ホテル屋日記

誰もが旅を楽しむことができるための情報を発信していきます。

リーガロイヤルが大阪駅北口に出店!?

2006-10-27 19:06:19 | Weblog

新聞報道によると大阪市内で最後の一等地とされる梅田貨物駅跡地再開発のコンペに森トラストが手を挙げていることが分かったらしい。同社はオフィス、アミューズメント機能に加えホテルを誘致する計画とのこと。森トラストといえば最近リーガロイヤルホテルを運営する㈱ロイヤルホテルの筆頭株主になったばかりである。ロイヤル側は「森トラストが立候補したというだけで何も決まっていない」とうそぶいているが、親会社が子会社のライバルを誘致するなどということは不自然であり、リーガロイヤルの進出が濃厚と考えても不自然ではないだろう。すでに中之島の現ホテルは半分を撤去し、そこにオフィス、マンションなどを建設するという案まで囁かれている。
2011年開業を目指す新ホテルの概要は地上25階建、325室、客室の大半を50平米程度のスイート仕様とするとのこと。隣接地には新阪急ホテルが移転する話も浮上しており久し振りに大阪ホテル戦争が勃発するようだ。


新快速、敦賀へ!

2006-10-24 19:03:54 | Weblog
10月21日のダイヤ改定でJR西日本の新快速がついに福井県までも勢力範囲に収めてしまった。京阪神の電車というイメージが強い新快速が敦賀に、どうも違和感があるなあ。早速大阪駅に確認に出向いたが、ホームの列車案内にも223系の正面・側面の行き先表示も「敦賀」となっていた。夢ではないようだ。

フェリーきょうと2

2006-10-23 16:54:05 | Weblog

雲仙観光ホテル2からつづく・・・・・

諫早から懲りもせず再び817系の普通電車で鳥栖までもどる。土曜とあって昼間ながら人の乗り降りが激しい。
鳥栖での乗り継ぎ時間にホームの立ち食いうどんで"かしわうどん"290円也を食べる。鶏肉とネギがたっぷり入っていてうまい!だしの最後の一滴まですすっていると準快速電車を1本逃してしまった。
その後やって来た快速門司港行きは水中眼鏡をかけたような面構えの813系6連でやって来た。車内は赤黒の豹柄シートが目に痛い。途中南福岡で前に3両を増結、9両編成となって夕暮れの中小倉へと突っ走る。
小倉駅北口から名門大洋フェリーの無料送迎バスに乗り込む15分程前に着いたのだが、すでにかなりの乗りである。しかも前方の客が通路にスーツケースを置いているため通りにくい。さらに後からやはりスーツケースを持った客が何人かやって来てしばし混乱状態。南港から関空へ出て海外に出発するのだろうか。というわけで2・3分遅れで発車。往路は早朝5時台ということもあり所定の半分の20分ほどで着いたが、さすがに今日は土曜の夕方ということで30分強を要した。阪九フェリーに比べると随分シンプルな名門大洋のターミナルビル前に着くと観光バスが何台も停まっている。諫早から電話予約した際「等級によっては満席も・・・・」と言われたのが理解できる。