時、うつろいやすく

日常のたわいもない話…
だったのが、最近は写真一色になりつつある。

『コンプライアンス』-服従の真理-

2015-05-02 13:36:31 | 映画・海外ドラマ

最後まで見るのはしんどい。

登場人物のバカさ加減にうんざりする。

こんなインチキ電話を誰が信じよう。

アメリカ人とはここまでバカなのか。

と、思ってしまう。

しかし、これは実話なのだ。

信じがたいことだが、人は条件しだいでこれほどまでにおろかになる。

実際、この映画に限らず、過去の多くの事例がそれを裏付けている。

オウムの麻原と信者の関係もそう。

イジメの虐待や戦争時の虐殺にも同じような心理が働いている。

かつて『es』というドイツ映画があった。

一般人を対象にした実験で、被験者を二つのグループに分けて、囚人と

看守の役を演じさせる。

架空の役柄にもかかわず、被験者は次第に役にのめり込んでいく。

さも、現実であるかのように、過剰な冷酷な行動をとるようになる。

『es』は1971年に行われた「スタンフォード監獄実験」を元にした実話である

『コンプライアンス』のモデルとなった実際の被害者。

映画に負けず劣らずかわゆい。

 

★★★

 

380kcal


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