報 気仙沼のがれき青森東北町・六ヶ所村で受け入れ
http://t.co/TtPsIf7T
【宮城・女川町】須田町長 町内の道路や私有地が膨大な量のがれき置き場となっていることを挙げ「復興への大きな足かせになっている」と強調、広域処理に協力を求めた。3.1 >日経 宮城・女川の震災がれき、東京へ本格搬出 http://t.co/Q4TzSWa1
【宮城県・名取市】佐々木市長「名取の瓦礫は市内で処理できるが、宮城県内にがれきを移す場所がなく、焼却場を建設する土地を確保できない自治体がある。被災地だけで負の遺産は背負いきれない」2.21 >毎日 名取市長来県/石川http://t.co/Pdk7dboU
【岩手県】達増知事「支援の動きが出てきているが現状のままでは(震災から)3年以内の処理は厳しい状況で、広域処理の一層の拡大に取り組む必要がある」3.6 >岩手日報 http://t.co/g1CqMPuT
【岩手・山田町】沼崎町長「地元でも最大限の努力をしているが、間に合わない。この窮状を知って欲しい」2.27 >朝日 島田市長らがれき視察 大槌町・山田町 http://t.co/UEYEpOvj
【岩手・大槌町】碇川町長「大槌町には66万9千トンのがれきがあるが迅速な対応ができていない」2.25 >共同 静岡の自治会長ら、がれき視察 受け入れ準備の島田市 http://t.co/m77IRvag
【岩手・宮古市】山本市長「自分達でも処理するので、広域処理の受け入れをお願いしたい」2.18 >岩手・宮古に仮設焼却炉「がれき広域受け入れを」 - MSN産経ニュースhttp://t.co/RhC1fcxN
【岩手県・大船渡市】 >中日新聞 進むがれき処理 『被災者気遣い奮闘 大船渡でがれき担当・浜松市職員』3.5 http://t.co/ZsSUDheq
【岩手・陸前高田市】戸羽市長「我々はそばに太平洋セメントがあるが、瓦礫受入に手を挙げる自治体があることは有難い。痛みを共有するのは有難い。無理にとは言えないが、災害はいつどこで起こるか分らないのでぜひ皆さんにご協力いただきたい」2.22 http://t.co/Md0p2K6Q
こちらは3月4日付の河北新聞
宮城県震災廃棄物対策課「がれき置き場の多くは市町の復興計画で区画整理事業の対象になる。処理が遅れれば復興そのものが進まない。早期の県外搬出が必要だ」
村井宮城県知事「ただただ、お願いするしかない」「誤解に基づく反対運動が活発で、どの自治体も難しい判断を迫られている。これも風評(被害)と言えるかと思う」
多くの被災地が震災がれきの広域処理への協力を望んでいる事には疑いの余地はない。ここを一部の発言だけで都合よくすり替えるのは、孤立を深めるだけだから、本当に止めたほうが良い。
「陸前高田 戸羽太市長の本当の思い」
http://funkyfungifun.blog33.fc2.com/blog-entry-75.html
< 本題に入りますが、ツイッターの中で私の書いた本の内容を引用? し、それを違った解釈をされた方々がいて、私が『瓦礫の広域処理 を望まない』と言っている旨の書き込みが氾濫しているようです。
陸前高田市の瓦礫については、大船渡市のセメント工場で瓦礫の処 理をしていただいているので、今のところ他の自治体にお願いする 予定はありません。
しかしながら、瓦礫の問題は陸前高田市の問題ではなく、被災地全 体の問題だと思っています。
被災地瓦礫の全体量が減少していくことで、復興のスピードは速ま りますし、何よりも被災者の方々に元気を与えることになると思い ます。
したがって、私個人としても瓦礫の引き受けをしていただけるとこ ろがあるのであれば、どこの被災地の瓦礫でも構いませんの処理をお願いをしたいと考えています。>
戸羽市長は、2月22日にも以下のように発言されています。
【岩手・陸前高田市】戸羽市長「我々はそばに太平洋セメントがあるが、瓦礫受入に手を挙げる自治体があることは有難い。痛みを共有するのは有難い。無理にとは言えないが、災害はいつどこで起こるか分らないのでぜひ皆さんにご協力いただきたい」2.22 http://t.co/Md0p2K6Q
これが陸前高田の市長さん本当の声ですよ。
先に挙げた、
笑止千万!「みんなの力で瓦礫処理」 [田中康夫 にっぽん改国]
http://www.nippon-dream.com/?p=7297
で、戸羽太・陸前高田市長と伊達勝身・岩泉町長の発言が引用されてますよ。
これだけではご不満なら、
震災と瓦礫と広域処理。その隠されていた事実
http://mousou-meisou.blogspot.com/2012/03/blog-post.html
「1) 瓦礫処理が、本当に震災復興の足かせになっているのか? 」
で、他の自治体首長や、被災地を何度も訪れた環境問題専門家の発言も引用されています。
> http://www.jiji.com/jc/v4?id=saigai-haikibutsu0001
「現地の生の声」というのがどこにも出てきませんが?
