このブログでの私の呼び方:松山くん
私が男性だったら、キャプつばキャラで親友にしたいナンバー1がこのひと。
たとえ悩み事や問題が解決しなくても、話を聞いて、励まして、助言してくれる。
岬くんもどちらかと言えばそういうキャラですが、「翼くん限定」という、まるで母親のような傾向があるのが、松山くんと異なるところでしょう。
松山くんはチームメイト全員、分け隔てなく接してくれる。えこひいきも仲間はずれもしないでしょう。
キャプつばには「キャプテン」が多数おりますが、私がついていきたいキャプテンは、翼くんでも若林くんでも小次郎さんでも三杉くんでもなく、やっぱり松山くん。

ついていくよー、松山くん!
推測の域を出ませんが、男性読者さんたちも「親友にしたいキャラクター」「キャプテンにしたいキャラクター」に松山くんを挙げる方が多いんじゃないかなあ……?
今では「北海の荒鷲」という呼び名が定着してる松山くん。以前もどこかで記しましたが、

「北の荒鷲」のほうがゴロが良くて、私は好きです!
高橋先生が好きな歌手・松山千春さんの名から名付けられた松山光くん。
この間アップした記事ですが、

「松山光」 「北斗千春」 の共演でもあったわけですよ。 (「100Mジャンパー」の主人公の名前が北斗千春)
先生の思い入れも強いためか、だんだんと「いい男」になっていったキャラですね。
「いい男」の「いい」は、「良い」「好い」「善い」のいずれか、あるいは全部当てはめてください。全て正解ですから。
小学生よりは中学生、中学生よりはユース、ユースよりはU-22と、男っぷりをあげていって……美子ちゃんがうらやましいぜ、こんちくしょう!(←本音が出た)
松山くんの男っぷりがどんどん増していったのは、めぐり合ったキャラたちの影響が大きかったから、でしょう。
初登場は単行本4巻。

ここで岬くんとわずかな期間でもサッカー仲間として時間を共有していたことを、私たちは知ります。

久しぶりの再会。 ふらの小のみんなは、岬くんと戦いたかっただろうなあ……。
そして松山くんの運命が変わった、いや、決定づけられたと断言していいのが、これ。

オマケのアニメ版。 ごめんよ、松山くん。


「中学生編」でもお互いに、しつこいくらいに「食堂の借り」を持ち出してましたね。


なのに「ワールドユース編」では松山くんにビンタされるまで忘れてた小次郎さん……。
そんなことはどうでもいいくらいに、松山くんを「好敵手」ではなく「仲間」として見ていたんだろうね。
松山くんのサッカーの対戦歴は、「小学生編」でvs日向小次郎(明和FC)、「中学生編」でvs大空翼(南葛中)、「ROAD TO 2002」でvs三杉淳(FC東京)と、相手に不足なし。
これこそが松山くんの男っぷりをあげることになった要因ではないか、と睨んでいるのですが……如何?
まずはvs日向小次郎(明和FC)。
体調悪い小次郎さん、その小次郎さんのスライディングタックルに、わざと足を出して怪我を負った松山くん。 どちらも本調子だったら、勝負はどちらに転んだか……と想像するのも楽しいのですが、結局は若島津健ちゃんが現れて、勝敗が決してしまうことに変わりはないんだなあ。
「明和FCvsふらの小」は珍しいことに反則あり、PKありで、PKで得点、PKの阻止で勝負の行方が左右された試合。
「全日本Jr.ユースvsフランスJr.ユース」まで、こんな荒れた試合はなかったですな。
続いてvs大空翼(南葛中)。
この試合が好きだという方は多いでしょう。 私も好きです。
「大空翼vs松山光」の対決が、清々しくていいんですよね。 対戦前から清々しい。

この場面、大好き!!

この場面、大好き!!
二人の一騎打ちがたくさん繰り広げられるのも、この試合の嬉しいところ。いくつか挙げてみましょうね。



この場面の二人の心中によって、対戦の内容が代弁されている。
「もしも翼くんが怪我をしてなかったら」の話はしませんけれど、今回の一対一の勝負は、松山くんの勝ちですね。
「翼との対決に勝ち、試合に負けた」ということ。 悔しいことだけれど、翼と思いっきり戦えたんだから、そんなに後を引くような悔しさではなかったと思う。

本来なら、名言集にランク入りしているべき松山くんの名台詞。

おれは 翼や日向のような 天性のサッカーの才能はない!
だから練習するんだ
才能のないやつは 努力するしかないんだ!!
なぜか、これ↓がランクインしてましたね。

この場面、大好き!! この台詞も好きですけれど。
最後にvs三杉淳(FC東京)。

愛するひとが見守る中、戦う二人。
「三杉淳」と私。でも述べましたが、「10代の頃の松山光vs三杉淳」の対戦を読みたかったー!
松山くんの魅力は、三杉くんと対峙しているときに本人が自ら語っているので、私の出る幕はありません。
「ROAD TO 2002」単行本第7巻より。

