このブログでの私の呼び方:佐野くん
<下級生トリオ> の3人目、佐野くんについては、まず私の思い出話から。
あれは私が中学生、南葛中vs比良戸中をリアルタイムで読んでいた頃でした。
南葛がコテンパンにやられて、翼くんも意識を失うほどの大ピンチ。比良戸の次藤はんや佐野くんのふてぶてしさに、私の友達はボロクソに言ってたんですよね。
佐野くんに関してはあの笑い方のせいか、
「ゲゲゲの鬼太郎」ならぬ 「ケケケの鬼太郎」 とまで名付けてた。(ヒドイ)
ところがどっこい。翼くんのドライブシュートが完成し、3対3の同点に追いつかれて、前髪で隠されていた「目」が初めて現れて、どんな顔だったのか分かった翌日の彼女の第一声は、
佐野くんカワイイ
……ときたもんだ。
あれだけさんざん文句言ってたのに、なんなんだ。ここまで鮮やかで見事な手のひら返しは、滅多にないぞ。
ただ、このときの連載の最後のページが、この佐野くんの顔だったので、同様に 佐野くんカワイイ と叫んだお嬢さん方は、全国にたくさんいたんだろうなあ、と今なら納得できる。
意外にも「ケケケ…」と笑ってる場面は、そんなになかったんですよ。特殊な笑い方で、印象に残ったんだろうね。
調べたら、南葛中との対戦終わるまでは、上記の3つしかなかった。
笑い方にもヴァリエーションがあって、他には、
「ヘヘヘ…」
「ニコッ」もありますよ。 (「ニコッ」は笑い声じゃない)
当然ながら、佐野くんも努力の人です。
キャプテン翼 クリアファイル チェック! の企画で気付いたことがありまして。
佐野くんのオーバーヘッドキック。 もしかしたら、やろうと思ったきっかけは、東邦学園vs武蔵中での、三杉くんのオーバーヘッドキックを目の前で見たからかもしれない、と。
フォーム、似てませんか?
三杉くんは、どんなプレイもお手本になるような選手ですし、これを見た佐野くん、長崎に帰った後、相当練習を重ねたのかもしれない、と。
翼くんですら、ロベルトのオーバーヘッドキックを見てから、(たぶん)何十回目に初めて成功したんだから。
努力していく、という最良の例としては、「GOLDEN-23」でフットサルの技術を積極的に学んで取り入れようとする姿勢。
古川洸太郎と風見信之介に教えを請うも、断られたので、
レンタルしてきたフットサルのビデオを観て、研究。
その熱心さに、古川洸太郎と風見信之介も感銘を受けて、フットサルの技術を教えます。
その努力が開花したのが、オリンピック出場を賭けたオーストラリア戦。
翻弄されるオーストラリアの選手たち。
このオーストラリア戦に出場したときの、佐野くんの単独表紙。時折り見せる、このような精悍な顔つきがいいですね。
例えば、↓これもそう。
「Jrユース編」でヨーロッパ遠征メンバーに選ばれたときまでは、FWだった佐野くん。ヨーロッパで試合出場したときは、MFのポジションに。
高校時代は、どうだったんだろう? 国見学院のときはFWで、全日本に選ばれたときはMFだったのかもしれない、と想像してみる。
南葛中に負け、悔しがる佐野くん。翼くんがドライブシュートを完成させなければ、もしかしたら勝っていた試合だったから、悔しさも人一倍だったはず。
松山キャプテン
これは貴重な「松山キャプテン」の単語。
オーストラリア戦で、ボールを回してくれた松山くんに感動している佐野くん。
選手交代したときも、松山くんがボールを回してくれたんですが、すぐに奪われてしまったんですよね。
なのに、再びチャンス与えてくれた、松山キャプテン。その期待に応えるため、
オレが仕掛けるしかねえだろ!!
と、上記のフットサルの技術を披露し、チャンスを作るのでした。
以上、佐野くんの好きなところを挙げてみました。
最後に一つ、気になった異名について。
「ワールドユース編」のタイ戦、タイユースのチャナが「小回りのきいた まるで子猫のようなドリブルだ」と表現されたのに対し、佐野くんは
全日本ユースのハリネズミ
って……ちょっとひどくない? ここはやはりいつもの通り、 「軽業師」 でお願いしたかったです。
>それまではプレーしながら「ケケケ」とか奇声を発していたのに・・・
いずれ作成する<「佐野満」と私。>で、このことは必ず触れようと思っていました。
今まで「気持ち悪い 気色悪い」と言っていた私の周囲の人間が、目を出した翌日
「佐野くんカワイイ」
に転じて、ひっくり返ったことがありました。 かわいければいいのか!? と人間不信に陥りそうでした。
そのせいか、佐野くんの評価や印象があまりよくなくて、「GOLDEN-23」で見直したところなんです。
これは以前に頂いたコメントのお返事ですが、遂に拝見できました。あれからもう4年近く経ちますか・・・感慨深いです。
>これは以前に頂いたコメントのお返事ですが、遂に拝見できました。あれからもう4年近く経ちますか・・・感慨深いです。
えっ、もうそんなになりますか?
つーか、どの記事の返信コメントでしたっけ? 思い出せない。
今思えば、あの頃はとにかく嬉しくて嬉しくて舞い上がっていましたね。
ブログの内容は素晴らしいし、疑問点を提示したら重箱の隅コーナーに取り上げてくださったり、他に話す相手がいなかった翼への思いの丈をコメントしたら一つ一つに丁寧にお返事をくださったり。
もう自分で自分を止められず、随分コメントの長文連投をしてしまい、ご迷惑をお掛けしました。ごめんなさい。
今後とも何卒、末永くよろしくお願いします。
>単行本5巻読み直し雑記の記事です。
ありがとうございます、確認できました。
どこで何のコメントしたり、返信したのかなど、逐一覚えていない(覚えていられない)んですよね。
一(私)対複数(スギウラさんを含め、ご訪問者の皆さん)、ですから。
>もう自分で自分を止められず、随分コメントの長文連投をしてしまい、ご迷惑をお掛けしました。
いえいえ、長文、大歓迎ですよ。読んでいて楽しいですし。
これからも思いの丈をどんどん表明してください。
ついでに間違い等をご指摘していただけると助かります。