ちなみに今日乗船するのは往路の”フェリーきたきゅうしゅう”(平成4年就航)よりも格段に新しい”フェリーきょうと2”(平成14年就航)である。等級は2等洋室。カプセルホテルのような造りになっておりプライバシーが保てるように考慮されている。乗船口には珍しく人だかりができており、船内に入るとロビーは船客で溢れている。おまけに日本シリーズの中継中とあって興奮状態である。蛇足ながら元々名門カーフェリーとは文字どおり名古屋と門司を結んでいたことから名付けられていた。だからといって船客にドラキチが多いわけでもないだろうが。
人を掻き分け自室のG05区画を探し、その中の25番寝台たどり着く。想像していたよりも圧迫感を感じる。今からここに籠もる気にもならず人だかりを避け甲板に出る。出航作業を見物する。すぐ前には阪九フェリーが停泊中。ロープが解かれ可変ピッチプロペラとバウスラスターを駆使して1万トン近い巨体を回転させていく。まるでバスを操るように。さあ、見たいものがある。新北九州空港である。あったあった、独特の照明を放つだけにすぐに見つけたが、残念ながら離発着は一機も見られなかった。船内に戻るとまだ喧騒としている。レストランも出航前から行列ができたままだ。売店ともども21:30閉店とのことなのでざっと船内探検の後レストランに向かう。幸い行列は解消していた。カレー600円也をかき込む。
続いて展望浴場へ。不思議とほぼ満船状態なのだが入浴しているのは3人だけ。気持ち良いのに、面倒なのだろうか?
入浴を済ますと再度船内探検。平成14年就航の新しい船なのにエントランスロビーは流行の吹き抜け構造を採用しておらず、これも妙に混雑しているように感じさせる要因かもしれない。それでも全体的には新しさを感じさせる船内である。
自販機コーナーでビールを買い本船自慢の展望ストリートへ。窓際には半円形にソファが設えられ、壁に沿ってもソファが並ぶ。面白いのはその内5席ほどがPC対応席になっていること。座席が跳ね上げ式のジャンプシートになっており、折りたたみテーブルとコンセントを付帯している。これは書き物をするにも好都合で私も今回の旅の記録をまとめておく。
そんなことをしているうちに午前1時が近づいてきた。予定では来島海峡大橋通過が1:10である。今年の正月3日、阪九フェリー”やまと”の船上から見たので今回はまあ、いいか、と思っていたがやっぱり見たくなり甲板へ。猛烈な風が吹いている。冗談抜きで飛ばされそうだ。よくこの船を利用するが、橋は見たことがないという年配の男性が話しかけてきたが、風の音がうるさくて話ができない。そうこうするうちに遥か右手に来島海峡大橋の3連の主塔が見えてきた。これからあの下をくぐるとなるとたいへんな右旋回をしなければならない。既に船は大きく舵を右に切っており左舷側にかなり傾斜している。さすがは日本有数の海の難所だ。だんだんと近づき1:20頃少々遅れて通過した。寒い寒い!穴倉に潜り毛布を被って眠りにおちる。