俺は おまえみたいに なんでもできる天才じゃない
俺の場合は小さいことから コツコツと粘り強く!
それが俺のサッカーの信条さ
藤沢美子ちゃんとのあれこれは、いずれカップリング考察でやります。 あの空港の場面を待っていた皆さん、ごめんなさい。
一つだけ叫ぶなら、
結婚してからも「藤沢」と呼んで欲しかったー!
「ワールドユース編」で「美子」と呼んでいて、仰天したのは私だけではないはず。 一体、何があったんだろう……? と想像するのは、なかなか楽しいものです。
努力家でチームメートを何よりも大切にする松山くん。
根っこにあるのはものすごく強いメンタルで、そこに魅かれました。
タケシや石崎くんは、絶対的な信頼を寄せる存在がいることで、翼くんや若林くんはこれまでの実績や自分の才能に自信を持ってピンチに立ち向かっていきますが、松山くんは「才能はない」と認めるところからなので、マイナススタートです。でも、折れずに「練習するしかない」と自分のやるべきことをひたすら続けていきます。
そんな松山くんは努力の人でもありますが、「信念の人」とも思っています。
そして、チームであることの意識は誰よりも強いです。
必殺シュートも、他の人は自分が強くなるために習得していますが、松山くんだけはチームの弱点を補うために身につけ、他の人が新しい技やバージョンアップを試みる中、ひたすらイーグルショットを打ち続けます。
ワールドユースでRJ7の正体にいち早く気付いたのは個人的には衝撃的でした。
松山くんて、小・中学生編では少しおバカっぽかったので(ごめんなさい)。
小学生編での岬くんとの再会では戦いに来ている翼くん、日向くん、三杉くんに対して修学旅行的なノリも感じられたし、その後他の人は「優勝候補同士の試合」を見に来ていたのに、松山くんだけは「岬くんの応援」だし、日向くんのタックルを破るために後先考えずに足を出しちゃうし、翼くんとの対戦ではフェアプレーにこだわり、なだれ作戦も、タクシー走って追いかけちゃったのも、これまた後先考えずに借金して成田空港行っちゃうエピソード(結局美子ちゃんにいきなり借金。ちなみにわたしは当時の会場のある埼玉出身なので、空港までのタクシー代の恐ろしさを知っています。笑)も、切れ者の雰囲気が全くなくて、おバカで不器用なイメージだったんです。
でも、読み返していくと、チームのことを誰よりも考えているからその目的に一番に気づき、ボロボロのチームを支えることができたんだろうな、と思うようになりました。
南葛戦も語り尽くせないくらい松山くんの良さが出ていて、今でも5本の指に入るくらい好きな試合です。
あの試合ではりあんさんも触れられていた「才能のないやつは、努力するしかないんだ」が名台詞として有名ですが(圏外でしたが…)、わたしは「南葛は強い」とあきらめムードが漂う中、チームメートの進路について突然語り出し、「最後まで全てを出し切って戦おう、みんな!」と励ましたときの言葉が印象に残っています。
こんなこと言われたら、「ついていきます!キャプテン!!」ってなります。
たくさんの画像と、りあんさんの解説を読みながら、わたしも松山くんのことを考え直す機会になりました。
楽しかったです。
ありがとうございました。
ならなっぱさんの松山くんに対する想いや、ご意見・ご感想を拝読してますと、私の視点が抜けているところに気づかされます。
>松山くんは「才能はない」と認めるところからなので、マイナススタートです。
>松山くんは努力の人でもありますが、「信念の人」とも思っています。
>他の人は自分が強くなるために習得していますが、松山くんだけはチームの弱点を補うために身につけ
>チームメートの進路について突然語り出し、「最後まで全てを出し切って戦おう、みんな!」と励ましたときの言葉が印象に残っています。
>こんなこと言われたら、「ついていきます!キャプテン!!」ってなります。
私が目から鱗が落ちたところを挙げてみました。
ならなっぱさん、洞察深い! 私の浅さが露呈しちゃいますね、ははは。
最も衝撃受けたのは、これ↓ですね。
>松山くんて、小・中学生編では少しおバカっぽかったので(ごめんなさい)
ならなっぱさんのお言葉拝借すると、「後先考えず行動する」というのが、もうね、納得してしまいます。
だけど小中学生の男子って、「おバカ」ですよ。 なんでこんなことを!? とこちらがビックリする言動をやってますからね。
振り返ってみても、小中学生の女子は早熟だけど、小中学生の男子は子どもっぽいままですよね。
それゆえ松山くんは、「世間一般の平均値の小中学生の男子」と言えるのかも。
松山くんの周りのキャプつばキャラたちの、精神年齢が高いんですよ。
