最近人気指標のROE。例えば三菱重工が主要財務指標にROEを取り込み、10%超えを目指しますなんていうニュースが話題になっていた。しかし、一応簿記や会計の知識が相応にあって投資歴もそれなりの自分でも、このROEというのは取っ付きにくい。
例えば売上高300億円と言われたら中堅企業、売上高1兆円超と言われたら超大企業だなと何も考えなくてもすっと入ってくる。ROEは●%と言われても高いのか低いのかピンと来ない。
そんな時にやるのが、自分に当てはめてみるということ。例えば自分が投資で10万円の利益を得たとする(面倒なので税金は一回忘れる)。ROEは資本に対する利益なんだけど、自分は利益の側から考えてると理解がしやすかったのでそうしてみる。
この利益10万円を得た資本つまり投資で言えば、いくら突っ込んで得たかということがROEで
例えば
100万円を元手に10万円の利益を出した⇒この場合のROEは10%
1000万円の利益を元手に10万円の利益を出した⇒この場合のROEは1%
という同じ利益額でも少ない資本で利益を出した方が効率がいいということ。
投資では1年で元手に対して10%の利益を出したらかなり良い成績と言える。なのでMHIが、ROE10%超えを目指すということは元手の10%の利益を出すというこという理解で良い(はず)。
で、思うのはこのROEを目標にするのってしんどくないかという事。自分が投資やってる感覚で考えると、ROEを●%と定めてしまうと元手のお金を何とか動かさないと、と焦ってしまうのが人の心理。そうするとじっくり腰を据えた勝負が出来ない感覚がある。もちろん投資と企業経営は全く別物なんだろうが、ROEが目標だと「お金を動かさないと」というプレッシャーにかられ、思わぬ判断ミスを招くのではと自分は感じる。そのためROEは別に財務指標に取り入れる必要ないのではないかと思う。また、資本が少なくても負債を増やして投資に回し利益を出せば理論上のROEは高くなるが、その数字に意味があるのかということ。
個人的には、ROEよりも経常利益率の方が取っ付きやすいし効率を見る上では分かりやすい指標ではないかと考えている。
最後に。先月?ぐらいの月刊誌?『日経マネー』の後ろの方ある澤上さん(ファンド会社の澤上さんです)のコラムで、「流行り廃りがあるROEのような指標に惑わされず、継続的に成長する企業に投資すること」という主旨のことが書いてありました。
まさに金言。その見極めが難しいんですけどね。
例えば売上高300億円と言われたら中堅企業、売上高1兆円超と言われたら超大企業だなと何も考えなくてもすっと入ってくる。ROEは●%と言われても高いのか低いのかピンと来ない。
そんな時にやるのが、自分に当てはめてみるということ。例えば自分が投資で10万円の利益を得たとする(面倒なので税金は一回忘れる)。ROEは資本に対する利益なんだけど、自分は利益の側から考えてると理解がしやすかったのでそうしてみる。
この利益10万円を得た資本つまり投資で言えば、いくら突っ込んで得たかということがROEで
例えば
100万円を元手に10万円の利益を出した⇒この場合のROEは10%
1000万円の利益を元手に10万円の利益を出した⇒この場合のROEは1%
という同じ利益額でも少ない資本で利益を出した方が効率がいいということ。
投資では1年で元手に対して10%の利益を出したらかなり良い成績と言える。なのでMHIが、ROE10%超えを目指すということは元手の10%の利益を出すというこという理解で良い(はず)。
で、思うのはこのROEを目標にするのってしんどくないかという事。自分が投資やってる感覚で考えると、ROEを●%と定めてしまうと元手のお金を何とか動かさないと、と焦ってしまうのが人の心理。そうするとじっくり腰を据えた勝負が出来ない感覚がある。もちろん投資と企業経営は全く別物なんだろうが、ROEが目標だと「お金を動かさないと」というプレッシャーにかられ、思わぬ判断ミスを招くのではと自分は感じる。そのためROEは別に財務指標に取り入れる必要ないのではないかと思う。また、資本が少なくても負債を増やして投資に回し利益を出せば理論上のROEは高くなるが、その数字に意味があるのかということ。
個人的には、ROEよりも経常利益率の方が取っ付きやすいし効率を見る上では分かりやすい指標ではないかと考えている。
最後に。先月?ぐらいの月刊誌?『日経マネー』の後ろの方ある澤上さん(ファンド会社の澤上さんです)のコラムで、「流行り廃りがあるROEのような指標に惑わされず、継続的に成長する企業に投資すること」という主旨のことが書いてありました。
まさに金言。その見極めが難しいんですけどね。