ホテル屋日記

誰もが旅を楽しむことができるための情報を発信していきます。

ホテル屋阪急の新車を追っかける。

2006-07-31 20:57:23 | Weblog

7月最終日の今日、阪急9000系が神戸線にデビューした。阪急の通勤車両のニュースタンダードである。
ホテルマニアであると同時に鉄道ファンでもある私は早速試しに出かけた。梅田駅で9000系が使用される列車の時間を尋ねると20分後の特急新開地行きがそうだという。ラッキーである。なんといってもまだ1編成しかない9000系である。20分待ちで乗れるとは。言われたとおり8号線に上がるとホームの端には大勢の鉄道ファンがカメラ片手に集まっている。待つことしばし、9000系が姿を現した。顔は京都線用の9300系と変わらないが、側面のイメージがかなり違う。クロスシートの9300系の窓が天地方向に大きくとられているのに対し、ロングシートの9000系はこの寸法を切り詰めているため非常に横長の窓に見える。それからLED式となった行き先・種別表示機はやはり直射日光の下では視認性に劣る。
それでは車内を見てみよう。一番目に付くのはロングシートの中ほどに2箇所設けられた仕切り板である。定員どおりの着席を促すためのようだが、従来関西の私鉄は関東の各社と比べこの種の対策にはあまり熱心ではなかった。あくまでも乗客の良心に任せるということだったはずだが・・・・。そのほかにはドアの上に計3箇所取り付けられている液晶式のモニターが特徴である。2台が1組で1台は停車駅案内等の列車情報、もう一方はキャンペーンの告知等に使用されるようだ。座席に座ると掛け心地が在来車とは全く違う。かなり柔らかめになっている。柔らかすぎるとかえって疲れるのだが、いわゆる低反発クッションのように心地よい。全体的なインテリアは阪急伝統の木目調の壁面にグリーンのシートを踏襲しているが色調は最近の車両同様かなり濃い目で特にドアの部分が一際濃くなっている。照明は通勤車両にはもったいないような間接照明を採用している。全国の通勤用車両の中でも最も贅沢な車両ではないだろうか。
さて、梅田を発車する。私が乗車したのは三宮方から2両目の9500つまり電動車だがVVVF制御に特有のウイーン、ウイーンという諧調音もほとんど聞こえない静けさだ。十三を過ぎ110キロ走行に入ってもいたって静か、揺れもなく滑るように走っている。
他の乗客も新車であることに気付くと「きれいな電車」、「新車に当たってラッキー」と口々に評論しあっている。電車にはうるさい土地柄である。
三宮まで20数分の快適な時間であった。


欽ちゃんなる人物

2006-07-30 15:50:35 | Weblog
欽ちゃんこと萩本欽一なる人物。失礼ながら私にはどうにも胡散臭く感じるのである。さらにいうと偽善者に見えてしまうのだ。
先日のゴールデンゴールズの解散騒動を見ていて一層その思いを強くした。「野球やめることにしました」と涙の記者会見を行い舌の根も乾かぬうちに「やっぱり野球やります」ときた。みんなの応援があるからという理由だが、それを見越しての解散宣言だったように思えてならない。全てが芝居がかっているのだ。「野球やります。中途半端なことはしません」だとさ。中途半端な解散宣言の始末をどうつけるつもりなんだろう。
やっぱり胡散臭いぞ。

ホテル屋人工呼吸を体験する。

2006-07-28 15:20:19 | Weblog

勤務先の研修で救急救命講習を受講した。3時間で座学と人工呼吸、心臓マッサージなどの実技を消防局の救急救命士について勉強するというもの。各部署ごとに数名単位の割り当てがあるのだが、ほとんどは業務上の指示で出席している。私のように希望して受講する者は少数派である。ゲストの安全を守るのはホテル屋の大切な任務ではないのか。
先日もホテル内で倒れたゲストが病院に搬送されてすぐに亡くなった。救急隊員から迅速な蘇生処置を施していれば助かったかもしれないと言われたようだ。現場に居合わせた管理職は何もできず手をこまねいてひたすら救急車の到着を待っていたという。なんらの知識も持ち合わせていなかったのか、下手に手出しして火傷を負うのが怖かったのか。
救急救命処置もできないホテルに一流を名乗る資格はない。
かくいう私も今まで救命処置の知識は持ち合わせていなかった。自戒の意味もあり今回受講を申し出たのである。
数日後消防局から普通救命講習修了証が届いた。