> ガレキの広域処理を嘘ついてゴリ押しする理由なんぞ、政府には何もない。
いまだに実に奇妙なほど政府を信用してますね。
先の各リンク先で述べられているように、政府要人の親族や東電子会社も含んで、復興支援そっちのけで莫大な税金にたかる利権だらけのほか、同じように熱心な自民党ともどもメリットのある選挙対策や、原発事故由来の健康被害を分かりにくくする効果も考えられます。
ところで、3月11日の記事
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/32f653f91ccd30ca2e20b5cd84b457e0
によると、ブログ主さんはご認識をかなり改められたようです。
2012年3月12日
1986年のチェルノブイリ原発事故で内部被ばくの研究をしたゴメリ医科大学(ベラルーシ 共和国)初代学長、ユーリ・バンダジェフスキー氏の講演会(主催・放射能防御プロジェクト)が11日、那覇市民会館であった。
放射性物質の体内取り入れの影響として、これまで甲状腺などへのがんの誘発や白内障などの影響が指摘されてきたが、ユーリ氏はそのほかに心臓など臓器への影響を指摘。自身の研究のデータを示し、「心臓など重要な臓器にセシウム137が蓄積され、心筋障がいなど心臓の疾患が引き起こされやすい」と説明した。
さらに、仲井真弘多知事が被災地のがれきの県内受け入れを検討していることについて、
「がれきを動かすこと自体危険だ。放射能汚染がない地域にあえて持ち込むことはない。汚染
しない野菜を栽培する場所が必要だ」と述べ、懸念を示した。
体調に変化が生じた場合、放射性物質の影響かどうか判断できる体制の構築が大切だと強調し、「的確な診断ができるよう医師が放射能のことをよく知る必要がある」と述べた。
ユーリ氏の報告について、琉球大学の矢ヶ崎克馬名誉教授は「はっきりしたデータが集められた研究は価値がある。特に放射性物質が体のあらゆるところに運ばれ、甲状腺などに集まる性質があるという指摘は重要だ」と述べた。ユーリ氏は13~19日、東京、京都、宮城など全国5会場で講演する。
▽記事引用元 琉球新報
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-188554-storytopic-1.html
まず現地見てこい。
現地の生の声を聞いてこい。
http://www.jiji.com/jc/v4?id=saigai-haikibutsu0001
ガレキの広域処理を嘘ついてゴリ押しする理由なんぞ、政府には何もない。その程度の想像力も持たん奴がリテラシー語るなど100年早い。
批判はいろいろありますが、例えば下記のようなサイトで指摘されている諸問題を考慮の上、ご再考いただければ幸いです。
笑止千万!「みんなの力で瓦礫処理」 [田中康夫 にっぽん改国]
http://www.nippon-dream.com/?p=7297
http://www.asyura2.com/12/senkyo127/msg/357.html
情報短信 瓦礫処理のウソ:環境省とはなにものか? 武田邦彦
http://takedanet.com/2012/02/post_cca7.html
http://www.asyura2.com/12/genpatu21/msg/389.html
環境省の災害廃棄物・広域処理政策を批判する
http://www.youtube.com/watch?v=08SYhu7r9Nw
(提示資料・関連サイトへのリンクあり)
補足いたしますと、行政の考えでは、これまで、元々の環境の水、大気に存在する物質の量の100分の1、1000分の1の濃度の物質を排出し、それが均一に大気、水に拡散するので影響はないと言う希釈、平均化と言う考えで行政が行われてきました。元々の環境に影響を及ぼさない低濃度の物質を大気、水に排出する場合、サンプリング、平均値、統計的処理で代用出来ると言う考えです。従って、ポイントは皆さんが住まれている土地の土壌の放射性物質量(ベクレル/kg)(シーベルト/hは目安です)、水、農産物の放射性物質量(ベクレル/kg)、人々の白血病検査等、定量的なデータを測定し、記録しておくことです。その値に対し、受け入れするものがどういった値をとり、影響を及ぼすのかと言うことが大切です。兵庫県の農産物も検査されていますが、1ベクレル/kgの検出限界で検出されずと言う素晴らしい結果で公表されています。そういった土地に100ベクレル/kgのガレキを持ってくること、破砕したり、焼却し、埋め立てることにより何が起こるか考えてみましょう。環境省が自己矛盾を起こしてきているのは、大気、水による希釈と言う考えと全国に拡散させることで希釈すると言う考えの違いです。原発、ごみ行政を支えてきた『元々の環境に影響の少ない物質を水、大気で希釈する、後世に影響がない』と言う考えが成り立てば進めば良いし、そうでなければ止まれば良いだけの話しです。私は、自称計測器開発者さんの○○運動と言った意味がさっぱり分かりません。私のスタンスは、環境、人類にとって良いことであれば行えば良いし、そうであれば止まれば良いと言うことなのです。そのために、上記二点とこれまでの行政の考え方と原発事故による放射性物質に対する考え方とをじっくりと比較し、考えてみてください!
(ルニットドームで検索してみてください。)
正直なところ、
1.原発周辺の土地を放棄するのは国民感情が許さない。
2.原発事故を象徴する建物を作りたくない。
3.福島に2重負担は国民感情が許さないだろう。
等の判断が有ったのではないでしょうか。
各地に分散して記憶を薄めてしまうバラバラ殺人的な作戦であり、
決して効率や安全性で思いついたのではないと思います。あくまで憶測ですが。
大笑!
ネットからのコピペで嘘を誤魔化そうなんてするからすぐに嘘がバレる。その一文には3つの装置が含まれるのに、そのまんまコピペするなんてあまりにも稚拙です。こんな輩と議論しても得るものは何もありませんので、そろそろ締めにしたいと思います。
>『食料は計れないが、それより多量のガレキは計れる』と言う論拠は?
これもいつものストローマン論法ですね。そんなこと誰も言っていませんから。
>放射線量で代用することをあなたは論じていますが、放射性物質が平均化して存在せず偏析した実際の状況に放射線量測定は粗すぎて目安にしかなりません!明らかに矛盾していますね。
こちらは意味不明。
測るのは放射線量なのに「放射線量で代用する」って…なんのこっちゃ?
>統計的な手法でデータのバラツキを見ると言うやり方は粗すぎて通用しません。あなたは自分自身の論理で完全に墓穴をほっています!
大量の物を検査するときには、全量検査なんて実現不可能に決まっていますから、食品でも水道水でも土壌汚染の調査でも同じくサンプリング調査で行います。これがNGだなんて言ってる時点で、現実の測定を知らないど素人であることは、既に指摘済み。違うというなら、あなたが適切と認める食品や水道水の検査法を述べてみなさい。
>次に、環境省から行政に渡された説明資料とあなたの論じることはまったく同じ。
誰が言おうが、正しいことは正しいし、間違っていることは間違っている。で、この人は嘘とデマばかり。
>ガレキを動かし、搬送する時点で、放射性物質を付着した埃は撒き散らかされ、拡散することは、とても原子などと言うミクロな世界とはかけ離れた現象です。ガレキの破砕の際の拡散、燃焼の際の大気放出、焼却灰からの染みだし等。他人のデータの引用だけではなく、あなた自身の科学者としての知識、基準を明確に述べてください。あなたの述べていることは行政の説明資料そのままなので、読む必要なしと解釈します(環境省からの各県、各市町村への通達資料そのままです)。私は彼等が連れてくる御用学者に質問すると、『分かりません』と帰ってしまう、まこと税金は、無駄に使われていることが分かります。あなたも実は、行政か、利権に絡む方なのでしょうね。
こういう、反対のための反対をされる方の特徴は、根拠を論破されると次々と些細な問題を持ちだしては、これが解決しなければNGだと言いだすのですが、ここにもその典型が見て取れますね。大事なのは、被災地の問題を解決してあげようとする姿勢、立ち位置の問題です。それさえあれば、この程度の問題の解は必ず見つかります。例えばこの埃の問題なんて、そもそも必要なアスベスト対策をすれば十分のはずです。
長々と議論してきましたが、結局この人の主張は嘘とデマと「行政か、利権に絡む方なのでしょうね」などの的外れな攻撃だけでした。こんなのを見せられたら、そんな人のやってる運動は敬遠されちゃうでしょうね。
実りのある議論はこの方には無理だと判明しましたので、そろそろ引き上げさせて頂きます。お邪魔しました。
統計的な手法でデータのバラツキを見ると言うやり方は粗すぎて通用しません。あなたは自分自身の論理で完全に墓穴をほっています!
