出産は、お祭り

昨日は術前検査（胸部＆腹部のレントゲン撮影）、
そして、今日は手術時の輸血の為の自己血液採血だった。

いや～、レントゲン室行ったらさ、びっくらこいたね。
若い技師さんたちの、眩しいこと眩しいこと。
ほどよくイケメン、しかも、あの爽やかさって、何？
う～～～ん。『白衣効果』っていうのかな？
そうそう、あれよ！
『ゲレンデでは誰もがかっこ良く見えてしまう』
…そんな状況に似てないかい？違うか？

今アタシ、弱ってるからなのか…
普段、若い男子と接してないからなのか…
ああ～なんか～恥ずかちい。目も合わせられないわん。
（↑うわ。こんなオバさんキモイわ…）
純朴な田舎の女子高校生だったころの自分が蘇る？ってか？

今日は病室がいっぱいだそうで、
なんと『分娩室』のとなりの部屋で採血することになった。
陣痛に耐える妊婦さんの声が、きこえてくる。
「は～い！いきんで～！」
「kに尾h氏尾hxj路xjfjvjイ～！」
「もう少しですよ～がんばって～！」
「イt５９ヴイjっぇhmkんf～～～～！」

…うお～！アタシ今、生命の誕生に立ち会ってるだよ！

そして、あのキラキラDr.（主治医のT先生）登場～！
輸血用の採血って、てっきり看護婦さんがやるのかと思ってたら…
センセイが？自ら？へえ～。
しかも、今日、アタシは『入院扱い』なんだそうで。
え～？半日なのに？日帰りなのに？『入院』なんだ～？
…いっそのこと、一晩泊まっていきたいわ～ん、センセ。ウフン。
ってか、着替えたババシャツ、見られたよう～（泣）。
『勝負ババシャツ』着てくるんだった…。
↑そんなのあるのか？w
「ライチさん、スイマセンね～。叫び声が聞こえてますけど。
部屋が無いもので。お隣はもう『お祭り』ですよ。w」
もう～センセったら～。
可愛い顔してサラッと面白いこと言うから、好・き。

アタシの血管は、医師＆ナース泣かせ。
細すぎて、針をさす場所が、いつも一発で決まらない。
T先生はアタシの腕をゴムでぎうぎうに縛り上げ、
指の腹を使い、滑らかに撫であげ、血管の位置を探っていく。
あっっっ！センセイ…
そ、そんなことされるとアタシアタシアタシ…w

四苦八苦したが、適所に針が刺さり、
いよいよ手術用の自己血液採血の開始だ。
所要時間は30分程度。そのあとに、点滴＆注射…という行程。
T先生には子分、否、研修医（←やはり爽やか系）がついてきていた。
「S君、あとはお願いします。僕、また来ますから。」
ささっと要点を指示したT先生は、
お隣の『お祭り分娩室』へ加勢に行ってしまった。
…どうやらアタシは、研修医S君の練習台になるようである。
は～い了解～。
あなた、アタクシのカラダで十分経験を積むがいいわ。ほ～ほほ。

しばらくして、お隣の『お祭り』が最高潮に達した瞬間、
「おぎゃ～おぎゃ～」と、元気な声！
「あ、生まれた！」

…やったね！おめでとう！