 


観光奈良の復権? お笑いですな。

2006-07-23 03:04:54 | Weblog

今夜のNHKで「徹底討論 観光奈良の復権」なる番組を放送していた。
残念ながら終盤の20分程度しか見られなかったが、正直笑ってしまった。私は以前にも書いたとおり奈良という街には観光客を受け入れるハードもホスピタリティも欠落していると思うのだ。
番組に出演していた奈良県観光課長は3年後の平城遷都1300年を目標に観光客、中でも経済波及効果の高い宿泊客の大幅アップを戦略の一環として掲げていたが、奈良県の宿泊施設は量的には全国最低レベル。質的にも経験上同様であろうと思われる。なのに宿泊客の大幅増を公言するとは一体何を考えているのかと思う。JR奈良駅前に大型ホテルの誘致を計画していることは承知しているが、果たして超保守的な地元業者の反対を押し切って実現するのやら眉唾物である。仮に成功してももはや1軒のホテルだけでイメージを刷新できるとは思えない。お役所の考えた能天気なプランではないか。
続いて登場した旅館組合の顧問なる人物。「今まで役所には何度も騙されてきた。今回のプランも同様だ。それに大型ホテルが進出するとなるとただでさえ低い稼働率が更に低下する」とまくし立てた。
ちょっと待ってくれ。日本でも最高水準の観光資源に恵まれていながら宿泊施設は全国最低レベル。そんな環境の下で稼働率が低いのは魅力的な施設がないからではないか!あんたたち宿泊業に携わる人たちが長年の馴れ合いの下さぼり続けてきた結末ではないのか!!だから宿泊客は京都、大阪に取られてしまうのだ。
お役所も民間もそろそろ惰眠から目覚めない限り奈良の観光産業はジリ貧傾向に歯止めがかからないだろう。間違いない!


APAホテル御堂筋本町駅前本日開業

2006-07-19 22:24:03 | Weblog

APAホテル怒涛の大阪進撃の第一弾

APAホテル御堂筋本町駅前が今日オープンしたので会社帰りに
見物に行ってみた。地下鉄御堂筋線本町駅5番出口を出て西へ
2・3分、船場の商家のお嬢さんの学校として知られる相愛学園の
隣にビジネスホテルにはもったいない端正な15階建ての建物が
現れる。玄関周りには花輪などが所狭しと並んでいて如何にも初日
という華やかなムードだ。

小さなエントランスを入るとこれまた小さなロビーがありクラークが
二人立つといっぱいのフロントがある。初日からチェックイン客が
絶えずやって来る。多店舗チェーンの力を見せつけられる。

いる場所もないのでロビー横のカフェダイニング・ケントウエストで
お茶でもと思ったら誰もいない。フロントに声をかけるとバックサイド
で打ち合わせ中のスタッフを呼んでくれた。アイスコーヒー380円
也を飲みながら次々にやって来るビジネスマンの様子を観察する。
中には出張ついでに大阪見物でもと、カフェのスタッフに道頓堀
や法善寺横丁の場所を尋ねている人もいる。スタッフは丁寧に
答え「行ってらっしゃいませ」と送り出している。

さて、APAホテルはここに続いて8月7日には天王寺駅前を来年
5月にはAPAヴィラホテル淀屋橋、そして10月には859室を擁
する巨艦店肥後橋駅前を次々にオープンさせる予定だ。この
怒涛のような進出で市内の弱小ビジネスホテルの何軒かが消え
ることになるのは避けられないだろう。