次に、環境省から行政に渡された説明資料とあなたの論じることはまったく同じ。セシウムの原子サイズを引き合いに出した意味がわかりません。どうして、ガレキを燃焼させることとセシウムの原子サイズ、バグフィルタの網目の大きさの比較をしているのか、意味不明です。
ガレキを動かし、搬送する時点で、放射性物質を付着した埃は撒き散らかされ、拡散することは、とても原子などと言うミクロな世界とはかけ離れた現象です。ガレキの破砕の際の拡散、燃焼の際の大気放出、焼却灰からの染みだし等。他人のデータの引用だけではなく、あなた自身の科学者としての知識、基準を明確に述べてください。あなたの述べていることは行政の説明資料そのままなので、読む必要なしと解釈します(環境省からの各県、各市町村への通達資料そのままです)。私は彼等が連れてくる御用学者に質問すると、『分かりません』と帰ってしまう、まこと税金は、無駄に使われていることが分かります。あなたも実は、行政か、利権に絡む方なのでしょうね。
これってORTEC社の検出器が2台あることになるんですよね。
しかもこちらの理研分析センターと全く同じで、機種名もコピペそのもの…
http://riken-ac.com/products_11.html
これがどういう事か、皆さんには分かりますよね。(笑
>私自身が下記装置で食品を検出限界0.6ベクレル/kgで測定しているのですから、
この人は毎食の食材の全てを測定していると言われていますが、こうした装置で一回で測れるのが200g程度ですから、食材全てを検査するには、何回にも分けて3食分を測定することになります。家族分も含めると毎日凄い回数です。これは、検出器をほぼ専有使用できないと不可能な話です。もちろん職場や研究機関の測定器を個人目的に専有使用することなど出来ようはずがありませんから現実的には無理です。となれば、この高価な装置を、しかも2台も個人所有している事になってしまいます。いやはや凄い方ですね。(笑
>あなたの言う燃焼の際、バグフィルタと冷却で100%、放射性物質を捕集出来ると言うのは間違いです。
極微量は漏れると言っていて、100%なんて環境省ですら言っておりませんが?また、焼却炉により違いますが、金属除去システムは、冷却とバクフィルタだけとは限りません。
で、実証データが出ている事に「間違いです」という以上は、反証データを必ずお持ちのはず。どうぞお示しくださいね。
使用機器 ゲルマニウム半導体検出器(ORTEC)+ MCA ・GEM 20-70
・GEM 45-76(高感度-低濃度分析用)
まあせいぜい屁理屈を言っていてください。あなたの言う燃焼の際、バグフィルタと冷却で100%、放射性物質を捕集出来ると言うのは間違いです。また、セシウムの原子サイズを引き合いに出している時点(セシウムは原子で存在する訳はなく、塩化セシウム、形態としては粉体、エアロゾルで存在)で科学者としての力をうかがい知ることが出来ます。
技術論であれば技術論を手短かに展開するのが科学者の力量を表します。
「がれき受け入れ86%が難色 放射性物質の拡散懸念」
東日本大震災をめぐり共同通信が実施した全国自治体アンケートで、岩手、宮城両県のがれきの受け入れについて、回答した市区町村の33%が「現時点では困難」、53%が「まったく考えていない」とし、全体の86%が難色を示していることが3日分かった。11日で震災1年を迎える中、放射性物質が拡散するとの懸念がくすぶり、広域処理は進んでいない。2014年3月末までに処理を終える政府目標の達成は困難な情勢だ。
http://news.livedoor.com/article/detail/6335823/
>汚染されていない地域の農産物、食は1ベクレル/kg未満の放射性セシウムの量で、心配されなくても私は測定してあるそういった食品をとっています。
まずデマの指摘から。
検出限界が1Bq/kgの測定には、1500万円もするキャンベラ社製の最新型Ge半導体検出器などが必要です。これですら3Bq/kgの精度で10-20分掛かるので、1Bq/kgの検査には1時間は必要でしょう。
http://katukawa.com/?p=4778
http://www.daichi.or.jp/info/news/2011/0714_3017.html#z
一般に用いられている簡易型の食品検査では、10Bq/kgあたりが検出限界。つまり、市場に出回っている商品で、1Bq/kg以下の汚染を保証できている商品はほぼ無い。従って「私は測定してあるそういった食品をとっています」というのは、現実的に無理なお話。デマではないというなら、1Bq/kg以下を保証する食品がどこで売っているのか言ってみて下さい。
次に2つのダブルスタンダードを指摘しておきます。
1.1粒でもNG言いながら、1Bq/kg以下ならOKとはこれ如何に?
程度問題での議論を批判しておきながら、自分は程度問題で語るというダブルスタンダードですね。
2.食品のベクレル検査は抜き取り検査で行われる。そうでなければ売れる商品など無くなる。そうした食品検査体制は認めながら、がれきには同じ検査では認めないとは、まさにダブルスタンダード。で、広域処理では、サンプリング検査+全体のスクリーニング検査を何重にも行うという、食品検査よりもずっと厳重な検査体制を敷いている。にも関わらず、緩い検査は認めておいて、厳しい方をNGとは、ダブルスタンダードそのもの。
で、こんなニセ論理で異論への非難を強弁してばかりいるのでは、徳岡さんが心配するような分断を生むことにしかなりません。過去にもそうしたことが何度あったことか。
受け入れ自治体の住民が、例え科学的に安全と実証されても、政府への信頼が失墜している現状では、どうにも信じられないとか不安に感じるのは当然で、そこに寄り添う説明、市民側から推薦された学者によるダブルチェックなど、信頼醸成のためのプロセスはさらなる改善が必要だと思っています。だから、「住民の不安に応えた丁寧な対応をすべし」と私も主張しています。
と同時に、この間行政の側もかなり住民の要求に応えて情報の内容もなかり改善されてきている点も事実です。静岡県の以下のHPでも、かなり詳細な情報が提示されています。
http://www.pref.shizuoka.jp/kankyou/ka-040/gareki1.html
そうした両者の状況を踏まえ、より多くの住民が納得出来る方策、情報発信はどうあるべきか?今提示されている方法で改善すべき点は何なのか?という議論をすべきなのです。
読売の世論調査では、広域処理受け入れ賛成は75%、反対はわずか16%に過ぎません。世論の7割以上となっている脱原発派の中ですらも、反対派はもはや圧倒的に少数派なのです。
現状は、その少数派のさらなる一部が、「全量検査できなければ受け入れできない」などの明らかに非現実的、実現不可能である要求を突きつけ、すでに安全性が確認された事実すらも認めずに、ための反対論、非科学的な反対論だけを展開する。被災地に寄り添う現実的な落とし所を模索する議論を拒否し、超えることが明らかに不可能なハードルを要求するだけで、被災地の苦しみの解決にはなんら前向きの議論をしようとしない。こうした極一部だが声が大きい人達の態度には、脱原発を求める人達の中ですらも嫌悪感が広がり始めてしまっている。これは、チェルノブイリ事故後に盛り上がった反原発の世論が、非科学的な運動に振り回されてしぼんでいった状況に酷似してきています。
こちらの記事の主題もこの点への懸念にあるのでしょう。だからこの点についての賛同を表し、その問題にこそ言及しました。
しかしこういう自分「正義」を疑わない人は、ご自分が運動を潰している自覚がないようです。過去に何度も見た光景ではありますが…
原発再稼働阻止という一点に絞って脱原発派は共闘した方が良いのではないでしょうか。
>放射性物質の受け入れ基準値である100ベクレル/kg以下と測定するための装置とその測定原理は?
