ちょうど昨日が受診日だったので主治医に記入をお願いした。診察も終わり精算のとき驚いてしまった。なんと1枚の診断書の文書料が5250円!
国立大学付属病院での話だが、いわゆる公印というやつを押捺してもらうとこの料金になるらしい。いくらなんでもこの料金は高過ぎた!何が根拠になっているのだろうか?
かつて、総合商社の鉄鋼部門で「ガチャ万」という言葉があった。鉄材をガチャンと切るだけで、つまり取引の仲介だけで1万円儲かるという意味らしい。それよりもエゲツなく感じる。
鳴り物入りで登場した日本版「ホテリアー」。視聴率が8%前後に低迷し、かなり苦戦の模様。私も過去辛口の感想を書いてきたが、昨夜(5/24)OA分はなかなか良かったな。
小田桐(上戸)のセリフ「ホテルはただの箱じゃないんです!」。そうなんだ、単なるコンクリートの箱ではない。事実、同じ建物、名称でも経営者が変わることで全く風合いの違うホテルになるってことはよくあることである。
それから、30年前新婚時代に東京オーシャンホテルに宿泊したという初老の夫婦がそのときと同じ客室に泊まりにやって来る。当時ワケありで結婚式を挙げられなかったこの夫婦にGM以下スタッフがチャペルでの挙式をプレゼントする。そんなことあるわけないじゃないか、と言うなかれ。
ホテル屋という職業は宴会にしろ宿泊にしろゲストの心の中にある目的、理想をいかに引き出し、実現していくかというところに難しさがあり、面白さがあるのだ。その面白さを感じることができなければ、こんなに待遇の悪い職業は続かない。
手前ミソながら私の経験で具体例を挙げさせていただくと、こんなことがあった。
[宿泊編]
客室予約を担当していた頃一本の電話を取った。個人の宿泊問い合わせだったが、中身は少々違っていた。「自分の母親をお宅に泊めてやりたいんだが、実は末期ガンで余命幾ばくもない。死ぬ前に一度泊めてやりたい。ストレッチャ―でしか移動できないし、点滴、酸素などいろいろと部屋に持ち込まないといけないが、受け入れてくれるだろうか?」。
ここは親孝行な息子さんのリクエストになんとか応えたい。ストレッチャーでしか移動できないゲストの動線をいかに確保するかなど苦労はあったが、最終的には希望に添うことができた。
[宴会編]
知り合いがOGであることから、ある高校の同窓会を受注した。出席者の中に末期ガンを患った男性がいた。長い闘病生活でここ数ヶ月は病院から出たことがないというこの男性を半ば無理矢理引っ張り込んだのだそうだ。
それからちょうど1週間、その方は亡くなった。幹事さんの話では同窓会に出席できて本当に楽しかったと何度も繰り返されていたらしい。われわれが特に何をしたというわけではないが、そういう時間、空間を提供できたということはホテル屋として本望である。
いずれも取りようによっては暗い話になるかもわからないが、ホテル屋をやっていて良かったと感じる一シーンである。マニュアルで動くことしか教えないホテルに勤務していてはわからなかっただろうが。
ちなみに今回の視聴率はちょっと持ち直して9.3%。
この度、デジカメを買い換えました。今まではメインをオリンパスμ600、サブをフジFinePix A202という陣容でしたが、μ600に深刻な故障が発生して使用不能に。サブのA202は既に古典的とも言えるスペックで携帯のカメラの方が上という有様。そこで思い切って買い換えることに。
乏しい予算の中で種々検討を重ねた結果キャノンパワーショットA460に決定。今春発売されたばかりの製品で廉価な割には一通りの機能を備えているほか、なんといっても光学ファインダーを装備している点が気に入りました。伊丹空港でヒコーキ撮影をする際モニターだけでは日光に負けて見え難く、高速で移動する被写体をフレームにきちんと入れ込むには勘に頼らざるを得ませんでした。
コジマ電気で¥14800。これから何年間酷使に耐えてくれるやら。
昨年秋より持病のパーキンソン病に加えうつ病を発症し医師から自宅療養を指示されてから早くも半年になります。長い長い冬眠でした。
しかし、家にいてもストレスはたまります。特にウチのように嫁が病気に理解を示さない場合は療養どころではありません。まるでズル休み扱いですからね。これなら会社の方が居心地が良いわい、ということで主治医に無理を言い就労可能の診断書を書いてもらいました。不安は拭えませんが、生活費の問題もあるんで特攻隊の精神で明日出撃、いや出勤します。
土曜日に出て来いというのがホテル屋らしいでしょ。
今日のニュースでパーキンソン病患者に対し国内初の遺伝子治療が行われたとの報道があった。私もパーキンソンを若年発症し既に10年ほどの付き合いになる。ちなみにこの病気は神経伝達物質であるドーパミンを分泌している中脳黒質が何らかの原因で変質しドーパミンの量が減少し運動機能が低下するという難病である。
現在は薬品でドーパミンを補給する対症療法が主流である。(ドーパミンは直接吸収されないためLドーパという物質を投与し消化器から吸収、ドーパミンに変化させている)。ただし、副作用が強く、それを軽減する薬などを併用するので5~10種類を服用する必要があり長期にわたると効果が低下するという問題がある。それに所詮は対症療法である。
今日のニュースを食い入るように見たが、ある遺伝子を脳に移植し薬の効果の低下を食い止めるというもの。なんだ完治するわけではないのか。
そう言えばH大病院の主治医の先生が「近々、Lドーパの効果を安定させる新しい薬ができますから」って言ってたしなあ。当分はその新薬で希望をつなぐか。
一刻も早くES細胞による根本的な治療法の確立を願う。
最近厚生労働省からパーキンソン病患者の人数が増加しているため難病から除外し治療費の公費負担を廃止しようという動きが出ているが、正に本末転倒。木っ端役人が考えそうな常識はずれな考えである。