ホテル屋日記

誰もが旅を楽しむことができるための情報を発信していきます。

小田急転落事故に思うこと

2007-06-15 02:14:33 | 鉄道
6月13日、小田急東海大学駅で発生した乗客のホームからの転落事故については関西でも大きく報じられた。乗車しようとした女性客の腕をドアに挟んだまま電車が発車し、この乗客がホームから転落、重傷を負ったというものである。
確かに電鉄側にも多くの非がある。発車時の安全確認は十分だったのか?扉保安装置は正常に機能していたのか?駅員がホームに不在というのは行き過ぎた合理化ではないのか?などがその主なものである。これらの点についてはもちろんきちんと調査がなされるべきである。
それでは、この乗客に非はなかったのか?複数のマスコミは「駆け込み乗車をしようとしていた」と報じている。腕だけ挟まれたという状況から推測してもおそらく駆け込み乗車だったのではと思われる。この点から考えると半分は乗客の自殺行為である。鉄道側は小田急に限らず常日頃から駆け込み乗車は危険である旨重ねて注意している。単に本人のみならず、ドア付近の乗客に危害が及ぶ危険性があるからだ。この乗客も十分に承知の上で自らの意思で危険行為に及んだわけである。そうなれば一方的に電鉄側が悪い、とは言えまい。
断じて自分こそは被害者であるという態度は取らないで欲しい。ことの発端は自らの軽率な行動であり、その結果多くの利用者に迷惑をかけたのだということを忘れないでもらいたい。
梅雨の季節を迎え傘を持つ機会が増えるが、中には傘をドアに突っ込んで無理矢理に乗車しようとするアホな輩も時々見かける。下手をすればドア付近の乗客に怪我を負わせる危険性大である。駆け込み乗車に関しては厳しく対処すべきである。

京阪の新旅客案内システム

2007-06-06 11:40:50 | 鉄道

今月末に更新が予定されている京阪電鉄の新しい旅客案内システムのデモンストレーションが開始された。
従来のシステムと大きく違う点は案内放送に乗車位置が加えられた点。LED式の列車案内装置と新しい放送システムに組み込まれている。
その案内放送だが、発車メロディーをカシオペアのキーボーディストで鉄道ファンとして知られる向谷実氏が制作したことで注目を集めている。このメロディーも導入する各駅で随時デモ放送が行われている。17パターンがあり、全てを繋げると一つの曲になるという。既に何度か聴いたが、非常に歯切れのよいメロディーのようだ。
なかなか面白そうではあるが、私は現在使用されている「牛若丸」の前に使用されていた特急発車メロディーが好きだったなあ。あの心弾む軽快なメロディーが。
◆写真は京橋駅の列車案内装置。乗車位置が表示されている。


初めて乗った125系

2007-05-06 03:10:19 | 鉄道

今日(厳密に言えば昨日)JR西日本のローカル線用電車125系に初めて乗りました。敦賀から長浜まで乗ったのですが、なんと単行列車。案内放送では編成も乗車位置も知らせてくれなかったため整列乗車どころではありません。自動放送にまかせっきりにせず最低限の情報は伝えて欲しいですね敦賀駅さん。
それでも座席配置が2列+2列の3次車だったのでまだ救われました。なんとか増設ドア準備工事部分の補助席にありつけました。しかし、座り心地の悪いこと。同じローカル用でもJR東日本のいかにも安物という感じの701系よりはましだとは思いますが・・・・・・。


N700系を目撃!

2007-04-26 14:51:32 | 鉄道
昨日、通院でお世話になっている大阪モノレールに乗っていたときのこと。テツの皆さんならご存知だろうが、大モノは新幹線鳥飼基地のすぐ西側を高架で横切って行く。この路線随一のヴューポイントである。
なんとなくN700がいないかなと目を凝らした。するとすると、一番北側の留置線にちょっと雰囲気の違う700系もどきが1編成。窓が一回り小さく、側面のロゴマークの色合いが違う。N700に違いない!
静かな車内で一人興奮する私であった。
・・・・・カメラ構えとけばよかったな。

