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韓国ドラマ「模範刑事」あらすじと感想、真実を追い求める刑事たち

2022-02-18 | 韓ドラ ま行


韓国ドラマ「模範刑事」あらすじと感想、最終回。
ベテラン刑事とクールな若手刑事がタッグを組み、真実を追い求める珠玉のサスペンスドラマ。
ドラマ「梨泰院クラス」でパク・ソジュンの父親をはじめ、多くのドラマや映画などでベテラン俳優の貫禄を発揮している名優ソン・ヒョンジュンさんが熟練した刑事を演じ、相棒役にはドラマ「カネの花」「ボーイフレンド」などのドラマや舞台などで活躍するチャン・スンジョさんが主演に抜擢されました。
彼のビジュアルから頭脳明晰で行動力がある姿はピッタリと役に当てはまり、ベテラン刑事とのコンビもどんな行動をするのか読めないところも魅力的でしたが、本作で名優ソン・ヒョンジュンさんと素敵な相棒が誕生したと思います。
チャン・スンジョさんは、両親の死に対するトラウマから心を閉ざし心中を表にあらわさない無表情なポーカーフェイスを維持していましたが、次第に仲間の刑事たちと打ち解けていき、時おり見せるチャン・スンジョさんの笑顔がとても素敵で、カッコ良い刑事でした。

また、女性記者を演じるのは悪女役からブレイクしたイ・エリアさんで、彼女の感情が読めない神秘的な雰囲気って際立った特徴ですよね。
本作の美人すぎる記者役は冷静に物事を見るクールさが女性から見ても嫌味がなく、とても良かったです。
そして、脇を固める俳優さんたちも、悪役のオ・ジョンセ、警察のチョ・ヒボン、死刑囚のチョ・ジェユンなど、経験と実力を兼ね備えた個性が強いベテラン勢が揃い見どころ満載です。
物語は5年前の殺人事件の真実を追い求める刑事たちとその真実を隠そうとする者たちの対決が描かれていきますが、警察、検察、司法まで巻き込んだ悪と闘うチームワーク抜群の彼らの活躍に注目です。
韓国で大ヒットした本作はシーズン2の放送予定もあるようです!

あらすじ(ネタバレあり)
1話
5年前、女子大生と刑事が殺される事件が発生します。
容疑者を逮捕したのは刑事のカン・ドチャン(ソン・ヒョンジュ)。
被告イ・デチョルは女子大生を殺害後、死体を遺棄し事件を担当したチャン・ジンス刑事も殺害し、死体を遺棄した罪で死刑を宣告されます。
ところが犯人の宅配業者のイ・デチョルは犯行を否認。
その後、容疑者は死刑囚となり、服役することになります。

5年後、エリート刑事オ・ジヒョク(チャン・スンジョ)がベテラン刑事カン・ドチャン(ソン・ヒョンジュ)と同じ西部署の強力班に配属されてきます。
そんな時、誰かが高架橋の下に人を投げたのを目撃したと西部署に電話があります。
その後、死刑囚のイ・デチョルの娘イ・ウネを葦原で殺して埋めたと刑事カン・ドチャン(ソン・ヒョンジュ)がいる西部署にパク・ゴノ(イ・ヒョヌク)という人物が自首してきます。
パク・ゴノはわざと捜査を混乱させる供述をして刑事たちを振り回し薄ら笑いを浮かべています。

2話
18年目のベテラン刑事カン・ドチャン(ソン・ヒョンジュ)と頭脳明晰なエリート刑事オ・ジヒョク(チャン・スンジョ)は相棒としてタッグを組み、真実を追いはじめることになります。

また、チン・ソギョン記者(イ・エリヤ)は服役中のキム検事長に呼び出され、「俺が検事部長の時に死刑囚にしたイ・デチョルだが、そいつは無実だ」と知らせます。
今になって何が目的なんでしょうか?
そして、「イ・デチョルは犯人に仕立てられたんだ、刑事、検事、裁判官の共犯だ、そして最後の仕上げをしたのはチン記者、君だ」と言われ、チン・ソギョン記者は刑事カン・ドチャン(ソン・ヒョンジュ)に電話して会うことになり、「イ・デチョルの無実を主張する通報がありました」と告げます。

