quieto

喜怒哀楽。その全てが生きている証。

スピードレーサー

2008-07-24 02:34:20 | 映画・海外ドラマ
見てきました。



以下の記事はネタバレがあります。


スピードレーサーは、昔にマッハGoGoGoというタイトルで放送されていたアニメの実写版です。
実写版といってもフルC Gに近い実写版です。
しかも、完璧にC Gとわかるものです。
が、それはそれで味のあるものでした。
たぶんそれも狙いだと思う。

監督はウォシャウスキー兄弟。
マトリックスの脚本・監督・製作総指揮をした人。

物語が始まるとすぐに、あのマッハGoGoGoの主題歌が挿入歌として流れる。
子供の頃によくマッハGoGoGoを見ていたので、それだけで嬉しくなってしまう(^^)
マッハ号はプラモを作ったり、おまけで付いてくるもの、駄菓子屋で売ってるものなど、色んな大きさのマッハ号を何台も持ってた。
プラモも1種類じゃなくゼンマイで動くものも、モーターで動くものも持ってた。
って・・・大ファンじゃん(^_^;
まあ、俺の世代の男の子はほとんど夢中で見てたと思うけど。

このスピードレーサーはアメリカで作られた映画なので日本で放送されていた時とは登場人物の名前が違う。
まず主人公の名前がスピード・レーサー。
名前がスピードで苗字がレーサー。
当然、一家全員の苗字はレーサーだ。

日本で放送されていた時との登場人物の名前の比較を書くと、
三船剛 → スピード・レーサー
三船大介 → パパ・レーサー
三船アヤ → ママ・レーサー
三船くりお → スプライトル・レーサー
三平(チンパンジー) → チムチム
サブ → スパーキー
ミッチー → トリクシー
覆面レーサー → レーサーX
となってる。
名前は全く違うが、キャスティングが絶妙。
アニメの特徴を捕らえた役者を使ってるので違和感無し。
よく選んできたものだ。
そして、チムチム(チンパンジー)の演技には感心した(^^)
アニメでよくあったシーンの、くりおの肩の上に三平が乗って、大人の服を着て変装するシーンの再現もあった。
懐かしい(T^T)クゥー

物語は勧善懲悪。
実に痛快で心地よい。
音楽と効果音も実に上手く使われていた。

スピードが幼き頃、レース中の事故で兄のレックス・レーサーが亡くなる。
兄に憧れていたスピードはレースの世界に入っていく。
兄と過ごした時間の回想シーンでその繋がりの深さが伝わってくる。

そして、力を付けたスピードにスポンサー契約の話を持ってくるのが、大企業のローヤルトン。
これがびっくりするほどの大企業。
一瞬はとてもいい条件に思えるのだが、こいつがとんでもない悪者。
まあお約束だな。
スピードは契約を断るのだが、断った途端にレーサー一家を潰そうとする。

スピードはレースの中でローヤルトンが率いる悪者達と戦うのだが、これがレースとは思えないほどの展開(^^)
車は飛ぶし爆発するし。
特殊装置同士の戦いはあるし。
まあ派手。
とにかく派手。

フジのサーキットと、過酷なカーサクリストのラリーを戦い、そしてレースの最高峰のグランプリへ。
そこでローヤルトンの反則行為を観戦している人達の前で暴き、グランプリを優勝する。

展開の早い映画で書いた事の他にも、友情、裏切り、再会、恋愛、などの物語がある。


娯楽映画なのだ!という映画で、俺はすごく面白かった。
しっかりハマった(^^)



が、映画館は空席のほうが多かった。
思えばTVのCMは下手だったな。
あのCMだと面白さが伝わらない。
シーンを切り取る箇所が違う。
マッハGoGoGoを見た事のない人がCMを作ったんじゃないかな?