翌朝は早くからレストラン営業の放送で起こされる。毛布をすっぽり被っていたのが悪かったのか寝汗をかいている。それでも起き上がる気になれず再び睡魔に襲われる。次に目覚めたのは明石海峡大橋を通過した後だった。
これからは船好きにとっては目が離せない航路に入る。船がうじゃうじゃいるのだ。遥か前方に巨大な島のようなフルコン船が見える。双眼鏡で見るとマースクの船だ。そして、その後にはMOLの船が続行している。神戸空港も見える。こちらも双眼鏡で見るとJALのB767が見えた。
さあ、大阪入港は間もなくだ。荷物をまとめ大混雑のロビーに出る。本当にこれほど賑う船に乗ったのは久しぶりである。などと感じ入っていると船内放送で私の名が呼ばれた。なにごとか!?と一瞬緊張したが、拾得物として私のメモ帳が届いているとのことでした。お騒がせいたしました。
ほぼ定刻に僚船フェリーおおさかが迎えてくれる大阪南港FTに接岸。今回の旅を締めくくる。


雲仙観光ホテル~2日目

2006-10-22 15:47:32 | Weblog

夕べは旅の疲れとビールのおかげであっという間に眠りに落ちた。ちょっと柔らか過ぎるかなと感じたベッドも寝心地は良かった。というわけで早朝6:30に一旦目覚める。もちろん外は明るいが、まだ温泉街のほとんどは山陰に隠れている。疲れを少しでも解消しようと二度寝したのがまずかった。次に目覚めたのは8:30である。朝食は9:00までなので急がねば。あのダイニングルームでの朝食はぜひ味わっておきたい。
急いで身支度を整え1階のダイニングへ向かう。途中顔を合わせるスタッフは皆一様に旧知の間柄であるかのように自然な挨拶を投げかけてくれる。
さて、朝食はというと和洋バイキング形式となっており入り口突き当たり付近に料理卓が設えられている。夕べのディナー営業の後準備したのだろうか?一番奥の窓側に席を占め料理を取りに行く。私のような歩行障害を持つ者にとってバイキングの場合コーヒーをこぼさずに席まで運ぶのが一苦労である。今回はスタッフにコーヒーだけ運んでくれるようお願いした。メニューは何時ものようにスクランブルエッグ、ミート、パン、コーヒー、グレープフルーツジュースでまとめた。スクランブルは見た目水分が多そうに見えたが、食べると美味である。ベーコンも脂がのっていてなかなかいける。ひとつ注文をつけさせてもらうとリゾートなのだから営業時間をあと1時間、せめて30分延長して欲しい。
食後フロントで時刻表を借り今日のスケジュールを組む。島原へ抜け、熊本へ渡り夜行バスで帰るか、もと来た道を戻り名門大洋フェリーのニューバージョンの船にするか・・・。結局、バスだと疲れるだろうと後者を選択。昨日玄関から出て来て迎えてくれたTさんが雲仙バスターミナルまでホテルの車で送ってくれるという。ありがたくお受けする。何でもBTは島鉄バス長崎県営バスが別々に設けているという。諫早もそうだった。縄張り争いもよいが、利用者の利便を犠牲にしていることを気付くべきである。結果、バスの利用者全体が減少しているのではないか。
Tさんからホテルの歴史やエピソードなどを伺い、昨年の70周年を記念して作成した記念冊子まで頂戴した。驚いたことにこのホテルの本社は大阪市内にあるという。その大阪に度々出張されているA支配人にもお話を伺うことができた。エレベータを設置したいが、文化財に指定されているためなかなか難しいことなど興味深い話題の数々をご両名から仕入れることができた。
さあ、アウトしなければならない。11時過ぎ丁重なお見送りを受けホテルのセダンでBTまで送っていただいた。今度の諫早行きは県営バスである。


人気もなく窓口も板で塞がれたうらぶれたターミナルから諫早行きに乗ったのは5・6人である。バスは往路の島鉄に比べリクライニング装備の観光バス仕様であった。昨日と同じ道ながら方向が逆向きのため、それなりに新鮮な車窓を楽しみながら雲仙を下って行った。
車中で先ほどいただいたホテルの冊子に目をとおしながら次回の宿泊に思いを馳せるのであった。

