ホテル屋日記

誰もが旅を楽しむことができるための情報を発信していきます。

老舗ホテルの話題を二つ

2006-11-30 13:31:50 | ホテル
すでに、ここ数日朝のワイドショーやニュースでも報道されているのでホテルに興味のない方もご存知だろうが、東京・永田町の「キャピトル東急ホテル」が本日をもって閉館する。東京オリンピックに合わせて建設されたこのホテルは東京ヒルトンを名乗っていたが、家主である東急がヒルトンとの契約を打ち切り自社ブランドに変更して営業していた。私もかつてこの近所にあった大手商社を顧客に持っていたのでここのロビーではよく休憩させていただいた。(只かいな!)
もう一件は札幌グランドホテルが大規模なリニューアルを終え、いよいよ明日再生オープンする。リニューアルはロビー、ほとんどのレストラン、東館高層階の客室など広範囲に及ぶ。中でも注目は本館4階の特別フロア「GRAND IN GRAND」である。上級客室だけで構成され専用のラウンジ、バーなどを備えた本格的なもの。乱戦状態にある札幌のホテル業界にあって「北の迎賓館」の復権を謳う。

お薦め番組「ホテルノスタルジア」

2006-11-28 10:49:29 | Weblog
ホテル好きにはたまらないTV番組「ホテルノスタルジア」をご存知だろうか?制作親局はBS日テレだが、関西ではテレビ大阪が(隔週?)火曜日の午前9:55~10:25の枠で放送している。いわゆるクラシックホテルの紹介番組だが、毎回一つのホテルを掘り下げて紹介しているので見応えがある。今日は上高地帝国ホテルだった。実は先月雲仙観光ホテルに宿泊し、すっかりファンになって帰阪した翌々日たまたまテレビをつけたらこの番組で雲仙観光ホテルが紹介されていた。堅気のサラリーマンの皆さんには見辛い時間帯だが、予約録画でもして是非お楽しみいただきたい。

立命惜敗、ザンネン!!

2006-11-26 17:38:43 | Weblog
今日行われた関西学生アメリカンフットボールリーグ最終戦で立命館パンサーズは関西学院ファイターズに14対16で惜敗、甲子園ボウルの出場を逃した。第4Qt.2点差まで追い上げながらの敗戦だけに残念無念。

大山崎山荘の紅葉

2006-11-25 16:47:38 | Weblog

大阪との境に近い京都府大山崎町にある「アサヒビール大山崎山荘美術館」を訪ねた。自宅から淀川を渡ればすぐの場所にあるのだが、なかなか行く機会に恵まれなかった。今日は天気も良く、紅葉も見ごろであろうと出かけてみた。
JR山崎駅からは徒歩でも10分程度だが、かなり急な坂道なので高齢者、身障者優先の送迎バスが20分おきに出ている。バス停で時刻表を見ると12時台は運休とある。ドライバーのランチタイムなのだろう。私が着いたのは生憎その12時台である。ということは13時台はその分混雑が予想されるので身障3級認定の私は徒歩で3分ほどの阪急大山崎駅に向かった。バスはこちらが始発なので積み残されるリスクは低い。
それにしてもバス停で喋りまくっていたオバハン3人組の会話には失笑を禁じ得なかった。
「楽しみやわ、ビールの試飲コーナーとかあるんでしょう」。
「試飲は無いと思うよ、喫茶店にあるかもしれないけど」。
「そやけどウイスキーの試飲なんかもあるって聞いたよ」。
アホ!それはサントリーの山崎ディスティラリーのことやろ、と思わず突っ込みそうになった。いったい何が目的なんだろうか?
さて、バスに無事乗車、JR山崎駅前では予想どおり長蛇の列。積み残しも出る始末。ただ、バスの終点から美術館までは広大な山荘の敷地を歩かねばならず歩きやすい靴で行かれるようお奨めする。
ようやく美術館に到着しアサヒビール初代社長で新大阪ホテル(現リーガロイヤルホテル)社長も務めた山本為三郎氏の民藝派コレクションを鑑賞するとともに2階のオープンカフェでコーヒーとケーキを楽しむ。ケーキはそのリーガロイヤルの製品だった。
ここの売り物の一つが、その素晴らしい眺望にある。眼下に宇治川、桂川、木津川が合流し淀川となる3川合流地点がテラスから一望できるのだ。今一つは大正年間に建築された本館に増築された安藤忠雄氏設計の地下式の新館である。
大阪・京都の中間にこれほど心癒される場所があろうとは・・・。
一時、不動産業者に買収されマンションとして開発される直前のこの地を買い受け美術館として整備したアサヒビールの英断に敬意を表さざるを得ない。

 


ふじ丸の所属

2006-11-25 04:07:45 | バリアフリー
先日の「ふじ丸に会いに」、の中でふじ丸の所属を商船三井客船と書いたが、現在は日本チャータークルーズに移っている。船首の社旗がNCCとなっていたのに疑問に思い調べてみてわかった。ちなみに同社は商船三井客船と「ぱしふぃっくびーなす」でおなじみの日本クルーズ客船が共同出資で設立した貸切クルーズを専門に行う会社とのこと。赤いファンネルマークはそのままなのでつい商船三井客船と思い込んでしまいました。関係者の皆様にお詫び申し上げます。