西部署では死刑囚イ・デチョルの娘イ・ウネを殺したとパク・ゴノ(イ・ヒョヌク)が自首したことで捜査をはじめますが、刑事オ・ジヒョク(チャン・スンジョ)は最初の通報者であるユナからの情報を更に調べはじめ、イ・ウネが生きていることが分かりました。

その後、検察に送ることになったパク・ゴノ(イ・ヒョヌク)は集まった記者たちの前で「イ・デチョルは犯人ではない」と話し、再捜査を要求します。
そこに刑事カン・ドチャン(ソン・ヒョンジュ)と刑事オ・ジヒョク(チャン・スンジョ)が見つけ出した娘イ・ウネが現れます。
今回の事件は、二人の自作自演だったことで終わりましたが、殺人犯の娘と言うことで深く傷ついているイ・ウネを見て、刑事カン・ドチャン(ソン・ヒョンジュ)は事態を重く受け止め責任を感じるのです。
そんな時、またイ・デチョルの無罪を主張する新たな証拠の映像が送られてきます。
この映像が本物ならアリバイが立証される大事なものでした。

3話
大事な昇進がかかっている時期の刑事カン・ドチャン(ソン・ヒョンジュ)ですが、イ・デチョルの無罪を主張する新たな証拠の映像が送られてきた場所を示す宅配業者に向かったドチャン。
そこには同じ目的で刑事オ・ジヒョク(チャン・スンジョ)も訪ねてきました。
二人は偶然顔を合わせ、最後までこの事件を追うために一緒に行きましょうと言って、5年前の殺人事件の真実を明らかにするために真の相棒となるのです。

その後、自作自演までしてイ・デチョルの無罪を主張したパク・ゴノ(イ・ヒョヌク)が何者かに殺されます。
その前にパク・ゴノから電話を受けたチン・ソギョン記者(イ・エリヤ)は「彼がイ・デチョル事件の真犯人に会うと言っていた」とドチャンとジヒョクに話します。
更に、その人物の写真を送ると言っていたと。
パク・ゴノ(イ・ヒョヌク)が殺された現場に向かう3人ですが、カン・ドチャン(ソン・ヒョンジュ)はなぜゴノが自分の命より真犯人の正体を暴き、無実を主張したかったのか?と考えていたドチャンは現場で死んだパク・ゴノ(イ・ヒョヌク)の携帯を見つけます。

4話
携帯の中には犯人と思われる男の姿が映っていて、警察で調べた結果、チョ・ソンデは殺人罪など複数の事件の容疑者で、服役中のキム検事長を尊敬していて、チン・ソギョン記者(イ・エリヤ)も知っている人物でした。
ところが、刑事カン・ドチャン(ソン・ヒョンジュ)は死んだパク・ゴノがどうやって真犯人に気付いたか?それが分かれば謎が解けると考えます。
きっとウネが何か知っているはずだと二人はウネの病院に向かい、パク・ゴノ(イ・ヒョヌク)が死んだことを知らせます。
父のイ・デチョルは看守だったパク・ゴノが自分を殺害しようとしたことに対し、死刑囚の自分をあえて先に殺すには訳があると察し、パク・ゴノのことを隠す代わりに娘のウネに「父さんは殺人者ではない」と伝えてほしいと取引し、娘にだけは真実を伝えたかったのです。
これが世の中を騒がせた自作自演の事件だったのです。

刑事カン・ドチャン(ソン・ヒョンジュ)は5年前のこの事件がはじまった時に戻り、再捜査をスタートさせます。
刑事オ・ジヒョク(チャン・スンジョ)はチョ・ソンデの事務所に向かいます。
チョ・ソンデを逮捕しますが、警察は隠蔽してパク・ゴノ事件は自殺となります。
二人が事件を掘り返すほど周りから圧力がかかり、結局、「イ・デチョル事件を掘り起こすな」ということで、前に進むことが出来ません。
警察が一緒になってグルになっていては無理が多すぎますがドチャンは「どこまで卑劣なんだ絶対に暴き出してやる」と激しく激怒します。
そして、5年前まともな捜査をしなかった刑事カン・ドチャン(ソン・ヒョンジュ)は再度、初心に戻り刑事オ・ジヒョク(チャン・スンジョ)と捜査を進めると、5年前に殺害された女子大生ジソンと仁川第一信託の代表ジョンテの繋がりを見つけます。
ジョンテはジヒョクの従兄弟で理性やモラルなど道徳心の全くない男でジヒョクとは敵対しています。

