私は身体障害者手帳なるものを持っている。この手帳にはいろいろなご利益がある。神経系難病に罹患し体幹機能障害と判定された私の場合「旅客運賃減額 第一種」の認定を受けている。概ね国内の旅客船、JR(101キロ以上)、公営交通などは半額、航空機では約30~40%の割引が受けられる。旅好きの私にとっては実にありがたい。
ただ、問題が無いわけではない。JRの100キロ以下と民鉄については介助者が同伴している場合に限られる。つjまり、二人で一人分の運賃ですよということらしい。なぜ、障害者単独では適用されないのか疑問ではあるが、この問題に関しては横に置いておくことにする。
厄介なのは利用する鉄道会社によって発券方法がバラバラであるということ。大別すると次のようになる。
①発券時確認要 券売機の障害者割引ボタンを押すと発券中止となり係員が出てきて手帳を確認の上発券する。関西では近鉄がこの方式、西鉄も同様だった。
②改札時確認要 券売機の障割ボタンを押し発券、改札時に有人通路を通り、改札係が手帳をチェックする。日常私が利用する京阪がこの方式をとっている。また、JR西日本もこの方式だが、障割切符のボタンが無く小人切符を購入し確認時に「障割」のスタンプが押される。
③ノーチェック 発券時、改札時ともに係員によるチェックはない。利用者のモラルに任せているようだが、一応改札機のランプが点灯する。阪急、阪神がこの方式。
いずれも一長一短があり、①は知らずに障割ボタンを押すと、いきなりブザーがなり発券中止となりびっくりさせられる。混雑時には他の利用者の冷たい視線を浴びることにもなり私としては最も嫌いなパターンである。
②は最も合理的かと思われるが、最近の人員削減のお陰で有人改札に係員がいない。複数の改札口がある駅では有人改札がないところがあるなど思わぬ遠回りをさせられることがある。③は利用者には最も都合が良いが、中には不正をする者もいるだろうし鉄道側にリスクが大きくなる。
とにかくどれか一つの方式に統一していただけるとありがたいのだが。民営鉄道協会にでも投書してみるか。
今更言っても仕方がないが、スペシャルヴァージョンで甲子園ホテルを取り上げてくれれば良かったのに・・・・。
今回の泊まってみたい度 ☆☆★★★
私の好みではないので辛口評価です。
むかし、むかし兵庫県西宮市に「甲子園ホテル」というたいそう立派なホテルがありました。フランク・ロイド・ライトの愛弟子遠藤新が設計し、昭和5年にオープンした建物はライトの手による旧帝国ホテルと多くの共通点を持っています。当時の阪神地区では比類のない充実した洋式ホテルでした。事実高松宮をはじめ皇族や海外からの多くの著名人が宿泊した記録が残っています。
しかし、時代が悪かった。ホテルとして営業できたのはわずか14年、昭和19年には海軍病院に転用され、終戦後は連合軍の宿泊施設として接収されてしまいます。返還後は大蔵省の管理下に置かれていましたが、昭和40年に武庫川学院が買い取り修復を行います。
現在は武庫川女子大学甲子園会館として建築学科の教室として使用されています。よって内部はかなり改造がなされていますが、ボーダータイルとテラコッタで飾られた重厚な外観はほぼ原形を留めています。内部もロビーや大ホールがほぼ原形で残されており見事な装飾と建設当時としては桁外れに大きなガラス窓を通して手入れの行き届いた庭園をめでることができます。
部外者の見学も受け付けており興味のある方は下記URLを参照下さい。
ホテル屋のお薦めです!!
http://www.mukogawa-u.ac.jp/%7Ekkcampus/
掲載した画像はアパホテルの客室などに置かれているアパグループの広報誌「アップルタウン」である。今回の耐震偽装事件でアパと「安晋会」との深~い繋がりを知ってしまいあらためてその内容を見直してみた。まあ、どこのホテルチェーンもこの手のPR誌は発行しているが、アップルタウンの特徴は妙に政治ネタが多いということである。通常ホテルのPR誌はカルチャー、グルメなど軟らかいネタを中心に組んでいるのと比べると異質なものを感じる。画像がピンボケで恐縮だが、「大家族制度復活で創る美しい国日本」なんていう記事があれば、「永田町通信」という連載ものもある。そして、グループ代表の元谷外志雄代表とセンセイ方との対談記事もある。まさにグループ挙げての安倍ちゃん応援態勢が窺える。
これほどアパと「安晋会」とのただならぬ関係が表ざたになっているにも拘らず、この事件を単なる民間企業の不祥事としては片付けることは許されまい。
安晋会に入れば何をやっても安心で~す、なんてことは美しい国造りにはそぐわないのだ。
アパホテルの耐震偽装、やってしまったかという感じ。急成長、いや急拡大を続ける企業が往々にしてやらかしてしまう躓きを。過去何度かここでも賛辞をおくっているだけに残念である。
例の帽子の女性社長が涙ながらに会見している模様が何度もテレビで放映されたが、今回の事件で思い出されるのが、アパがまだ信開を名乗っていたころ「ホテル部門は本業のマンションでの利益に対する税金対策に過ぎない」という噂である。この噂のとおりホテル部門はないがしろにされてきたのか?
アパは今年も大阪市内に800室強の巨艦店の開業を予定するなどホテル、マンション共に怒涛の進撃を緩める様子はない。
自らが巻き起こした波で沈没、なんていうことがないよう願う。
Thanks、LUCE!
今日は三宮・花時計前から和田岬へ行き、すぐ隣のJR和田岬駅を見物。再び海岸線で新長田へと向かった。
先日開業した大阪市営今里筋線と同じリニア地下鉄とあってつい比較してしまうが、大阪市の角ばった車両よりも神戸市の丸味を帯びた外観の方が好感が持てる。
両者に共通している点もある。それは乗客の少なさ。前途多難を予感させる。
インしたのは夜9時頃。部屋に入って驚いた。なんとシーフィルフロアのツイン!良いのでしょうかこんなに大盤振る舞いしてもらって。詳細はあらためて。
http://4travel.jp/traveler/the_hotel/album/10119978/
先日、台湾高速鉄道の安全性に疑問を感じたばかりだが、今回も同じ。いろいろな政治的思惑が絡んで日本とドイツのシステム合作になるようだ。(台湾は日仏) さすがに中国、日独両国から見返りを得ようという魂胆丸見え。複数のシステムが混在することは無駄であり、安全性にも疑問を感じてしまう。
ニュースでは車両の画像も出ていたが、ベースは東北新幹線の「はやて」なんだとか。日本からの技術移転により現地で製造された車両はいかつい顔に0系新幹線に似た幅広窓が並ぶ外観に非常に違和感を覚える。追ってドイツのICEタイプも登場するのだろう。
とにもかくにも安全第一でお願いします。