かたむく暗箱

空想の暗室

想わずにはいられない 

2005-12-03 23:24:03 | 写真と虚言
想わずにはいられない きみを そしてぼくを 
風が死体を運び 光が微かな悲鳴をあげるとき 
すでにきみは夢の隅に座り ぼくを視ている 
不安定に 積み上げられた食欲と性欲 崩れる気流 
だから 想わずにはいられない きみを そしてぼくを 
慌てて戸を開けると 外は 目映い胃袋

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