年齢重ねて成長していく中で、男っぷりが増したのは、必然だったんでしょう。
>わたしも松山くんのことを考え直す機会になりました。
私こそ、ならなっぱさんのご意見に改めて気づいた点が多々ありました。
ありがとうございます♪
「世間一般の平均値の小中学生の男子」
なるほどです!
その視点はなかったです。
確かに日向くんや三杉くんと比べると田舎の子だし、背負っているものも全然違うからその分最初は幼かったのかもしれないですね。
そう考えると、こうだと思ったらそのまま突っ走るところは確かに説明がつきます。
目から鱗です。
そして、大人になった翼くんたちは世界の強いチームと戦うようになり、いろいろなキャラクターが登場しましたが、あたりまえですが、ふらのみたいな不器用で、天才がいなくて、武器はチームワークだけというチームは出てこなくなりました。
そう考えると、松山くんだけでなく、ふらの全体が子どもらしさの象徴だったのかもしれません。
松山くんの精神年齢問題、深いです。
若干偏差値は低そうですが、年相応ということを頭の片隅に置いて、松山くん対日向くん、松山くん対翼くんをもう一度読み直したいと思います。
新しい楽しみが見つかりそうで、わくわくします。
ありがとうございます。
>松山くんの精神年齢問題、深いです。
これはならなっぱさんのコメント拝読していて辿り着いたので、半分はならなっぱさんのおかげでございます。
ありがとうございます。
岬くんは父親と二人暮らしで、精神的に大人っぽい。
日向小次郎は父親亡くして、家族支えなきゃいけない意識が芽生えたため、精神的に大人っぽい。
三杉くんは心臓病があるため、死と隣り合わせの時期もあったでしょうから、精神的に大人っぽい。
若林くんは初登場時から、既に大人に。(←あれ?)
翼くんは師のロベルトの帰国、最高のパートナー・岬くんと最高のライヴァル・若林くんが旅立ったことで、自身も子どもから大人への階段をのぼってる。
じゃあ松山くんは?
美子ちゃんを追っかけたときが子どもから大人への場面になるのかなあ、と。
>ふらのみたいな不器用で、天才がいなくて、武器はチームワークだけというチームは出てこなくなりました。
ああ、その通りかも。
ふらの以外では、静岡県予選準決勝で戦った島田小が、これに当てはまりますね。
「プロ」になったので、「アマチュア」のチームの良さ、初々しさが、もうないですよね。
それはそれで仕方のないことですが……。
また何か新発見がありましたら、教えてくださいね。
>彼は私の理想の彼氏でありダンナさまであり。
いいですねえ。 後々、「理想の父親」の要素も、加わるかもしれませんよ。松山くん、きっと子煩悩になると思われます。
私のイチオシ・岬くんなんて、両親が離婚しているから、結婚には二の足踏みそうです。(←いきなり現実的)
キャプ翼では主人公属性を持っていないのが悔やまれます・・・w
DSのゲームだとチートじみた性能に加えて松山君が主人公のIFストーリーがあって面白かったです。
>松山君は他のスポ根物の主人公タイプのキャラですよね
なるほど、ご指摘の通りかも、です。 努力と根性を兼ね備えたタイプですもんね。
ライヴァルには正反対の天才肌、エリートタイプのキャラが……って、三杉くんですかね?
>松山君が主人公のIFストーリー
えー、そんなのがあるんですか? ゲームはしたことがないので分かりません。
どんな話なのか、簡単に教えていただけませんか?
よろしければ、またお越しくださいませ。
私もそのゲームの内容知りたいです(^ー^)
てかT先生、サイドストーリーみたいなの番外編で作ってくれないかなァ。ボクは岬太郎みたいな短いやつでもo(^o^)o
けっこう短編でラブストーリー描いてらっしゃるじゃないですか、100Mジャンパーとか。爽やかなの(。-∀-)
それをぜひ松山くんと美子ちゃんで。原作では描かれなかったふらの高校時代(カレカノで過ごした唯一のカップルだし)
すみません…人様のサイトで朝から熱く語ってしまいました(-o-;)
>サイドストーリーみたいなの番外編で作ってくれないかなァ
ちょくちょく入る回想シーンでなく、一本立ちのストーリーで、読みたいですね。
確実に描かれたのは、岬くん(「ボクは岬太郎」)と小次郎さん(「日いずる国のジョカトーレ」)くらい?
魅力的なキャラがゴマンといるから、いざやるとなると、大変でしょうけれど……。
>人様のサイトで朝から熱く語ってしまいました
大丈夫ですよ~! ドーンと受け止めますから、ドーンときてください!
二重投稿になってしまったのは、goo運営側のシステムの問題だと思いますので、問い合わせと苦情を入れておきました。
ご迷惑おかけしました。 明日にでも、コメントを削除させていただきますね。