クワトロ郎

人生の彩りをアレコレ描いたり、歌ったり、知恵しぼったり、
牛乳しぼったり、  ん?  てな具合で
オヤジギャグ三昧

今がしあわせ

2013-03-07 00:32:29 | 雑感
平日の夜、最寄の駅から自宅へ、一人夜道を歩く。足早に。

電車を降りて、階段を上り、改札を通り、階段を降りる。駅舎から出ると、当然暗い。角のセブンイレブンを曲がると、街灯のみの、薄暗い夜道だ。

一連の動きの中で、人気が無くなり一人になる時、ふと思う。

しあわせだ。なんの変哲も無い、ただの帰路だが、そのなんの変哲もないということの素晴らしさ。とりあえず、歩けている。特に大した考えごともせず、ただの移動時間だ。それなのに、そういうことを確保できているという事自体がすばらしい。

光り輝くしあわせではない。誰かにしゃべりたくなる幸せではない。顔が喜びに満ち溢れるしあわせではない。

淡々と歩いている、という幸せである。

仕事、プライベート、社会、思うことは色々ある。しかし、そういうことがありながら、それらから隔絶して、一個の動き回る生物として、月の下、冷えた空気の中を着実に歩いている。次の瞬間には何かの餌食になっているかも知れない。しかし、今この瞬間、心臓は脈打ち、目は前を向き、足は動いている。生きているから動いているのではない。動いているから生きているのである。

これ以上の幸せがあるであろうか?

世の諸事は、このしあわせに比べると、色あせる。動いていればこその諸事は、付録である。本章は、動いているこの個体そのものである。

さあれば、しあわせは他に求めるものでなく、自分の中にもともとあるものを、見つけ出せるかどうかにかかっている。

私は、今が幸せである。

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2 コメント

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本当にそうですね。 (砧書庫)
2013-03-07 08:14:20
身体の中にどんな病魔が潜んでいても、周囲の人達の努力と、家族の見守りと愉快な仲間達に助けられて、笑顔を絶やさずにいようと思う自分がいる。人間、大袈裟なことや深刻に身動きとれないように自分を追い込まない限り、何とかなる。生きてさえいればね。なんちゃって。
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書庫様 (クワトロ郎)
2013-03-07 23:54:40
笑顔って、人間で一番素晴らしいものだと思いますよ。
笑顔ほど、人を幸せにできるものは他には無いんじゃないかな。
鏡に向かって笑うと、どんなに気分が沈んでいても、まるでそれは無いかのように見える。気分は変わらないけれどね。でも、なんか行動には弾みがつきます。よしってね声に出すと、今度は気分も和らいでくるような気がして、もう一回笑って、自分に向かって、じゃ行って来るよと心の中で呼びかけます。
笑顔って、自分もほしがっているんです。
書庫タンの笑顔を素敵ですよぉー^^
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