5話
刑事カン・ドチャンと刑事オ・ジヒョク(チャン・スンジョ)は従兄弟のジョンテを訪ねます。
そして、5年前に殺された美大生のユン・ジソンを知っているか?と聞くと、彼女に頼んで肖像画を描いてもらったと言いますが、ジヒョクは「カン刑事は兄さんを疑っている、ジソン殺害の真犯人だとね、殺したのか?」と聞きます。
もちろんシラを切るジョンテですが、ジヒョクはわざと刺激をあたえたのです。
その後の調査で、ジョンテと美大生ジソンの二人は恋愛関係にあったことが分かります。
また、刑事カン・ドチャンは真犯人を捕まえることも重要ですが、イ・デチョルの死刑執行まで時間がないので焦っています。
ジヒョクは事件を隠蔽した同じ刑事のナム班長を調べるには限界があり記者のソギョンに接触してほしいと頼みます。
そして、今自分たちが追うべき奴らは、仁川第一信託代表のジョンテ、デチョルの無罪を主張したパク・ゴノを殺害したチョ・ソンデ、事件を隠ぺいしたことが明らかになった強力1チームのナム班長の3人です。
そして、暴力団事件の解決にドチャンの強力2チームが単独で捜査することになりますが、実は内密に隠れて死刑囚イ・デチョルの事件を捜査することになりました。

その後、記者のソギョンから事件当日に確実なアリバイがあったことを聞かされますがソギョンはナム班長が素直にアリバイ映像を渡したのが怪しいと言います。
ジヒョクは映像の調査を依頼し、そこでおかしな点を見つけます。
やはり、アリバイとして提出された映像は防犯カメラのものを他のカメラで撮影されたものだったのです。だから、タイムコードの捏造の痕跡が見つからなかったのです。
ここで仁川第一信託代表のジョンテのアリバイが崩れます。

6話
怪しいとされる仁川第一信託代表のジョンテのアリバイが捏造されたことが分かりましたが、それでもジョンテが真犯人でデチョルが犯人でないという証拠または事実を立証することが出来ませんでした。
ドチャン(ソン・ヒョンジュ)とジヒョク(チャン・スンジョ)は再審を申請しますが受け入れてもらえなかったデチョルのために再度動き始めます。
デチョルには時間がないのです。

また一方で、インチョン(仁川)最大の暴力団のボスをついに逮捕し、ドチャンたち強力2チームの勢いが増していきますが、逆に更に彼らに圧力が加わり邪魔が入ります。
とにかく、警察、検察、司法までグルになっている悪の勢力との闘いは簡単なものではありません。
そんな中、ドチャン側の弁護士が再審請求書を持って死刑囚デチョルに会いに行きます。
サインをしないというデチョルに再審が決まったら警察も検察もドチャンを放っておかない、辞職を覚悟で、それでも彼はやると言っている、法廷でその人があなたに何をしたか世に暴き復讐しなさいと言います。

その後、インチョン(仁川)最大の暴力団のボス、ドンパルをドチャンたち強力2チームが検挙し、それを喜ぶムン署長は、話題提供のために警察署にメディアの記者たちを呼びます。
そして、ジヒョクはこの会見を利用することにしようとソギョン記者(イ・エリヤ)に現場に来ていた放送局の記者たちを揺さぶってほしいと頼み、ソギョン記者はデチョル事件の再審についての情報を流し、テレビ局が大々的に取り上げマスコミや世間が騒ぎ出します。
当時の手薄だった捜査を責められたドチャンはあの事件の初動捜査の担当は亡くなった刑事のジンスとナム班長だったとムン署長に伝えます。
そして、裁判所の前には死刑制度廃止とイ・デチョル事件の再審を要求するデモが起こります。
結局、最高裁判所は異例の再審請求を受け入れたのです。

7話
ドチャン側の弁護士は証拠も足りないし時間もないので、方向性をハッキリさせましょうと念を押します。
そして、美大生のユン・ジソン事件に比重を置いて、当時の捜査が不十分だったと証明しなければならないと言い、警察の隠蔽、汚職、圧力に焦点を合わせると。

その後、再審準備も少しづつ整ってきましたが、突然デチョルが「静かに死なせて下さい」と言ってきます。
そして、ドチャンに「1つだけ頼みがある、ウネの結婚式で代わりに娘に付き添ってほしい、お前のやることはそれで終わりだ」と娘の未来を心配する親の愛情を見せます。
ところが、ジヒョクの捜査で誤解が解け再審を受けることになったデチョルの1次公判は有利に動きはじめます。

