quieto

喜怒哀楽。その全てが生きている証。

アスベスト

2005-07-13 13:16:48 | 備忘録 【阪神大震災】
テレビやネットで連日のようにアスベストに関するニュースが流れている。

アスベストとは
繊維状鉱物の総称。蛇紋石(じやもんせき)や角閃石(かくせんせき)が繊維状になっているもの。
熱・電気の不良導体で,防火・保温,電気の絶縁などに用いる。
吸い込むと肺癌(がん)の原因となるため,使用規制の方向にある。石綿(いしわた)。
-- goo辞書より --


このアスベストは強い発がん性物質であり
今では、ほとんど使用されなくなったが、過去には多くの量が使用されていた。

アスベストは、色々な形で使用されていたのだが
その中の1つに吹付アスベストというものがある。

吹付アスベストについてアスベストを取り扱う会社の説明文を抜粋します。

「吹付アスベスト」は、アスベストにセメント等の結合材と水を加え混合し、吹付け機を用いて吹付けたもので、1955年(昭和30年)頃~1980年(昭和55年)に、壁・天井・梁・柱などに防火・耐火・吸音・断熱の目的で使用されました。
また、同様の用途で使用している「吹付けロックウール」にも、1980年(昭和55年)まではアスベストを混合した場合がありました。
吹付けアスベストを使用した建物は、建築後30年程度経過しており、建て替え時期を迎えつつあります。
環境省の調査では、2020年頃にそのピークを迎えると予測しています。
これらを背景として、建て替えに伴う建物解体時のアスベスト飛散を防止する目的で、大気汚染防止法が改正されました。




ネットで調べていると
やはり阪神大震災の事にも出くわす。

あの復興工事の現場で見たキラキラと光る空気の中には、かなりのアスベストが含まれていたのだ。
俺が現場に居たのは打ち合わせの期間を含めても半年にも満たないが
そこに居を構えていた人達は、ずっとあの空気を吸い続けていた。

現場近くで小さな子供が水を入れたポリタンクを抱えて歩いていた光景も覚えてる。

あの街並みと
そこで見た人達を思い出すと
悔しさや腹立たしさや悲しさなどが入り混じった複雑な思いになる。

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