紀勢本線乗りつぶし

2007-04-18 15:12:01 | 鉄道

JR紀勢本線というと阪和線から繋がる和歌山ー多気間と思われがちであるが、実は和歌山市駅が終点である。ダイヤ上も和歌山駅から南へと向かう列車と和歌山ー和歌山市間の列車に分離されている。途中駅は紀和駅だけ、和歌山市駅は南海の軒先を借りているような状態。その地味な地味な区間を主に首都圏から移って来た車両が2両編成で余生を送っている。
私もこの区間だけ乗り残していたが、今回和歌山から和歌山市へと向かい紀勢本線を乗りつぶした。
※用語解説:「乗りつぶし」。ある路線、或いはある鉄道会社の全線を全て踏破すること。最近NHKの番組で「乗りつくし」という用語が多用されているが、鉄道ファンの間では古くから乗りつぶしが一般的に使用されている。
画像は和歌山市駅に停車中の105系電車。かつては常磐線ー地下鉄千代田線直通列車で活躍していた。


京阪電鉄新形式車両の概要を発表

2007-04-13 10:25:54 | 鉄道

京阪電鉄HPより

2年後に中之島線(天満橋ー中之島)の開業を控え、増備車の登場が待たれていた京阪電鉄が新形式車両の概要を発表した。
形式、シート配置等にはふれていないが、丸みを帯びた前頭形状の8連×6編成を投入するとのこと。
京阪では中之島線開業を機に新たなブランドイメージ構築を計画しているようで新形式車両の塗装デザインも未定とされている。

詳しくは同社HPへ http://www.keihan.co.jp/news/data_h19/2007-04-11-03.pdf


京阪に新ラッピングトレイン

2007-04-05 17:46:56 | 鉄道

京阪電鉄に新しいラッピングトレインが登場した。4月1日から大津線でもPitapaが利用できるようになったことをPRするためで、私が目撃したのは7000系7両編成。全車の側面と前面にブルーに白抜きで広告が
描かれている。大津線でも同様のデザインの2両2編成が登場している。

画像はいずれも枚方市駅にて撮影


神戸市営地下鉄海岸線完乗

2007-01-23 21:02:57 | 鉄道
同じ関西に住みながらなかなか乗車することができなかった神戸市営地下鉄海岸線にやっと乗ることができた。近所とはいえ三宮ターミナルが他線よりも遥かに南の三宮・花時計前であることと、沿線にこれといったスポットがないことなどでなかなか縁がなかったのだ。
今日は三宮・花時計前から和田岬へ行き、すぐ隣のJR和田岬駅を見物。再び海岸線で新長田へと向かった。
先日開業した大阪市営今里筋線と同じリニア地下鉄とあってつい比較してしまうが、大阪市の角ばった車両よりも神戸市の丸味を帯びた外観の方が好感が持てる。
両者に共通している点もある。それは乗客の少なさ。前途多難を予感させる。

今度は中国新幹線!

2007-01-19 18:35:03 | 鉄道
昨日のNHKニュースによると中国版新幹線(CHR)が旧正月の多客期に照準を合わせて2月から在来線を使用して営業運転に入るとのこと。
先日、台湾高速鉄道の安全性に疑問を感じたばかりだが、今回も同じ。いろいろな政治的思惑が絡んで日本とドイツのシステム合作になるようだ。(台湾は日仏) さすがに中国、日独両国から見返りを得ようという魂胆丸見え。複数のシステムが混在することは無駄であり、安全性にも疑問を感じてしまう。
ニュースでは車両の画像も出ていたが、ベースは東北新幹線の「はやて」なんだとか。日本からの技術移転により現地で製造された車両はいかつい顔に0系新幹線に似た幅広窓が並ぶ外観に非常に違和感を覚える。追ってドイツのICEタイプも登場するのだろう。
とにもかくにも安全第一でお願いします。

台湾高速鉄道は大丈夫か

2007-01-06 19:46:12 | 鉄道
日本の新幹線システムを海外で初めて採用した台湾高速鉄道が開業した。「やっと」という感じである。というのも運転士の養成遅れ、試運転中の脱線事故など日本の新幹線では考えられない基礎的なミスが重なり開業が再三延期されてきたからである。今回の開業についても本来90往復程度の列車設定を意図していながら20往復弱での暫定開業である。今後安定して運行されるのか不安を抱くのは私だけではあるまい。
いうまでもなく新幹線の最大の長所はスピードもさることながら開業以来40余年にわたり自責死亡事故ゼロという正に神話と呼ぶに相応しい高度な安全性である。もし、台湾で事故でも発生しようものなら新幹線そのものにケチがつくことになる。台湾ではかつて在来線最高速の特急電車が脱線転覆するという惨事が起きているのだ。
現在中国やロシアなど複数の国で高速鉄道の計画が持ち上がっており、フランスのTGV、ドイツのICEなどが新幹線と競合しつつ売り込みに躍起になっている。実際韓国ではTGVのシステムが採用、実用化されている。熾烈な競合に水がさされねばよいのだが。