心の芯に灯りをともして生きること

2010年12月31日 14時47分49秒 | 日記・エッセイ・コラム

今年一年、本当にいろいろなことがありました。

今年の年明けは、平治師匠の文化庁芸術祭新人賞の受賞パーティと落語会の準備で追われ、受賞記念の落語会。

そして、11月は芸大とのコラボ落語会。2回。

それに元犬像建立式。元犬建立記念落語会。はなし塚の落語会。

高松の源平ゆかりの里の落語会もありました。

来年は、今年同様に、文化庁の授賞式に参加してきます。

今年一年も、落語会を通じて、私も成長させていただいています。

落語会っていっても、開催までの中で、お願いしたりして、出会う人たちによってです。

ありがたさが身にしみます。

結構、大変なの。

前からお願いしていて、いくね~と言ってくれていた友人も、直前になると来てくれなかったり。あら?だけど、自分のお願いする時は、寄ってきたりしてね~

そんなものなの?

たくさんがっかりも経験するけど、たくさんうれしい感動も経験する。

今年の開催した落語会は、どれもとっても貴重なものだと思っている。

たくさん落ち込んで、たくさん悩んだ。お金にはならないのにね~なんで、こんなことをやっているんだろうと思ったりする。

他のことは上手くいかないのに、これだけは、何だか上手くいくので不思議なの。

芸大とのコラボは、お客様はなかなか集まらなかったけど、落語会は大成功。自分で言うのもなんだけど、本当に面白くて!

ここで、やさしい気持ちというか、しょうがないな~とか、きてくれた人は、予想以上に面白くてという感じかな。芸術祭新人賞の受賞の作品を聴けたわけだ。侮れない。お客様が少なくても、お客様を馬鹿にして手を抜くような人たちじゃない。心も一流な人ばかりだから。

辛かった分、新人賞は嬉しかった!

平治師匠の時も!嬉しかった!

平治師匠の時は、ストレスで声が出なくなって・・・。友人知人、後輩とか、いろんな人がきてくれた。うれしかったな~

嬉しいこともあるけど、辛いことがあると、本当に落ち込んで、落ち込んで!一生懸命やっているのに報われない思いで、どうしょうもなくなる。

死神という落語があるけど、人間には、見えないけどろうそくのように心に芯があって、灯をともしているような気がする。

ある時は激しく燃え、ある時は消えそうになるような灯になり。消えることが死ぬことではなくて。灯が消えても生きてはいけるけど・・・、

自分でこころの灯をともして生きることは、とっても難しい気がする。

その灯が人をひきつけるんじゃないかな~。

そんな気がふとした。

辛いけど、心の芯に灯をともして生きていかなきゃと思った。

今年一年は、走り続けてしまった。

来年はのんびりしたいけど、今の段階では、もう手伝いも含めて、たくさん落語会がある。

来年もいい年にしたいと思う。

今年もたくさんの人たちに支えられて生きてきた。本当に感謝です。ありがとうございました。

来年も宜しくお願いします。

良いお年をお迎えください。

2010年12月31日