高専観察録

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今まで出会った奇妙な漢字たち~第2弾(調子に乗って。)~

2008年08月23日 | Weblog
今日も3つほど漢字を紹介しましょう。
まず1つ目はこちら。「日本武尊」
ま、とりあえず普通に「にほんぶそん」なんて読まないことです。
日本神話に伝わる人物です。ヤマタノオロチを倒した人。
答えは「ヤマトタケル」です。
古事記と日本書紀にも記されています。ほんのちょっとだけ異なる所があるんですが、話の流れは同じですのでご心配なく。
古事記の方が浪漫的で、主人公や父天皇の人間関係から来る悲劇性に彩られています。
日本書紀の方は天皇賛美の傾向が強く、天皇に従属的です。
白鳥神社で白鳥になり大空へ飛んで行ったお話もあります。

続いて2つ目。「鹿尾菜」
鹿の尻尾の様な菜っ葉…と考えるとそんな菜っ葉あったか?と思うでしょう。
草は草でもこれは海藻です。
答えは「ひじき」です。
海から引き揚げる前は茶色っぽい色をしています。ひじきと一言で言っても使用する部分によって種類があります。
よく家庭で見かける干からびたひじきは葉っぱを使っているもので、これを「干しひじき」と呼びます。
他にも茎の部分を使ったものを「長ひじき」または茎ひじき、糸ひじきなんて呼んだりします。
また、ひじきの芽の部分を利用したものを「芽ひじき」または姫ひじき、米ひじきなんて呼んだりするそうです。
ひじきを食べると長生きするといわれていて、敬老の日である9月15日は「ひじきの日」と呼ばれています。

さて。3つ目はこちら。「西班牙」
昨日も国名が最後でしたね。今回もそんなパターンです。
「西」という漢字が使われています。ヨーロッパの西部にある国と言えば…。
正解は「スペイン」。サッカーでは強豪国と言われています。

正式名称は特に定められていないそうで、スペイン国だったりスペイン王国と呼ばれたりもします。
国内総生産(通称GDP)は世界でなんと9位。豊かですねぇ~。
カナダよりも上です。(いまいちピンときませんか?)
国技と言えば勿論サッカーですね。
FIFAワールドカップに11回出場しています。98年のフランス大会の予選では「無敵艦隊」と呼ばれるほどの強さを誇っています。
ワールドカップでの優勝は無いですが、欧州大会では2度優勝しています。
特にスペインのプロサッカーリーグ「リーガ・エスパニョーラ」でのFCバルセロナ対レアル・マドリードのカードは「エル・クラシコ」と呼ばれていて、スペイン国内ではなんと視聴率50%を記録、全世界で約三億人が生放送で視聴するとも言われています。
サッカーだけでなく近年ではモータースポーツでも大きな活躍が目立っています。
F1では史上最年少で世界王者になったフェルナンド・アロンソもスペイン出身です。
他にも自転車競技、テニス、バスケットボール、シンクロなど。
スポーツが盛んな国です。

そして食文化。これも独特です。
1日5食が普通なんですって。
まずはデサユノ(Desayuno)これは朝食。起きがけに摂る食事でパンなどを食べます。
次にメリエンダ・メディア・マニャーナ(Merienda media Mañana)これが日本では珍しい朝の軽食。午前11時頃、サンドイッチ、タパス(おつまみ)などを食べます。
そしてアルムエルソ(Almuerzo)これは昼食。一日のメインの食事で、午後2時頃、フルコースを食べます。
普通昼食で家庭ではがっつりと食べる事は無いとは思いますが。
そしてメリエンダ(Merienda)これは夕方の軽食。午後6時頃、タパス、おやつなどを食べます。
まだ食うのかって思ってしまいやす。
そして漸くセナ(Cena)夕食。午後9時頃、スープ、サラダなどを食べる。
日本人の意見からいえば「食べ過ぎ」ですよね。
日本食の方が物凄くヘルシーなのがよく分かります。
と言うよりも、昔の方が良かった。ですね。

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