答える価値のない無意味な質問です。
1.サンプル調査で複数資料のベクレル数を測る。
2.瓦礫周辺の空間線量をスクリーニング検査する。
こうした測定対象と要求精度さえ分かれば、それにあった測定器はどういうタイプなのかは自明だから。
1の測定では、瓦礫に含まれるベクレル数を求めるのだから、食品、土壌、水などのBq/Kgを測定するのと同じく「NaIシンチレーション検知器」や「Ge半導体検出器」などと自動的に決まる。
モニタリング調査時のように、正確に解像度良く知りたい場合はGe半導体タイプを使うだろうが、100Bq/kg以下であることを確かめるためだけなら、検出限界が20-30Bq/kg程度のNaIシンチレーションタイプでも十分でしょう。機器マニュアルに従って測定が行われるのも、「測定した」という言う以上は当然の条件です。これらは「瓦礫に含まれる放射性セシウムのベクレル数をサンプル調査する」と書いてある時点で自明のことです。
2の測定についても同様です。
外部の空間線量(Sv)を測るのだから、1とは違う測定器であることは明らかだし、「空間線量を測る」とあれば、サーベイメータなどが使われるだろうことは自明です。
さらには、その測定原理の詳細を使用者が知っている必要など全くないことなど、本物の技術者ならご存知のはずです。あなたは携帯電話を使うのに、その通信方式の詳細を知っているとでも?個人的にお知りになりたいのなら、ある程度の解説ならネット上にいくらでも転がっていますから、ご自分でどうぞ。
>上記基準値をクリアするガレキとクリアしないガレキを大量に分離する方法は?
すでに解説済みなんですが?
クリアしないガレキを分ける必要など最初からありません。クリアしていることが必要十分に確実なガレキだけを選び出せれば良い。実際の方法は、環境省のガイドラインでも解説されてますのでご確認ください。
http://www.env.go.jp/jishin/attach/memo20120111_shori.pdf
特にp17-21の記述。
>バグフィルタの除去出来る粒子径は?
>もしあなたが計測器を開発する技術者ならばたやすく回答できますね。
笑)仮にも技術者なら、全く関連しない技術のスペックをも「たやすく回答でき」るなんて絶対に言わないです。本当にそう信じているなら、あなたはニセ技術者です。
で、バグフィルターの穴が、セシウムの原子サイズよりも大きいことなど、ハナから私でも承知しています。だからバグフィルターではキャッチ出来ないと言ってる人もいましたが、これが大間違い。現実にキャッチできていることが実証されていますからね。実証より確かな証明法は無いですが、もしその科学的な仕組みを知りたければご自分で調べてごらんなさい。ネット上でもよく探せば転がっていますよ。
>放射性セシウム濃度は、平均値が問題ではなくて、例え一粒でも体内に入れば、内蔵、骨に蓄積し、長期間、放射線を発し続け、細胞、DNAを傷つけ続けます。
またデマですか…orz
この自称技術者さんが、放射性物質の振る舞いについて、まるで無知であることがこの文からも明らかです。放射性セシウムは、ほぼ全身に分布するが、特に筋肉に集まりやすく、骨はむしろ低いことが知られている。
また、生物学的半減期は3ヶ月程度と言われ、摂取して半年で1/4、2年半後には1/1000になるので、長期に影響を与えるというのも嘘。大半は放射線を出す前に体外に排出される。長期に影響を与えうるのは、食事などで継続的に摂取し続けている場合のみ。その場合も、同じ箇所から放射線を出し続けることなどない。
また、「一粒」って何それ?
一体どんな構造の物を想像しているのですかね?
私にはさっぱり想像できませんが、ちなみに、放射性セシウム原子一つは、β線一発だけ、もしくはプラスγ線を一つ出して安定となり、いつまでも放射線を出し続けるということなどありません。
こんな事、今では多くの人が知ってる話だよね。
何より、どんな食事にも放射性セシウムはほぼ確実に含まれていますから、少しの摂取でもNGだというなら、あなたは何も食べられなはずですが、よく生きていられますね。
それは、過度の穢れ意識。科学の装いを借りた一種の宗教だと思います。
私の記事はそこも問いたかったのです。
それにしても、がれきの処理については一案思いつきましたので近いうちにまた書きますね。
上記基準値をクリアするガレキとクリアしないガレキを大量に分離する方法は?バグフィルタの除去出来る粒子径は?
もしあなたが計測器を開発する技術者ならばたやすく回答できますね。
マージンと言う言葉が出ましたが、放射性セシウム濃度は、平均値が問題ではなくて、例え一粒でも体内に入れば、内蔵、骨に蓄積し、長期間、放射線を発し続け、細胞、DNAを傷つけ続けます。そういった中であなたが言うマージンと言う統計的手法では通用しないことになります。あなたの文章は長すぎて本質的なところにまったく答えていない。結論と理由を短く回答ください。
>なぜなら、福島の遥かにひどい汚染の瓦礫を燃やしても、検出限界以下か、極微量が検出される程度であることが、現実の焼却炉で実証されているからです。
これは、焼却炉から外部に放出される排ガスに含まれる放射性セシウムの話です。
逆に、バグフィルターなどで集められた飛灰からは、大量の放射性セシウムが検出されていますから、燃焼で気化した放射性セシウムは、冷却+バグフィルターの工程で殆ど取り除くことが出来る事が、多くの実測データで証明されているのです。
もはや、ここに科学的な疑念を挟む余地は無いでしょう。
その上で政策的な利害得失を分析することです。
一足飛びに、心情論とか人間論とか理念みたいな話を混ぜると、おかしな方向に議論が進んでいくことになります。
>名古屋大の教授のシュミレーション結果を基に
なんですかそれは?
