砂を噛む

砂を…噛んだこと、ありますか？
いえ、『砂を噛む想い』をした、ということではなく、
まさに文字通り、砂を、お口でジャリッ…って。

あれは忘れもしない小学校低学年のころ。
大きなケヤキが、枝を伸ばしてそびえ立ち、昼なお暗い墓地。
当時、私たち子供らの、格好の遊び場になっていた。
カラスたちがワア～ワア～と騒ぎながら、
墓場の木々のねぐらに戻ってくる。
人間の子供たちも、そろそろ自分のねぐら（家）に
戻らなければならない…そんな、夏の夕暮れ時だった。
その時、一緒に遊んでたおさななじみの弓子ちゃんが、
「納骨堂に、骨壺に入れないまま骸骨が置いてある」
と言うので、皆で見に行ったのだ。
（子ども特有の『恐いもの見たさ』心理。笑）

コンクリートでできた納骨堂。その小さな窓から中を覗く。
身長が低かった私は、皆のうしろから背伸びして覗こうとしたが、
その拍子に足を踏みはずし、脇の草むらに転げ落ちてしまった。
と、その時、ザシッとした砂の感触が…口いっぱいに広がった。

…うわあ～んんん！
またリアルに思い出しちゃった～！あの感触！！
思い出しただけで、鳥肌が立つワン。泣
今はもうオトナなので、好奇心で納骨堂なんか覗かないし、
ドジって墓場の砂を口いっぱい含むことも無い。
（当たり前だ。あったらコワイ。）
…ホントの意味で、砂を噛むことはあるが、ね。（意味深？笑）

お口直しに…
地元のお菓子屋さん『たきや』のお菓子2種をどうぞ。
（画像だけ、ですが。笑）
きりたんぽもち…みたらし団子風。串に刺さってます。
焼きいも菓子…サツマイモ餡の焼饅頭＆スイートポテトの中間、みたい。
今朝、おめざでいただきました。
これだけで、もうお腹いっぱいですう。