カフェを出る際、記念品ですと和歌山のミネラルウオーター「月
のしずく」のボトルをプレゼントしてくれた。


京阪電鉄の考えるバリアフリー

2006-07-16 02:24:10 | Weblog

先日、4月に改定された京阪電鉄のダイヤに不満を抱き同社のHPから意見を投稿した。いくつかの項目の中に「廃止された昼間の準急を復活させて欲しい」というものがあった。私の利用する駅は準急停車駅で以前のダイヤでは昼間時間帯1時間に12本の準急列車が停車していた。ところが、新ダイヤでは昼間は特急、急行、普通だけになり、わが駅には1時間に6本の普通列車が停車するだけになってしまった。本数は半減、おまけに普通だけと踏んだり蹴ったりである。
京阪の回答は素早く3日後には封書で回答が送られてきた。昼間の準急を普通に変更したのは高齢者、障害者から乗り換えなしで目的地まで行ける列車、つまり普通列車の設定を求める声が多かったとあり、さらには乗り換え不要というのもバリアフリー化の一環であると考え淀屋橋-出町柳間全区間を通しで運転する普通列車を設定したとあった。(従来は昼間の普通は淀屋橋-萱島間の区間運転)。
私も職場でバリアフリー関係の担当をしているが、こういう見方もあるのかと目からウロコが落ちる思いだった。
ただ、今のダイヤは実情に対応しているとは言えず早急に改善をお願いします。おけいはん殿。


シティプラザ大阪オープン

2006-07-07 03:07:54 | Weblog

先日来首を長くして待っていた「シティプラザ大阪」がオープンした。ホテル屋であると同時にホテルマニアでもある私は仕事が終わるやいそいそと出かけたのである。ホテルが好きなホテルマンと言うのは意外に少なくたいてい一人である。地下鉄堺筋本町駅から歩くこと6分、元大阪コクサイホテル跡地に奇妙な形の外観が見えてきた。
大阪府市町村共済組合の厚生施設である新大阪シティプラザが移転とともに名称変更し誕生したシティプラザ大阪は地上14階建て、客室数203室、婚礼、宴会施設も備える歴としたシティホテルである。そして、最大の呼び物は13・14階に設けられたスパ・プールで構成されるリラクゼーション施設である。楕円形でガラス張りのこの2フロアが本体の上に丼を伏せたようにのっているので奇妙な外観に見えるのだ。
今日は軍資金もないのでコーヒーでも飲むかとロビーに面したカフェ・パオに入る。円形ガラス張りの面白い店だ。テイクアウト形式でアイスコーヒー370円也。先客は2組だけで静かにコーヒーを飲むことができたが、開業初日に閑古鳥が鳴いていてよいのだろうか?
それでは自慢の14階がどんな具合か探検に行こう。エレベータのドアが開くとそこは既に脱衣所の延長というムード。確かこのフロアに居酒屋があったはずだがとキョロキョロ見回すとスパフロントの横に遠慮がちに玄関が見えた。来月の友人たちとの集いはここにするかと価格表を貰う。今夜は予約で満席だそうだ。
帰りにホテル横の遊歩道を歩いているとオープンスペースに設えられた足湯に犬の散歩中の近隣住民が浸っていた。

 

 


ホテル屋示談書にサインする

2006-07-03 15:21:02 | バリアフリー
市バス車内事故から1ヶ月少々、交通局渉外課の職員が示談書を携えて勤務先にやって来た。内容を読み異議がなければ住所、氏名を記入の上捺印して欲しいとのこと。「今後一切異議は申し立てません」、「後日後遺障害が発生し医師が事故との因果関係を認めた場合には自賠責保険の範囲内で解決します」などと書かれている。特に異議も無く署名、捺印する。ちなみに示談金は4万2千円也。