ふじ丸に会いに

2006-11-22 21:51:33 | バリアフリー
何気なく大阪港のHPを見ると天保山に商船三井客船の「ふじ丸」が入港中。出航は今夕16時とのこと。やった!出航風景が撮影できる。早速久し振りに某所から戻ってきた愛機オリンパスμ600を携え天保山客船ターミナルへと向かう。ただし、今日は財布の都合で桜島経由ではなく、淀屋橋から市バス天保山行きを利用。天保山おりばで下車すると目の前に満艦飾の「ふじ丸」が。実はこの船を近くで見るのは初めてである。
今航は国内とあって岸壁も開放されている。早速船首へ向かいお決まりのショットを撮る。その後、例の天保山渡船で対岸に渡りつつ船上から撮りまくる。桜島桟橋に着いてからも真横からのカットを数カット。30分後再び天保山に戻り出航に備える。
漏れ聞こえる船内放送などから某電子機械メーカーの洋上研修であることが推察できた。出航15分前後部デッキにスーツ姿の社員が集合、社歌が流れる中見慣れたロゴの社旗が掲揚される。
儀式も済んだころ待機していたタグが船尾に取り付き、タラップが上げられ、舫が解かれてほぼ定刻長笛を残して天保山を離れて行く。タグが曳航索で思いっ切り船尾を沖に向けて引っ張り2万トンの客船は見物客の目の前で見事に回頭していく。なかなか見応えがある。大阪港大関門に船首を向けた「ふじ丸」はタグから離れ夕陽に向けて微速前進で進んで行く。
いやあ、出航風景ってなかなかロマンがあって面白いですね。

札幌か沖縄か

2006-11-21 02:40:25 | バリアフリー
この機会に旅にでようと思います。長距離フェリーにでも乗って冬の時化た海で自分の歩むべき道を見つめようと思うのです。そこで候補が二つ。北海道航路か沖縄航路か。始めは47都道府県で唯一訪れたことがない沖縄に心惹かれたもののコストの問題が。結局北海道かな。行きは太平洋、帰りは日本海の波に揉んでもらうとするか。

映画「硫黄島の砂」ご紹介

2006-11-17 20:57:50 | Weblog
さて、今日は僕にしては珍しく映画のお話を聞いてもらいます。(浜村淳調で)
只今、映画ダーテイーハリーシリーズなどで役者として日本でも人気のクリント・イーストウッドが監督としてメガホンを取りました「硫黄島からの手紙」、「父親たちの星条旗」が評判をよんでおります。太平洋戦争の中でも激戦中の激戦といわれた硫黄島の戦いを日米双方の視点から捉えた点が注目されているようです。
今回ご紹介するのは似たような名前でややこしいんですが、「硫黄島の砂」という1949(イッセンキュウヒャクヨンジュウクネン)年に制作された古い古い映画です。主演は押しも押されもせぬハリウッドの大スターで、愛国主義者としても知られるあのジョン・ウエインがアメリカ海兵隊の鬼軍曹として良い演技を見せてくれています。そのジョン・ウエイン演じる鬼軍曹が上官から新兵ばかりの部隊を一刻も早く戦える集団にせよとの命令を受けます。忠実な軍人である彼は部下をしごいて、しごいて、しごき抜きます。そして、半年後彼は部下との間に軋轢を引きずりながらも立派な兵士として育て上げます。タラワ島攻略作戦で武勲を挙げた彼の部隊は続いて硫黄島上陸作戦の先陣を切ることになりました。この戦いが太平洋戦争屈指の激戦になろうとは誰も予想していませんでした。時すでに戦況は圧倒的に連合軍が優位に立っています。ところが、味方の空と海からの強烈な援護の中上陸を開始した彼らを待っていたのは点在する地下壕に潜んでいた日本兵による執拗な待ち伏せでした。トーチカから機関銃が火を噴きます。ズダダダダダーン!戦友が一人また一人と倒れていきます。それでも彼の部隊は勇猛果敢に戦い擂鉢山の攻略に成功します。そして、あの有名な山頂に星条旗が翻るシーンの直前、彼は生き残っていた日本兵の狙撃を受け即死します。古い部下が言います「軍曹らしい死に方だ」。他の部下がポケットから彼が息子に宛ててしたためた書きかけの手紙を見つけ読み上げます。軍人としては筋金入りでも家庭には最後まで恵まれなかった彼が「決して自分のような道を歩むな」と書いてるんですねえ。泣かせます、泣かせます。
最後のシーンでは彼が育てた部下が「さあ、戦いに戻るぞ」と進撃していきます。BGMには「海兵隊の歌」が流れます。この辺はいかにも愛国主義者ジョン・ウエインが好みそうな構成になっていますねえ。アメリカ海兵隊の全面協力で制作された「硫黄島の砂」、只今「yahoo動画」で絶賛オンライン中です。

京阪中之島新線駅名決まる

2006-11-15 14:51:43 | Weblog
京阪電鉄は2008年度末開業予定の中之島新線の正式な線名、駅名を発表した。線名は中之島線、駅名は天満橋寄りから「なにわ橋」、「大江橋」、「渡辺橋」、「中之島(大阪国際会議場)」となる。このうちなにわ橋は仮称新北浜、中之島は仮称玉江橋からの変更となった。

ハノイのホテル不足

2006-11-14 00:26:03 | バリアフリー
APEC首脳会合を控え会場となるハノイのホテル不足が深刻化しているという。なにを今さらである。この会議は参加二十数カ国の数だけ上級スイートルームが必要になる。各国が自国の沽券をかけてスイートの奪い合いを展開するのだ。ただ部屋を取れば良いというものではないのだ。そんな厄介な国際会議をもともと観光施設の整備が遅れている都市で開こうというのだからこうなることは自明である。各国の大使館員はさぞ胃の痛むことだろう。