今更シミュレーションデータなんかどうでもいいのですけど?
なぜなら、実際の焼却炉での沢山の実測データで安全性が確認されているからです。人から示された資料は、しっかり読んでおきましょうね。
>大量のガレキの放射性物質をどうやって測るのか、明確に測定器と測定法を述べなさい
自分は一応、電子計測分野で製品開発を担当している専門家ですから、現実の計測の世界を知っています。
で、規制値を確実に下回っている瓦礫を選別することは全く難しくはありません。測定箇所の違いや測定誤差によるブレを最初から織り込んだマージンを設けた測定をすれば、全量検査などしなくても確実に下回っていることを確認することができるからです。そして、それこそが世間で広く使われている方法です。全てを正確に測らなければならないなどというのは、世間知らずのど素人が言うことです。
では、世間の常識ではどうするか?
例えば複数箇所のサンプリング調査で全てが規制値を大きく下回り、空間線量でも、瓦礫には局所的に高い場所がなくほぼ均一であると確かめられれば、部分的に少々サンプリング調査のものより高いものが混じっていても、トータルで規制値をずっと下回っていると判断できる。さらにそうしたチェックを仕分け、搬出、受け入れなどの各工程で行えば、ミスによる混入も防げる。
仮に規制値に近い数値が出るなど、確実に下回っていることを確認するのが難しそうな場合は、そこでNG判定してはじく。
このようにマージンを設定して確実に合格していると判断できるものだけを合格にする。そうすれば、規制値を超えていない事を必要十分に担保できるので、全ての正確な線量が分かる必要など全くない。
で、これこそが、製品検査などでもよく使われる、世間のスタンダードな手法です。
で、政府のマニュアルもそういう仕掛けになっている。
あなたよりも、官僚技術者の方が遥かに世間のスタンダードを理解しているようです。
また政府の基準は、安全の担保という意味では、すでに低すぎるぐらいです。神奈川や静岡などの独自基準である100Bq/kg以下の瓦礫なんて、バグフィルターじゃない電気集塵機タイプでも、環境汚染の心配必要がないレベルでであることは実証され済みです。
なぜなら、福島の遥かにひどい汚染の瓦礫を燃やしても、検出限界以下か、極微量が検出される程度であることが、現実の焼却炉で実証されているからです。
仮にも科学を語るなら、その事実に目を塞ぐのは大変恥ずかしい態度だと思いますね。
ただ、このブログ自体が、(失礼ながら)毎回毎回、夕刊フジや日刊ゲンダイみたいにいささか扇情的なタイトルばかりで、放射能の恐怖を煽っていて、冷静な議論とは程遠い雰囲気ですよね?
そして皆さん、あまりにも「島田氏が瓦礫受け入れする」本当の理由をご存知ないようで。ここをご覧ください。↓
トン当たりの処分単価がダントツ10万円の島田市、桜井市長はなんと産廃会社の社長だった!~秀逸動画、廃棄物処理政策を批判する
http://insidejobjp.blogspot.com.au/2012/02/10-222.html
市長の会社(今は息子が社長だそうですが)が何をやっているか、もっと多くの人に知ってほしいですね。そして京都大学原子炉実験所の小出さんがおっしゃっていたように、技術があるのなら、きちんとしたフィルターを使ってテストをした上で、それをきちんと実行すべきです。
#全然やる気がないのだろうけど
とにかく瓦礫受け入れ&焼却をやって汚染を全国各地に広げるより、避難すべき場所から避難すべき人々を受け入れて、且つ安全で汚染されていない食糧を作って避難できない人たちに供給することが本当の「助ける」行動のはずです。
どうして自分の無知をここまで盲信できるのでしょう?汚染が全国的であることなど、今では常識ですよ。
例えば昨年11月に発表された以下のセシウム汚染マップは、3月20日から1ヶ月間に放出された放射性セシウムによる土壌汚染を示したもので、全国各地での観測データから推定して作成されたものです。
http://www.nagoya-u.ac.jp/research/pdf/activities/20111115_hyarc.pdf
これを見れば、浜松よりも西が汚染されていないなど、とんでもないデマです。浜松よりも汚染された場所は、中国地方や四国にすら広大にあります。唯一、九州の汚染はほとんど無さそうに見えますが、以下のように、九州各地でもセシウムの土壌汚染が見つかっており、微量だがゼロではないと理解するべきでしょう。
http://www.radiationdefense.jp/wp-content/uploads/2011/10/386236084219d8d43b4f29c44ca537b4.pdf
>そういった中、100ベクレル/kg以下とする危険性のあるガレキを汚染されていない地域に持ち込むことを危ないと言うことを誰がエゴと言うのですか?
上記のような、正確な情報すら得ようとせず、反証情報には目と耳を塞いで「イヤダイヤダ」としか言わない態度では「エゴとしか映ら」ないと言っているのです。脱原発運動がそんな狭量なものに見られてはまずいのではないか?という問題提起をしていることを理解すべきです。で、そんな風に見られて良いのですか?ちなみに私だけじゃないですよ。被災地をボランティア活動で飛び回っている知人も同じ事を言っています。
また、一部に高いものが誤って交じるかもしれないという「可能性」だけを殊更取り上げ、ただ「拒否」という態度も同じく見えます。その問題を認識しているなら、なぜその問題を解決できる方策をこそ一緒に考えようという態度がとれないのですか?
そもそも、ぎりぎり基準値を超えるか超えないか?というのを詳細に検査して判別するなど、何ら意味のないことです。大事なのは、超える物が大量に混じらないようにすること。そして、万が一混じっても、どこかでそれを感知できるようにすることです。
これは、チェック体制を複数にする、焼却炉からの排煙を常時モニターする、浜松市のように環境省の基準値をずっと下回る独自基準で扱うなど、測定精度の不備を補う方法はいくらでもあるでしょう。実際、環境省の指針ですらも2重チェックすることになっている。
http://kouikishori.env.go.jp/faq/index.html#anch01
さらに、受け入れ側でチェックすれば、それだけでも3重チェックとなる。
また、すでに被災地の焼却炉では、がれき処理が行われています。それらの排ガスのモニタリング調査もされ、データが公開されている。
http://kouikishori.env.go.jp/faq/haigasu_20120124.pdf
これを見れば、福島県以外の焼却炉からは、検出限界を超えるものは出ていないという事実も分かる。飛灰にはこれだけ大量に検出されているのだからフィルターがきちんと働くこともこれだけ沢山実証されている。
仮にこのデータが信頼できないというのなら、市民側の学者を調査に参加させろとなぜ言わない?環境省だってそれで信用してくれるなら、きっと喜んで参加させてくれるでしょう。それともあなた方は、外にはもれないと実証されるとまずいことでもあるのですか?
