ホテル屋日記

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ホテルのBFルーム紹介~ホテルグランヴィア京都

2005-12-04 12:59:10 | バリアフリー
ホテルのバリアフリールーム紹介、第2段は新都ホテルとは京都駅を挟んで建つ「ホテルグランヴィア京都」であります。ちなみに「グランヴィア」とはJR西日本系のホテルチェーンでラテン語で大きな道という意味なのだそうです。その中でも京都はフラッグシップ的存在で国鉄時代に開業した大阪などと比べると格段に高級イメージが強くなっています。

京阪神のホテルをリードするBFへの取り組み
 グランヴィア京都というと盲導犬育成事業に積極的に協賛するなどBFに対する取り組みには定評があるところです。その点は客室にも生かされており「フレンドリールーム」と呼ばれる特別仕様の客室は6室を数えます。京王プラザが30室有するのは別格としてもほとんどのホテルが1・2室しか備えていない点を考えると随分多いと感じられます。でも、実際に客室を見ると納得! 一見して通常の客室とかわらないのです。これなら健常者が利用しても全く違和感はありません。もちろんバスルームには手摺りが巡らされておりシャワーチェアが用意されています。扉も引き戸ですが外側は一面鏡張りになっており姿見の役目を果たします。
 他にもリモコン式電動カーテン、電動式ベッド、2段式ドアスコープを備えています。バリアフリーというよりユニバーサルデザインに近い内容です。ただし、内1室は重度の障害者にも対応できるよう玄関扉が引き戸になっているなど特別仕様になっています。

社員サークルが活躍
 このホテルには宿泊部門を中心に社員が自主的に立ち上げたサークルがありユニバーサルデザインを研究するとともに実際に接客最前線で発生した問題点を会社側に報告、改善提案を行っているとのこと。「予算がつかないのが辛いところ」とは代表のY氏の言葉。同感ですね。