その日は結局、
1番仲のいい友人・H君とは連絡が取れなかった。
心配だった。
生きているのか。
怪我してないか。
震災から3日目、
H君から連絡があった。
無事だった。
出社して、会社から電話をしてきた。
俺 「おいおい!無事なら連絡せえよ!」
H 「すまん。バタバタしててん」
そんな会話だった。
そうだよな。
人生で、こんなにバタバタする事って、
まず経験しないよな。
俺は、会社を早退して、会いに行った。
H君は、とても元気で、いつもと変わらないように見えた。
俺 「家は?」
H 「家は大丈夫やけど、前の道路なんか、すごい段差が出来て
車も走られへん」
俺 「すごい揺れやったやろな」
H 「おう!すごかったそ!ゴジラのプラモ、落ちて潰れてしもた!」
「地震はゴジラより強いで!」
俺 「おまえ、それネタにしようって思てるやろ」
H君は、いつもふざけて話す癖がある。
話を聞いていると、普段と変わらないH君だった。
俺 「ゴジラはしゃあないな。せやけどHが無事でよかった」
素直に「よかった」と思えた。
数キロ先では、死者もたくさんでてるのに、
「Hが無事でよかった」と思った。
人の視点とは、このようなものなのかも知れない。
いや・・・
俺だけなのかな。
1番仲のいい友人・H君とは連絡が取れなかった。
心配だった。
生きているのか。
怪我してないか。
震災から3日目、
H君から連絡があった。
無事だった。
出社して、会社から電話をしてきた。
俺 「おいおい!無事なら連絡せえよ!」
H 「すまん。バタバタしててん」
そんな会話だった。
そうだよな。
人生で、こんなにバタバタする事って、
まず経験しないよな。
俺は、会社を早退して、会いに行った。
H君は、とても元気で、いつもと変わらないように見えた。
俺 「家は?」
H 「家は大丈夫やけど、前の道路なんか、すごい段差が出来て
車も走られへん」
俺 「すごい揺れやったやろな」
H 「おう!すごかったそ!ゴジラのプラモ、落ちて潰れてしもた!」
「地震はゴジラより強いで!」
俺 「おまえ、それネタにしようって思てるやろ」
H君は、いつもふざけて話す癖がある。
話を聞いていると、普段と変わらないH君だった。
俺 「ゴジラはしゃあないな。せやけどHが無事でよかった」
素直に「よかった」と思えた。
数キロ先では、死者もたくさんでてるのに、
「Hが無事でよかった」と思った。
人の視点とは、このようなものなのかも知れない。
いや・・・
俺だけなのかな。
わずかの差で被害に巻き込まれた人と、からくも逃れた人と。
運、不運と言ってしまえばそれまでですが、
まさに天国と地獄・・・
ひとたび天災があれば人の命などあっさりと奪われてしまいます。
なんとも儚いものだと思います。
Hは天性の能天気なので、ケロッとしてました。
もしかしたら、気を使っていたのかな。とも考える事も出来ますが・・・
とにかく人の良い男で、無事で良かったと本当に思いました。
気をつけていても、どうしようもない場合もありますし、怖いですよね。
人の力なんて、微力なものだと感じます。