>また、復興を阻害しているのはガレキでもなく、放射性物質による汚染、原発事故が収束しないことです。
それを被災地の人に言って、納得させてみて下さい。
で、以下のような現地の声、受け入れてもらえない悲しみの声が、捏造だとでも言うのでしょうか?
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20120212_01.htm
陸前高田、釜石、大槌町にボランティアで行きましたが、あのガレキの量は本当に凄いです。現地でボランティア活動をしている方も、ガレキ問題は復興の足枷になっていると訴えられていました。
またガレキは、そのまま放って置くと自然発火する危険があります。現実に各所でそれが起きています。これは野焼きと同じですから、放射性セシウムはそのまま拡散します。そういう緊急の課題なのです。あと、現地に焼却炉を作って現地で処理すべきという意見がありますが、もうすでに作れるところには仮設の焼却炉を作って処理されています。それでも全く追いつかないからこそ広域処理が浮上しているのです。
こうした事実に向き合わず、目と耳と塞いで「怖いから嫌」だとしか言わず、被災地の苦悩をただ放置していて何が脱原発ですか?そんな運動が信頼されるとでも?
「低レベル放射線なら安全」「大気圏核実験の放射性物質が元々飛んで来ている」というのは、原発推進派が安全性を喧伝するために使ったロジックとまったく同じですよ。
また、「既に福島以外も日本中が汚染されている」というのは、「どうせみんな汚染されているんだから、後は何やっても変わらない」という自暴自棄論です。
「脱原発」というのは、基本的に「危険な放射性物質による害を防ぐ」というのが要点であって、それ以上でもそれ以下でもありません。脱原発によって原発事故による汚染の危険を防ぐのと、放射性物質の混ざった廃棄物を遠ざけることによってその汚染の危険を防ぐのと、基本的にはどちらも同じことです。
阪神大震災で出たがれきと原発から拡散した放射性物質により汚染されたガレキとは明らかに違う。何故、突然、アスベストの話が出てくるの?意味不明です。
アスベストと放射性セシウムとの関係は?
静岡、西日本では、放射性物質による汚染で苦しむ人々を受け入れるよう、ご協力ください。汚染された地域に子供、国民が住み続けなければならない、きれいな場所まで汚染させることは日本人全員が不幸になります。それは本当の支援ではありません。
今度は我々の番ですよ (静岡人)
2012-02-28 01:26:59
関西の人は自分勝手というのは本当なんですかね。
なんだか阪神の震災で支援した自分が恥ずかしくなってきました。
今度、関西を含め東南海地震で我々が壊滅しても
全国のみなさん助けに来なくていいですよ。
アスベストは健康に大変悪いらしいですから。
水俣と福島 被害者を分断して得をするのは誰?
で書いたように、あまりにもたやすく分断され、いがみあいやすい我々。
細かいところで意見が違うのは当たり前なのですから、もう少し落ち着きましょうよ。
原発再稼働反対でまずは一致団結すべきだと思います。
1 がれき処理を全国で引き受けないと本当に被災地の復興が進まないのか。
2 現地で集中処理する方法がないのか。
3 どこで処理するにしても、焼却処理のような放射性物質が濃縮し、拡散する方法しかがれき処理はないのか
これをまず検討すべきなようですね。
本当の本当に全国で引き受けるべきことになってから討論しましょう。
なんだか阪神の震災で支援した自分が恥ずかしくなってきました。
今度、関西を含め東南海地震で我々が壊滅しても
全国のみなさん助けに来なくていいですよ。
アスベストは健康に大変悪いらしいですから。
すでにご存知の方もおられるかと思いますが、静岡県島田市での放射能ガレキ焼却試験の結果について評価された情報がありましたので、ぜひ見ていただきたく、下記にアドレスを記載します。
島田市の放射能ガレキ焼却試験では、ガレキに含まれる放射性セシウムの57%が灰の中に残ったが、残りの43%は煙に共に放出されたとの評価がのっています。
やはり、ガレキ焼却は地域を放射能で汚染するようです。
http://sekaitabi.com/shimada.html?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=shimada
9条の心ネットワーク事務局&北神戸「9条の会」代表世話人のOです。
この勇気あるご主張に賛同します。
私もブログにて、ガレキ問題に関して以下のような考察をしております。
http://funkyfungifun.blog33.fc2.com/blog-entry-69.html
すべての震災ガレキ=放射能ガレキと決め付け、頑なに拒否するだけの態度ではエゴとしか映らず、多くの共感を呼ぶことは不可能でしょう。
実際、日本中が大なり小なり福イチの事故で汚染され済みです。
クリーンな場所などありません。そもそも西日本では、事故前から黄砂に混じって中国での核実験由来の放射性物質が、毎年降り注いでいます。
そういうリアルな現状を認識した上で、どうすればさらなる汚染を許容可能な範囲に留めつつ、民主的な手続き、市民が納得できる方法で、被災地の復興を妨げているガレキ問題を、なんとか解決できる方策はないのか?という点を真剣に悩み、考える。被災地の苦悩に寄り添い、一緒に苦悩する。これこそが脱原発運動に不可欠な態度のはずです。
「分からないから不安になる」というのは当然です。だったら、不安を取り除くにはどうすればいいのか?と、両者の問題解決を前に進める議論へと移らねばなりません。「不安だから拒否」で終わるのでは、エゴと言われても仕方がないでしょうね。
政府からの情報発信も不十分です。
島田市のような取り組みを、さらに市民に開かれたものにして、納得と信頼を得られるものにしていかなければなりません。
と同時に、反対派の難癖付けだけのような反対論や、非現実的な主張も見なおすべきでしょう。
現状は、この両者の歩み寄りが無いままに、被災地の苦しみだけが放置されている。これが一番の不幸です。
そもそも、ある問題を解決するのに、完璧な技術もなければ、完璧な方法論も通常はありません。デメリットのない技術など、ほとんどありません。このデメリットを極小(ゼロではない)にしつつ、被災者を苦しめている大きな被害を取り除くにはどうすれば良いのか?を、原発問題への賛否を脇に置いて一緒に悩み、真剣に解決のために取り組む、そんな脱原発運動へ成長してこそ、多くの信頼を得られるのではないでしょうか?
