ささやき・つぶやき・備忘録

木漏れ日の下で~安らぎをもとめて~
花風景館 ~自然を求めて~
SNOW&み~♪の備忘録です。

ぼったくり

2009-02-21 | 折々の京ことば(yahoo blog)
無理やりに奪い取ること。価格以上の値段でふんだくること。
「こんな売り方してほんまにボッタクリやんか」。動詞はボッタクル。
「うまいこと言うてボッタクラレてしもた」。ブッタクル(打っ手繰る)から。
タクルは引ったくる、荒々しく奪い取る。「やらずボッタクリ」というのは、
人に遣る(与える)ことをしないで他人から物を奪い取り上げるだけのこと。
ブッ・ボッは強意の接尾語。

           (京都新聞 折々の京ことばより)

わや

2009-02-20 | 折々の京ことば(yahoo blog)
台なし。無茶なこと。失敗。駄目。
「このごろ売れ行きが悪うてさっぱりワヤや」。枉惑からワヤクになりワヤになった。
ワヤクは道理に合わない。無理・無法の意味であった。
「ワヤにされる」は無茶なこと・乱暴をされる。ワヤクソ・ワヤクタ・ワヤクチャともいう。
「シャツが雨に濡れてワヤクチャや」。クソ(糞)・クタ、クチャ(朽・腐)をつけてワヤの意味を強めた。

        (京都新聞 折々の京ことばより)

しろっと

2009-02-19 | 折々の京ことば(yahoo blog)
しらばくれて。平気で。「あいつあんなことしといてシロットしてやがる」。
事件の内容を知っていて知らぬふりをするさま。
江戸時代の京ことばシロリトから。一方、シッタラシイは「知ったかぶり」の意味。
「シッタラシイこと言うて、ほんまに分かってへんのやろ」。
「知った(理解した)」にラシイをつけ、その様子であるさまを示す。
推量の助動詞ラシから接尾語になった。

            (京都新聞 折々の京ことばより)

ふっさり

2009-02-18 | 折々の京ことば(yahoo blog)
たっぷり。衣服を作るのに多くの布を使用するときに、
「このキレ(布)、スカート作るのにフッサリあるで」。
フサフサの意味の擬態語。「お皿にフッサリばら寿司を盛って食べよう」
「髪の毛がフッサリしててよろしおすな」。江戸時代から使用。
「どっさり」「ぐっさり」のようにサリを後置きする。
京ことばのモッサリは、洗練されない形容。
「モッサリした格好したはる」。モッサイは無粋なの意味。

             (京都新聞 折々の京ことばより)