また、事件当時、宅配会社から映像を受け取った刑事のジンスは「デチョルが犯人である確立はほぼゼロです」とナム班長に報告していましたが、ナム班長はこれを検察に渡します。
結局、検察と警察が組織的に真実を隠蔽していたことが明らかになりますが、早くこの事実が公になるといいのですが・・・

また一方で、5年前の有力な容疑者ジョンテは正韓日報のユ部長とユ国会議員の兄弟と親密な関係があり、ジョンテは兄のユが国会議員になるのを助け、ジョンテは仁川第一信託を手に入れました。弱みを握っているジョンテにはいつでもユ兄弟を脅すことができるのです。

そんなジョンテを警察のナム班長が訪ねて行きます。
「5年ぶりですね」と会話する二人ですがジョンテは「一生会ってはいけない関係でしたよね」と言い、「なんであんなミスをした」と再審での映像などの証拠を責めます。

また、新たな証拠を探すために捜査に乗り出したドチャンとジヒョクは事件当日、現場近くでジョンテが違法のUターンをして交通違反を起こしていたことを確認します。
そして、ジョンテがなぜ?Uターンしたのかその理由について何か重要なものを現場に落としたと考えたジヒョクはそれがオークションで落札した時計だと推測しました。
詳しく調べたジヒョクはその時計を持っていた殺害された刑事ジンスの妻を問いただします。
「この時計は殺人事件の容疑者の物で、5年前に無くなった時計が、なぜ事件を担当していた刑事ジンスの奥様の手に?」、正直に話してくださいとドチャンも心配そうに聞きます。
そして、よく考えたジンスの妻は裁判で真実を証言すると言います。
ところが、この3人の様子を遠くから見ていたナム班長です・・・

8話
競売にかけられた時計はジヒョクの父の遺品で、ジョンテが持っていて落としたものです。
それを警察のナム班長が拾い、亡くなった刑事ジンスの妻に競売で売るように指示したのです。
そして、ドチャンとジヒョクにナム班長に頼まれたことを話し、裁判で証言もすると約束したとナム班長に言います。
ところが、ジンスの妻は法廷に現れませんでした・・・

また、記者のソギョンは過去にムン署長とチョン検事がイ・デチョルが犯人ではないという証拠を隠す会話をしている録音ファイルをキム検事長から受け取り確保します。
そして、過去に警察と検察が一緒に証拠を操作したことを正韓日報のユ部長に話します。
ところがユ部長はこの話を警察の上層部にすぐに知らせ、ソギョンの記事は失敗に終わります。

ユ部長は「警察と検察は更に圧力を強める、デチョル側だった者はすべて、この世の底に落ちるだろう、記事を書いた君もだ、聞かなかったことにしろ」と言われますが、ソギョンは「一生後悔する」と悔しさをにじませるのです。

そして、法廷ではドチャンの部下だったユ・サンミ警部補が自分の昇格のために嘘の証言をし、
イ・デチョルも相手側の検事の言葉を信じてワナにハマり、女子大生は殺してないが、刑事は私が殺しましたと嘘をつくのです。イ・デチョルの死刑は予定どおり執行されることになります。
記者のソギョンは「最初から決まっていたのよ、誰のせいでもない」とジヒョクに言います。

ジョンテはナム班長に「今度は売らずにつけてください」と言って、時計を渡します。
「もう会うことはありませんよね」と言い、更に「気になることがある、ジソンを殺したのは分かるけど、チャン刑事は誰が殺したんですか?」とナム班長に聞きます。

9話
イ・デチョルの死刑が執行されました。
ドチャンは亡くなったデチョルの納骨堂の前でじっと耐えています。
そのドチャンは昇進審査にも落ち、「刑事を辞めたくないなら、おとなしくしていろ」とムン署長に言われ、強力2チームの面々は仕事も与えられず、毎日暇にして定時に家に帰る日々を送っています。
そして、ドチャンには、まだやることが残っているので、まだ刑事を辞めるわけにはいかないのです。
それは、亡くなった死刑囚イ・デチョルの娘ウネのためです。
ウネのためにも絶対に弱音を吐かないと心に決めたドチャン。