関西広域連合では3月までに基準作りをするということで学者さんに責任を押し付ける手続きにはいっていますが、大阪市の橋下市長はそれにも満足せず、大阪市単独でもすぐに放射能ガレキを受け入れると息巻いています。
一旦、放射能で広域汚染されてされてしまえば現在の技術では一部の表土を削るしか方法がなく、削った表土を持っていく先もなく、すぐに周辺地域より放射能が流入してくるので、実際上放射能を取り除くことはできません。
なんとしても放射能ガレキ受け入れを阻止し、大阪を放射能汚染から守りましょう。
埋め立て処分地を選定し受け入れ態勢を作るのに、何年かかるとお考えでしょうか?現実として待てないでしょう?隣に、不燃ごみ(とはいいますが、非常時に積み上げられたものですから、可燃ごみや魚の類まで一緒に積みあがっています)の山があると、放射線の前に、伝染病で人が死にますよ。
さらにいうと、被災地、とりわけ三陸海岸では、地形の関係から、埋め立て処分地から住宅地までの距離を十分取れません。
いっぽう、被災地の瓦礫の放射性物質の濃度は、十分な距離をとれば(たとえば1km)人体への影響はまずありえません。距離の2乗に反比例して、放射線強度(濃度)は低下するかからです。
そう考えれば、最終処分地を分散して全国に配置し、かつ適切な距離を住宅地からとる、というやりかたが、もっとも全日本的な視点で「人体被害が少なくできうる」合理的な選択なのです。
あなたの論述はまさに、御用学者、行政が、これほどの事態を引き起こしながら、詭弁で使う論述なのです。以下二点を明確にご理解ください。まずは、被災地の安全なガレキなどと書いてありますが、安全かどうか、大量のガレキを測定する手法がないということ、ガレキ中の放射性物質量を測定するためには、ゲルマニウム半導体γ線スペクトロメーター等を使用し、測定する以外にない、これは、測定出来る量が1kgとか限られ、測定するにも時間がかかります。従って、大量のガレキを測定することが出来ない、何よりも、あなたの言われる安全なガレキの安全な部分と放射性物質を含む部分が分離出来ないため(放射性セシウムの場合、塩化セシウム等の形で存在し、簡単に分離出来ません)、そもそも安全な被災地のガレキといえるものは1kg単位での検査をしなければなりません。島田市の場合、検出限界1ベクレル/kgで測定を繰り返し、安全かどうかを確認し、原状の土壌20~30ベクレル/kgを汚染させないようにしなくてはならない。現実にはそうなってないですよね!次にタバコの煙と放射性セシウム134、放射性セシウム137による内部被曝の違いをお話ししましょう。タバコにもポロニウムといった放射性物質が含まれていることが指摘されましたが、含量はわずかです!ところが、福島原発は数千から数万テラ・ベクレルの放射性物質外部放出 レベル6に分類されたように、大量の放射性物質が放出され、土壌、水を汚染し続けています。輸送、破砕の際の拡散、焼却における大気への拡散を防ぐ技術が、残念ながら最先端技術でもないのが実情です。いったん汚染すれば、汚染された土壌、水を復元することは不可能です。一番危険なのは、内部被曝で、放射性セシウム134、放射性セシウム137は、太古からある放射性物質カリウム40など人間が排出する機能をそなえた物質とは異なり、骨、内蔵に留まり、半減期2年、30年の間、放射線を発し続けます。タバコや自然放射線など、外部被曝との違いを明確にしてください!文系?理系?さん、明確にこういった問題を解決する方法、技術を提示した上でタバコを例にだしてください。そうでなければ、あなたの言われていることは、『絶対安全』と原発事故直後、NHK等の番組に出演し解説を加え、いつの間にか消えた御用学者と何ら変わらないことになります。
言葉の操作に長けた人が相手を批判する時によく使う「客観的でない」という意味の言葉を使われたので、私がいかに理をつくして説明してもあなたは決して納得されない方と判断しました。
あえて反論はしません。私とあなたのどちらの主張が正しいかはここに集う人の判断におまかせいたします。
細野環境相が広域処理を要請している震災ガレキは、放射性廃棄物とも違うし岩手県南の土壌でもありませんよね。
放射線被曝による癌や心臓病のリスク上昇は、喫煙行為による肺癌リスクより低いのではありませんかね?
皆さま、よくよく調べて熟慮願います。
前に書いたとおり、脱原発ならば「汚染廃棄物一箇所封じ込め論」「受入拒否論」になるのが当然の帰結ですが、それとは逆にに、原発推進派は「汚染廃棄物各地で引受論」にならなければおかしいと思います。低レベルの放射線は安全だと言い続けてきたのですから。石原都知事はその意味では首尾一貫しているということになるので、賛否はともかくその点では評価しますが、世の中全体の原発推進論者はそこまで覚悟できてるのでしょうか。
「誰でも自分の家の回りでは脱原発派である」という誰かの言葉をふと思い出しました。
文系の自分にはよくわからないので、とても勉強になりますっ。
専門家でも分かれる意見ということで、いったい何を信じたらイイのか途方にくれてしまいます。
文系の僕は政府がダイジョウブだと言うならきっと専門家会議で議論したんだろうからダイジョウブなんだと信じちゃうのです。
いつもは反ハシモトで、世間的には少数説主義なんですけど、化学の世界になると多数説の先生たちがダイジョウブと言えばそれに乗っかっちゃってますが、それも反省しなきゃですっ。
ところで、先日、ミヤネ屋でチェルノブイリの原発付近まで近付いて、その後あの地域がどうなったかというこの番組では珍しく素晴らしいルポを観ました。
約170近い町や村が無くなり、今も半径30キロ!?の地域は立ち入り禁止になっているようですっ。
それと、記者さんが持っていた線量計もピーピー激しくなっていたのが印象的でしたっ。
一度事故が起こるとアウトなんだというのがよくわかる番組でした
そういえば、反対があるにもかかわらず原子力を強引に導入した中曽根元首相や脱原発に反対している人気の橋下市長もそうですが、指導的立場(社長、政治家)に立つ人のほとんどは文系の人ですね。あれこれ考えてしまう理系の人は優柔不断に見えて指導的立場にはなかなか立てませんね。
さて、ガレキ処理の話ですが、福島以外の東北および関東も福島ほど高濃度ではないといってもやはり放射能に汚染されています。放射能検査といっても簡単な計測器でサンプル検査あるいは搬送車ごと測定する程度で、人が近づくと危険なほどの高レベルの放射能かどうかをチェックしているだけです。決して、ガレキを処分する地域の人々の健康が損なわれないことを保証するものではありません。
平常時ではありません、未曾有の災害(地震、津波、原子力発電所の事故による放射能の拡散)がおこったわけですから、非常事態宣言をして、国費を投入して、大至急、現地(東北)に廃棄物処理場をつくってガレキを処理すべきです。
(ご参考)
放射能(原子爆弾の数百倍の放射能ですよ)がどれほど危険なものなのか、といっても目に見えず、匂いもないものですから、理解できないですよね。放射能(ただしくは放射性物質)からでてくる放射線は、人間の遺伝子を傷つけます。人間の体の細胞はどんどん死んで体外に排出されますが、正常であれば遺伝子が持つ情報によって同じ正常な細胞が再生されます。少量であっても遺伝子が傷ついてしまうと、細胞が再生されにくくなって病気がちになったり、正常な細胞ではない細胞(ガン)が発生しやすくなります。
ある医科大学の学長さんが去年「今後5~10年で東北・関東で甲状腺ガンを発症する人が急増すると予測されるが、甲状腺ガンは自分もこれまで1回しか手術をしたことがないほど少ないので、指導しにくい」と話されていました。
っていうか、文系の人間である我々には(苦笑)、検査して放射線量が高くなく、岩手のがれきを静岡で処理するだけなのに、なぜ反対なのかと思ってしまいます。
化学的な知識はまったくないので、検査してダイジョウブというなら、しょうがないと判断しちゃいます
今がれきの処理問題は福島のそれではなく、他の地域のそれですよね!?
