ホテル屋日記

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ホテルノスタルジア 「小樽グランドホテル・クラシック編」

2007-04-19 10:24:10 | ホテル

小樽というのは不思議な町である。小粒ながらピリリとスパイスが効いたホテルが数多くある。ホテル好きにはたまらない町なのだ。

今回の「小樽グランドホテル・クラシック」もそんなピリ辛系ホテルの一つである。小樽がまだ北のマンハッタンと言われていた頃の昭和6年に越中屋旅館の別館として誕生するが、戦後は立ち直ることなく放置されていたという。
そのホテルを再生したのは小樽運河保存を求めた一連の市民運動の結果だそうだ。社長のインタビュー「小樽を再生する手段として新しい物を作るのではなく、古くからある物を再生していこうという結論に達しました。このホテルもその一つです」。理想的なホテリア(ホテル経営者)である。その町を愛し、ホテルを愛する人にこそホテリアになっていただきたい。
ホテルを片手間で経営し、旨味がなくなれば株券でも売るようにポイ捨てするような連中には決して良いホテルを創ることはできないと思うのだ。・・・別にどこかの航空会社や金融業者を特定するつもりはないが。

数年前、私も母を連れ小樽の町を訪れたが、本当にホテル選びには良い意味で苦労した。結果的には運河沿いの「ホテルノルド」に決定したのだが、母は非常に気に入ってしまい「あのホテルに泊まるために小樽に行きたい」と言っている有様だ。特にスタッフの自然なホスピタリティに感動したようだ。きっと素晴らしいホテリアが経営しているのだろう。

今回の泊まってみたい度:★★★★☆

制作・著作:BS日テレ テレビ大阪4月17日OA。

そういえば、テレ朝のドラマ「ホテリアー」は今夜スタートか。



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