また、記者のソギョンから過去にムン署長とチョン検事がイ・デチョルが犯人ではないという証拠を隠す会話を録音したファイルを聞いたドチャンとジヒョク。
そして、ムン署長がたくさんの賄賂を受け取っていたことも知り、ドチャンはムン署長に会いに行き、「当時は俺たちが間違っていて、今はお前が間違っている、俺が正しいと認めろ」と心静かに話しますが、それを聞いてムン署長は黙ってしまいます。
そんな時、ジヒョクが未成年へのセクハラ容疑で、ナム班長に逮捕されますがすべて、ジョンテが仕組んだものです。

10話
ジヒョクはただ情報を得ようと、ウネ失踪事件の時の通報者チャン・ユナに接しただけですが、すべてジョンテが仕組んだもので刑事を辞めさせて殺すつもりだと気付いています。
ナム班長から辞職願を出すように言われたジヒョクは「俺の予想が当たっていると確認できたよ、ユナに伝えてください、性犯罪で訴えろと、死ぬより刑務所で寝てる方がいい」と答えます。
ドチャンは自分の家にいるウネに「ユナがジヒョクをセクハラで訴えた」と話しますが、ウネは「お金のためなら何でもする子よ」と話します。
ところが、その時、家にムン署長がやってきます。
ムン署長はウネに「私が悪かった、きちんと調べなかった、すまない、死んだ君の父親に心から謝罪する」と過ちを認めひざまずきます。
また、ドチャンにも「恥ずべきことだが、スッキリしたよ、ありがとう」と伝えます。

また、ウネはユナに会い、ジヒョクのセクハラが嘘だったことをすべて録音します。
結局、ユナは告訴を取り下げます。
ジヒョクはジョンテのところに行き、「殺すなら直接殺せ、伯父さんの金で他人にやらせるな」と言って帰っていきます。

その後、強力2チームに復帰したドチャンはジヒョクに罪を着せた奴を捕まえると言って、ナム班長をにらみつけます。
また、強力2チームはデチョルの無罪を主張したパク・ゴノ殺人事件の再捜査も始めることになりますが、現場の証拠を隠し自殺として処理したナム班長は警察に辞職届を出します。


   


11話
強力2チームはチョ・ソンデとその上にいるジョンテを追い詰める作戦を立てます。
その後、チョ・ソンデは刑事を暴行して逃走した容疑者として身元公開捜査に切り替わりました。
チョ・ソンデはジョンテの計らいでフィリピンに密航するはずでしたが、ジョンテに裏切られて殺し屋たちに襲撃されます。
そこへ、ドチャンたちがやってきて、皆が逮捕され、ドチャンは血まみれで倒れていたソンデに「ありがたいだろ、助けてやったんだぞ」と言って、手錠をかけます。
ところが、ジョンテに殺されそうになったのにソンデは沈黙を続けます。
ドチャンはジョンテを参考人として呼んで対質尋問することにしますが「一方的な主張だ」と言って弁護士を呼んで警察署を出ていきます。
翌日、ジョンテの弁護士からパク・ゴノ殺害現場の追加写真を要求され現場を訪れたジヒョクは、そこで待ち構えていたジョンテから刃物で刺されてしまいます。

また、釈放されたキム検事長からユ部長がチャン刑事殺人事件に大きく関わっていることを聞いたジョンテはユ部長と手を組もうと何度もお酒の席を設け、仲間意識を高めるのです。

12話
ジョンテから刃物で刺されたジヒョクは反撃し、二人はお互いに大きな傷を負い病院に搬送されます。
ドチャンはじめ強力2チームは急いで病院に駆けつけますが、ジヒョクに家族がいないと知ると強がっていたけど寂しい人だったのかと自分たちが家族だと言って心配するのです。
特にドチャンは相棒が入院し、バカ野郎と言いながらも心を痛めています。

また、ジョンテに対する拘束令状は検事が棄却し、ジョンテは自分が殺人を犯しても拘束されないことを確信しているのです。
実際に共犯者のチョ・ソンデが自白してもジョンテの逮捕状は確信する証拠がないという理由で棄却されていました。
それは背後に大きな力を持つ人物がいるという証です。
ドチャンとジヒョクはイ・デチョルの死刑執行の時から妙に不自然で不審な行動を取る正韓日報のユ部長を疑いはじめます。