なので、素人的には受け入れるべきだと感じます~間違ってたらゴメンなさい(笑)
ところで、福島に処理施設を作るということもまたムズカシイと思います。なぜなら、地元の合意がとれないからですっ。
ニ重被害をあの地域に負わせるのは、理屈ではコメントの方々のおっしゃる通りなんですが、
感情的にムズカシイでしょう。
それと、銀行にいて審査していたときの経験でも、産業廃棄物系や医療系の処理施設の設置はめっちゃ大変なんですっ。
「ワタシの裏庭には作らないで!!!!」となってしまうからですっ。
結局、岩手とか福島から離れた地域でのがれき処理は他の自治体が受け入れるということについてはやむなしなんです、化学的にはこれもダメなんでしょうか!?
じゃ、処理できないがれきはどうすればいいのか!?
廃棄物処理施設の処理量に限界がある以上、他の自治体が支援するしかないと思うのですが、いかがでしょう!?
大江健三郎氏などは「核と人類は共存できない」と言っていますよね。核廃棄物と人類は共存できないのですから、その共存できないようなものをどうしても保管処理するのであれば、できるだけ一箇所に集中するしかないと思いますが。「核廃棄物一点集中論」「受入拒否論」は、脱原発派の立場からの当然の論理的帰結だと思います。「核廃棄物を全国で引き受けよう(=全国に拡散しよう)」というのは、脱原発派としては自己矛盾であり、論理の破綻です。
「それでは福島や地元の人はどうなるのか?」ということが当然問題となりますが、これは移住と補償で手厚く対処するしかないと思います。
なお、宮武先生は、低レベルでも放射線がいかに危険かをこれまでさんざんこのブログで力説してこられたのですから、低レベルでも放射線を帯びた廃棄物の受入を拒否し、一箇所にできるだけ封じ込める方向の論に進むしかないと思います。
福島の復興をどうするのだという声もあるが、福島は拙速な復興を行うべきではない、なぜなら原子爆弾の数十倍、いや数百倍の放射能に汚染されているからである。
現時点では除染技術などない、一刻も早く福島より住民を退避させ、住民の安全を図ることこそが必要である。
放射能などなんでもない、マスクをする、不要な外出を控えるなど気をつけていれば影響などないといった報道や除汚技術が現在開発されているのですぐに除染できるようになるといった報道をテレビ各局が流しているが、マスクなどで放射能が防げるわけはなく、1~2年で除染
技術が実用化するなどありえない。国が費用をだして一刻も早く住民を退避させるべきである。
そして、福島より放射能に汚染されたものが、流出しないよう監視すべきである。
その上で、国費をつぎこんで除染技術を開発すべきである。大学や民間まかせの開発では、予算もかぎられているし、除染に対する需要も読めないので、いつまでたっても実効性のある技術など開発できはしない。
不完全な技術を売って、儲けたアメリカ原子力産業とその利益の分け前を得ていたアメリカの人々も、自然の力が及ぶ因果応報の範囲では、日本の一般国民と同様、否応なく被爆することになるのは、やむおえないことだと思います。その他の国々に汚染が広がらないよう、アメリカの原子力力産業とアメリカ政府、東電と日本政府が協力して、放射性ゴミを回収し、始末するために全力を尽くすべきでしょう。
東電は今も放射能汚染水を垂れ流しているようですから、それをやめさせることは、日本国民とアメリカ国民の共通の権利であり利益です。それいがいでも、意図的に放射性物質を外部に、外国に放出しゅることは、厳重にやめさせる必要があります。放射能に汚染されたがれきは、東電と政府の責任で、厳重に管理し、合理的に処理することを求めるべきであり、各地の焼却場で処分するのは放射能汚染をいっそう拡散させることであり、中止するべきでしょう。
第二の福島を出さない責任が、日本国民にはあります。脱原発の方針を確定し、日本中の原発を止めて、(今は、たまたま止まっているようですが)、危険性の高い原子炉から廃炉に踏み出すべきでしょう。そのために、世論を結集するべきだと思います。
一部に、汚染とは関係のないことにも過敏に反応している人たちもいますが、それも、「原発安全神話」にだまされた人たちが、政府に騙されないようにと警戒するが故の行動であり、それが利己的な悪事だと非難する権利は、誰にもなく私は同情に値すると思います。
これは、本当か?
そもそも現地で処理施設を作って処理しようとしないのはなぜか?
(脱原発には反対ですけど)
原発の事故は技術的問題ではなく、原発推進派と反対派双方によるソフトの問題によるものと思ってます。3/11の前も後も、双方が糾弾してるだけで、討論して双方の弱点をつぶす努力がされていません。
津波の危険性をもっと反対派が取り上げていて、推進派にもそうした意見を汲み取れる遡上があれば3/11は回避できていたのですから。
チリの地震やスマトラの津波等契機も数回あったし、電源喪失を可能にする技術もあっただけに残念でなりません。
今の反対派の方々は結果をダシにする占い師や旧社会党のようにみえてなりません。(補償がでているような被害者は除く)
もっと建設的になっていただけませんか?