前ページの答え・・・時計です。


雲仙観光ホテル

2006-10-21 13:50:21 | Weblog

さて、九州上陸を果たし次に目指すは雲仙である。九州は幾度となく訪れているが、雲仙は初めて。長崎県のどの辺りかも定かでない。そんな私を雲仙に引き寄せたのはそこに九州のクラシックホテルの名門”雲仙観光ホテル”があるからだ。
まずは小倉から鳥栖行き快速に乗り、鳥栖で各駅停車の長崎行きを捉まえる。これで行くと高速バス+島鉄バスの乗り継ぎより1本早いバスでホテルに着ける。コストを抑えつつ少しでもホテル滞在時間を稼ぎたい私が時刻表と取っ組み合って捻り出したプランである。それにしても一晩をフェリーで過ごした疲れか薬が効かず足が思うように動かない。もどかしい。
諫早から島鉄バスに乗り換え約1.5時間、海あり山ありのコースをたどりようやく西入口バス停に到着。ホテルはすぐそこである。
よたよたと歩くこと数十メートル、あった!門構えから一直線に続く並木の向こうにシャレー風のお馴染みの建物が。はやる気持ちをよそに足はついて来ない。その時、玄関の扉が開き女性スタッフが現れ荷物を持ってくれる。さらには他のスタッフも扉(もちろん手動)を明けてくれるなど瀕死の私を温かく迎えていただいた。カウンターでレジカードを記入している間マネジャー風の男性がフロントクラークに何やら指示をしている様子。足のいかれた私を見て部屋のアサイン変更をしているのかな。
チェックインを終え客室に。「お部屋は2階になりますが、エレベータがございません。大丈夫でしょうか?」と気を遣ってくれる。通されたのは階段横の207号室。正面側のツインである。「シングルで予約してたのにアップグレードですか?!」うれしい、うれしい。すぐさま客室係の男性がお湯の入ったポットを持ってきてくれる。最近はやりのナントカフロアと名付けられた特別客室より余程パーソナルなサービスができているように思える。
ツインとはいえ広さは20平米強だろうか。それでも狭さは感じられない。天井が高いのとバルコニーがあるからだろうか。嬉々としてバルコニーに出てみる。気持ちが良い。扉を開けたままで客室備え付けのアップルティーを啜る。「あーっ、わざわざ大阪から来たかいがあった」と一人悦にいる私であった。
しばらくベッドでゴロゴロし、食事前にシャワーを浴びる。バスタブは猫足ではないが床置き式でユニットバスとはちょっと違う趣き。さあ、さっぱりしたところでダイニングへ向かおう。
夕食は基本的に和洋各3通りのコースから選ぶようになっているようだが、私はア・ラ・カルトでお願いしておいた。メニューの中から本日のポタージュ(ゴボウのポタージュ)と長崎牛のグリエをオーダー。久しぶりに背筋を伸ばして摂る食事である。
入口には「ストロボ撮影禁止」の表示が出ていたが、みんなそれぞれに写真を撮り合っている。サービススタッフもシャッター係りをすすんで名乗り出ている。この雰囲気、誰もが写真を撮りたがるのは無理もない。
ダイニングを辞し私もロビー周りを撮影する。もちろんストロボは使わない。蛍光灯を使用していない飴色の光に包まれたこの空間をストロボ撮影するのは邪道である。
部屋に戻り良い気分で眠りにつく。

※突然ですがクイズです。雲仙観光ホテルの客室にはほとんどのホテルの客室に備えられたある備品がありません。それは何でしょう?(答えは雲仙観光ホテル2に発表しておきます)


九州に上陸しました

2006-10-20 07:00:35 | Weblog
おはようございます!
ただいま、九州に上陸いたしました。昨夕17:20大阪南港を名門大洋フェリーの”フェリーきたきゅうしゅう”で出発、5:20に新門司港に到着、小倉駅前のネットカフェでこれを書いています。
今回の旅の目的は船と雲仙観光ホテル。文化財にも指定されているクラシックホテルでのステイが楽しみです。
それにしても眠い・・・。昨夜はよく眠れたと思ったのに早朝5:00起きは夜型人間の私にはキツイ。

フェリーきたきゅうしゅう

2006-10-19 13:28:17 | Weblog
船に乗りたくなった。乗り応えのある長距離フェリーに。ネットで情報を収集し出発当日の朝には太平洋フェリー(仙台ー名古屋)、東日本フェリー(博多ー直江津)の2候補まで絞り込んだ。(遅い・・・・)
とりあえず家を出て近所のネットカフェで最終審査に入った。ところが、何かの拍子に雲仙観光ホテルのHPに入り込んでしまった。「このホテルに泊まりたい!」。結局今夕発の名門大洋フェりーに乗ることに。