ドチャンはユ部長を訪ね、「なぜ殺人犯を擁護するんですか?ヤツは自分の罪を隠すために手当たり次第に殺人を犯している、法の裁判を受けられるように放っておいてください、ヤツは人を殺しても処罰されないと思っているから、刑事が殺人犯を捕まえることは当然の仕事でしょう」と話すと、ユ部長は珍しく声を荒げて興奮します。
この時、ジヒョクがジョンテに刺されたと聞いた記者のソギョンは病院に駆けつけますが、ジヒョクはそれが嬉しかったようでニヤニヤと笑みを浮かべます。

また、焦りをみせたユ部長は強力2チームの刑事たちに圧力をかけますが、ムン署長が救ってくれます。
強力2チームたちは更に確実な証拠を見つけるために捜査をはじめますが、ジヒョクは5年前にジョンテの時計を持っていたナム班長に焦点をあて彼が別の証拠をもっている可能性が強いと考えます。
また、その時ジョンテの車を廃車した会社の従業員は「ある会社員が廃車を依頼して同じ日に刑事が来て証拠を採取していき、廃車をのばしてくれ」と言っていたと証言します。
そして、その刑事は殺された刑事だと言います。
証拠を持って行った刑事が殺されたジンスなら、ジンスとナム班長の共謀の可能性もあるということになります。
まずはジンスが持って行った証拠を探すのが先だとドチャンは考えています。

13話
ドチャンとジヒョクは、事件当日の容疑者のアリバイを調べはじめますが、ナム班長と殺された刑事ジンスは一緒に行動していたことが分かり、ジョンテは釜山にあるホテルの開業式に出席していたことが分かります。

また、記者のソギョンはユ部長が警察庁に出入りしてたころの社会報告書からチョ・ソンギの調査をしていたことを知り、なぜ?と疑問をもちます。
そして、ユ部長がチョ・ソンギがいるカウォル教会へ行ったことも分かります。
ソギョンがいろいろと詳しく調べてみると、拷問警察チョ・ソンギ、性拷問事件、行方をくらませた、自殺した韓国大学の女子大生、ユ・ジョンソン、女子大生が警察の事情聴取の帰宅後に自殺、という文章が浮かび上がってきます。
ソギョンは以前ジョンテがユ部長に「お姉さまがいましたよね、警察に失望して自殺したそうですが、本当ですか?」と話したことを思い出します。

そんな中、事件現場だったカウォル教会をナム班長も訪ねていたことをドチャンとジヒョクは知り謎となりますが、更に事件当日にユ部長も事件現場に近いカウォル教会にいたことにも大きな謎が残ります。
そして、ユ部長が訪ねたというチョ・ソンギは名前を替えたキム牧師でその日から姿を消します。
二人はまずキム牧師から捜そうとしますが、その時、記者のソギョンから電話があり、チョ・ソンギの身元照会を頼まれるのです。
ジヒョクが調べているとチョ・ソンギと悪のチョ・ソンデが兄弟だったことが分かりました。

ソギョンはユ部長からキム検事長の不正を書き連ねた文書を受け取り、キム検事長からソギョンはデチョル事件の真犯人を捜せと言われ、結局二人はソギョン道具として利用したことを今知ったのです。

ドチャンとジヒョクとソギョンの3人は刑務所にいるチョ・ソンデに面会に行きますが、ソンデは兄のソンギは死んだと言います。
本当にソンギがあの日死んだならユ部長が一番有力な容疑者になるのですが、ソンギが見つかれば、ジンスの事件も解決するとドチャンは言います。

14話
その後、強力2チームの刑事たちはカウォル教会近くで、白骨化した死体を発見します。
DNA鑑定の結果、死体はチョ・ソンギでした。
ドチャンとジヒョクはすぐに一番容疑者に近いユ部長に会いに行きますが、相手は事件というものをすべて知り尽くしている正韓日報の社会部のユ部長で、更に兄はユ法務長官です。
この事件は正直、二人だけでは難しいし厳しいと感じています。

また、令状を出したジョンテに、ドチャンとジヒョクはすべてナム班長と共謀し事件を捏造したと認めるようにいいます。
そしたら警察が無能で腐敗していると俺たちも認めるからと言いますが、あいつは絶対に死ぬまで罪を悔い改めないだろうとドチャンは言います。

