それでも生きていこう

自分は何の為に生まれてきたんだろう。
自分には何も取り柄もないし、
価値がないのかな。そう思っていた。

自分の存在している意味って？
ぐるぐるぐるぐると、長年考えていた。
…答えは見つからない。今も。

乳児院の子どもたちと接して、思った。
『生きてる…ということは、
それだけで凄いことなんだ』と。

子どもたちの放つ生命のオーラは
気持ちを浄化させてくれる。
遊んで、食べて、笑って、泣いて、眠る。
命をめいっぱい燃やして生きている。無心になって。
あのたくさんの無邪気な笑顔を見ていると、
大人のアタシがちっぽけに感じる。

アタシらにできることは、
いっぱい遊んで、抱っこして、愛してあげること。
それだけでもいいんだな。
どの子も、ホントにかわいくて、いとおしい。

様々な事情で、実親と離れて暮らしている子どもたちがいます。
どうか、知ってください。
自分には何の価値もない、なんて思ってるのなら、
あの子どもたちと遊んでみてください。
皆、温かい手を、胸を、欲しがっています。

あなたにも、きっとできることがあります。