16時過ぎ、ニュートラムで南港フェリーターミナルに到着。人気のない連絡通路を進みターミナルビル1階の発券窓口で2等の乗船券を購入。空いているそうなので2等でも十分だろう。既に16時から乗船は始まっており各バースに繋がる連絡橋をF5バースまで歩く。遠い、キツイ・・・私のような移動制約者にとってはつらいのだ。更に一旦岸壁に下り船の中ほどに取り付いている階段まで歩かねばならない。船室に着いたころにはすっかり疲れ切っていた。
今日の船は”フェリーきたきゅうしゅう”である。名門大洋フェリーには平成4年就航の2隻と平成14年就航の2隻、計4隻が在籍する。きたきゅうしゅうは古い方である。
船内はガラガラで2等は2区画しかオープンしていない。それでも一区画10名いるかどうかという状況だ。こうなれば広々とした桟敷席の2等の方がゆったりできる。暮れなずむ大阪南港をほぼ定時出航する。南港内航エリアの中でバウスラスターと可変ピッチプロペラを駆使し見事に船を反転させている。後進中、琉球海運のRORO船”かりゆし”にぶつかるのではと手に汗握ったが、杞憂に終わった。
南港の夜景に送られ関門を過ぎ大阪湾を西へと向かう。甲板から見ていると3空港時代を迎えた大阪周辺の空がいかに過密化しているかよくわかる。常に2・3機は目視できる。一方海上も有数の過密航路。芦屋沖辺りで汽笛が鳴ったと思ったら数分後小型コンテナ船が本船の前方を左から右へとすり抜けていった。明石海峡大橋通過を見届けレストランを覗く。カフェテリア方式でハンバーグとライスを今夜の夕食とする。店内もがらがらである。ひとかたまりのドライバーがえらく盛り上がっているが、アルコールは大丈夫なんだろうか。
次のビューポイントである瀬戸大橋通過の前に一風呂浴びよう。展望浴場に行くと貸切状態だった。
自販機でビールを買い、風呂上りの一杯を堪能しつつ瀬戸大橋が見えるのを待つ。
ちょっとうたた寝をしてしまっている間に橋はすぐ近くに迫っている。ちょうどマリンライナーが下津井瀬戸大橋を通過中。まるで銀河鉄道のようだ。
あとは、これといってすることもない。早朝の到着に備えて眠るとしよう。

早朝というか未明というか船内放送が入ったが、夢うつつで聞いていた。目が覚めると既に私の区画には誰もいなくなっていた。慌てて毛布をたたみ荷物をかき集めて下船口に急ぐ。5:20の定刻より少々早目のようだった。

ゴーアラウンドや!

2006-10-15 21:16:52 | Weblog
伊丹空港にヒコーキ見物に通うこと数十回。今日、初めてゴーアラウンドを目撃した。ゴーアラウンドとは航空用語で着陸のやり直しを意味する。最終着陸態勢に入った航空機が何らかの支障が発生したため着陸をやり直すのだ。つまり、降下状態から一転急上昇に転じることになる。
今日の伊丹でのケースはというと・・・・午後5時頃のこと、大型機用のB滑走路は着陸、離陸双方が重なり混雑していた。生駒山上空から合図灯を点灯した着陸機が3機ほど肉眼でも確認できた。先頭の機はかなり滑走路に接近していた。そのB滑走路に離陸待ちをしていたJALのMD90が誘導路から進入してきた。オヤッと思った。通常この程度の距離まで着陸機が接近していれば滑走路は空けておくはずだが。MD90は無事離陸したが、着陸態勢に入っていた同じくJALのB767は大事をとったのか急上昇に転じた。エンジン音が急に大きくなるのでいやが上にも異常な事態であることを悟らせる。エンジンから黒煙を上げ急旋回しつつ上昇して行くB767。機内の乗客はさぞ肝を冷やしたに違いない。離陸機が管制塔の指示を待たずに滑走路に入ったのか、管制そのものに無理があったのか素人の私には判断できないが、ラッシュ時の伊丹では何時発生してもおかしくない状況だ。

お薦めの一冊

2006-10-15 14:21:37 | Weblog

ホテルブランド物語」・・・人材を育てる一流の仕事とは
ホテルを題材にした本はピンからキリまでありますが、9月に角川ONEテーマ21の一冊として出版された「ホテルブランド物語」(寺田直子著)は一味違った切り口で世界の一流ホテルを紹介していて面白いです。単なる企業分析でもなく、ホテルガイドでもない。世界で認められた一流ホテルがどのように人材を育成しているのかをGMクラスを中心に取材している。各ホテル共通している点はESの向上をCS同様に重要視している、つまり、ホテルの重要な商品である人材をいかに大切にしているのかという点です。日本のホテルも見習って欲しいですね。特にGM、人事担当者には。
中でも一番印象に残った言葉を紹介しておきます。「私たちが実践していることは、子供の頃に両親や祖父母に教わったそのものです」~ザ・リッツカールトン ミレニア・シンガポールGMオクタヴィオ・ガマラ