また、元後輩のユ・サンミが自分が調査した書類をドチャンに渡します。
そして、ムン署長にはわざと辞めてもらい、署長の後任として上層部の操り人形が来るからその前に全て終わらせて、権力は権力で捕まえるのよと言い、ユ法務長官に感する情報を渡します。
直ぐに収賄や暴行教唆の容疑でユ法務長官の秘書官が緊急逮捕されます。
秘書官は不動産信託のジョンテから賄賂も受け取っていました。
翌日の新聞にはトップニュースで大きく報道され、強力2チームの刑事たちはウキウキ気分でいます。
ユ法務長官はすぐに会見を開き、必ず責任をとると約束します、正直困惑しています、政治的意図は全く介入していませんと話します。

元後輩のユ・サンミは、警察内部の腐った人間たちを暴き根を絶やすことが本当の目的で、記者のソギョンも記者としての使命感と悪の根を絶やすことが目的で、二人は同じ考えを持っていたのです。
意気投合した二人でしたが、ソギョンはこんなことしたからって人と社会が変わるのかしら・・・と、つぶやくのです・・・
元後輩のユ・サンミは、内部告発者として上司からなぜこんなことした?なぜ俺に責任を取らせた、お前の企みだろうと怒鳴られますが、意外と堂々としているサンミです。

これで、警察内部で捜査を止める人がいなくなり、ユ法務長官も介入しないと宣言したので、ジョンテを守る盾がなくなったのです。
あとは、ユ部長だけですがソンギ殺害の証拠は難しく、ユ部長の自白だけになります。

また、ジョンテはユ法務長官に電話をかけ、「立場は分かりますが、私との約束は覚えていますか?」とし「弟さんが困ったことになるのでは、大丈夫ですか?」と忠告しますが、ユ法務長官は「私は何の約束もしていない、一切介入しない、もう話すことはない」と言って電話を切ります。
元後輩のサンミから連絡を受けたドチャンは、家宅捜索令状を持ってユ部長の会社正韓日報に勢いよく突進していきます。
社員たちは驚き、ソギョンは「やり過ぎですよ、撤収して下さい」といいますが、ジヒョクは「正韓日報への捜査ではなく、ユ部長への個人的な家宅捜査です、容疑は殺人」と言います。

ソギョンはユ部長に「説明してください、真実を」と言うとユ部長は「僕は殺すべきヤツを殺しただけだ」と言い、社員たちやソギョンは大きな衝撃を受けます。

15話
5年前、ユ部長はカウォル教会で姉のユ・ジョンソンを死に追いやったキム牧師を待っていました。
ユ部長はいきなり「チョ・ソンギ、お前だな、お前の名前と顔は一度も忘れたことがない」と姉のユ・ジョンソンを性拷問し、結果死なせたと警察に自首するように言いますが、逆に姉を侮辱し殴りかかってきました。
怒りが抑えられなかったユ部長はそばにあった石を拾って背を向けたソンギを何度も殴りつけ殺してしまいます。
ちょうど、その時刑事のジンスがやってきて、ジンスも同じように石で殴り殺してしまいます。
ソンギとジンスを殺した犯人はユ部長だったことが分かります。

また、ジヒョクはユ部長のパソコンを復元した結果、デチョルの件についてのフォルダがありました。ところが、ソンギの白骨死体が発見された日に削除されていたのです。
ソンギを殺したのはユ部長に間違いないと確信しますが、刑事のジンスに関するフォルダはありませんでした。
ところが、ナム班長には関心があったようで、いろいろな情報が入っていたのです。
強力2チームの刑事たちはジンス殺害にナム班長が関わっているかもしれないと彼の追跡をはじめます。
ところが、ジョンテがナム班長の言葉にカッとなって彼を拉致し殺そうとしますが、ナム班長は「ユ部長がソンギとジンスの二人を殺した証拠である殺害現場が映った映像がある」と言い、最後のカードとして隠しておいたと伝えます。
その後、ナム班長は強力2チームの刑事たちに捕まり、ジョンテがジソンを殺し俺が証拠を捏造した、そしてユ部長がソンギを殺しそれを目撃したジンスも殺したと自白します。
俺はただ黙っていただけで罪にはならないと分かっているのです。

そして、ユ部長は正韓日報を去っていきますが、最後ソギョンだけに「ソンギとジンスを殺したのは僕だと告げます。
ソギョンは自分がこの事件を追っていなければユ部長はそのままだったと胸の中は複雑な思いでいっぱいになります。部長は悪い人ではないのに・・・と・・・

また、ジョンテはユ部長にソンギとジンスを殺害した現場が映っている映像を見せます。
ジョンテは縁が切れたかと思いましたがまたこうなるとは俺たちは運命共同体だと上から目線で話します。ユ部長は少し待っていただければ大きな贈り物を差し上げますと言います。
その後、ユ部長は警察で「自分は記事で嘘をついたことはないと自負しています、明日の朝、僕の記事を掲載します、イ・デチョルの件の真実も明らかにするつもりです、ジョンテに関する話も含みます、記者として恥ずべきことはしたくありません」と話します。
ドチャンは、ではユ部長の記者としての良心を信じ待つことにしますと・・・

また一方で、ジヒョクの警察署に子供の頃からトラウマになって苦しんでいる父親を殺した有力な容疑者だったパク・チュンソンが窃盗の罪で逮捕されてきます。
すでに時効が成立した事件ですが、ジヒョクの頭の中では諦めていますが心の中では諦められないのです。
ジヒョクは一度はパク・チュンソンという人物と会って謝罪の言葉を聞きたいと思っているのでしょうが、逆に逃避したい気持ちもあり、何をするか分からない自分自身を怖がっています。

16話(最終回)
ユ部長の自白が記事になったあとユ部長はジョンテと、ある橋の上で待ち合わせます。
いきなりユ部長はジョンテの首を絞め二人は争いになりジョンテは倒れますが、気が付いて振り返るとユ部長の姿がありません。
そして橋の下の河原を見下ろすと、ユ部長が血を流して倒れていました。
彼は自ら自殺を選択したのです・・・
すぐにその場に警察がやってきてジョンテは逮捕されますが、「あいつが罠を仕掛けて俺を殺人犯に仕立てたんだ」と感じています。
世間や記者たちはユ部長がジョンテに不利な記事を書いたために殺害されたと思うでしょう・・・
これがユ部長の狙いだったのでしょうか?

そして、兄のユ法務長官が弟の事件のことで国民に動揺を与えたことを心から謝罪し、長官職を辞任する会見を開きました。

ジョンテのユ部長殺害事件の裁判がはじまり、証人のドチャンは「ジョンテはジソンを殺害し担当刑事を買収し事件を捏造しました。そして、ゴノ殺害も教唆し自殺に見せかけました。捏造と買収により法の網から逃れてきた被告人が、今度は被害者の自殺を主張しています。今度もジョンテに騙されたら、濡れ衣を着せられ死んだデチョルを二度殺すことになります」と静かに訴えかけます。
これに対して検事は「私はデチョルの再審を担当した検事です。私は検事としての良心にかけて言います。イ・デチョルは無罪です。すべての事件は被告人オ・ジョンテが操作したものです」と強い言葉で発言します。
その良心的な言葉にドチャンやジヒョクも驚くのです。
これにより、被告オ・ジョンテの容疑はすべて有罪になり、無期懲役を言い渡します。

その後、ジヒョクはユ部長がソンギとジンスの二人を殺した殺害現場が映っている映像に不信感を感じます。
ジヒョクは一人で捜査をはじめますが、刑事ジンスを殺したのがナム班長だったことが映像から分かりました。
あの映像は途中までしか映ってなく、その後続きがあったのです。
ジヒョクは記者のソギョンに最後まで協力してほしいと頼み、ソギョンは仁川地検長の座に復帰したキム検事長を訪ね、ナム班長が殺した映像を見せます。
そして、彼の力を借りてナム班長を捕まえ、代わりにキム検事長の記事を大きく掲載する約束をします。
キム検事長は「この事件が終わったら誰が勝者になると思う、警察?それとも記者?いや両方とも違う、この事件が終わったら誰が一番得をするか、よく考えなさい、今後生きていくのに助けになるはずだ」と意味ありげな言葉を残します。

また、ナム班長を追っていたドチャンは二人で乱闘になり、ドチャンが刃物で刺されそうになりますが、駆けつけたジヒョクがナム班長に発砲し、ドチャンは助かります。
ジヒョクは発砲する直前後悔しないか、警察官として一生肩身の狭い思いをするかもと思ったといいますが、ドチャンはあの時撃たなければ俺は死んでいたと話し、ジヒョクの胸の中は少し楽になったと思います。
そして、また今日も真実を追っていく模範刑事たちの忙しい日々がはじまります。 おわり

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