時、うつろいやすく

日常のたわいもない話…
だったのが、最近は写真一色になりつつある。

『ピアノ の 森』 1~26巻

2017-04-28 00:48:15 | 漫画

 

発 想 力  ★★★

独 創 性  ★★★☆

ストーリー  ★★→★★★★☆

画   力  ★★☆→★★★☆

文 章 力   ★★★→★★★★★

人 物 描 写   ★★★★☆

[総評]

3巻まで読んでまとめ買いしたことを後悔する。

これのどこが名作?

ガサツで下品で稚拙で・・

小学生の「アバズレ」の連呼にゲンナリしてしまう。

森のピアノそれ自体も受け入れがたい。

大木の下とはいえ、森に放置されたピアノが何年も腐らずに在るわけがない。

音が出る出ないの問題ではない。

雨、風、紫外線、湿度、カビ、虫、菌糸、雑草・・・

森の中のピアノは瞬く間に朽ち果ててしまう。

子供だましもいいところだ。

これが巷で称賛されている『ピアノの森』なのか。

無性に腹だたしくなってくる。

それでも買った以上は読み続けなければいけない。

4巻を読み終わり、5巻目でどうにか読み続けいく意欲が湧いてくる。

10巻目が過ぎたあたりで素直に面白さ実感できるようになる。

そして14巻目、ショパンコンクールが始まると火が付いたようにのめり込んでいく。

そこから先は『ピアノの森』の独壇場だ。

25巻目のショパンコンクールフィナーレまで憑かれたように一気に読みふける。

これほど絵から音を奏でる漫画は見たことがない。

これほど主人公を美化した漫画も珍しい。

普通なら嫌みが出てくるはずなのにそれがない。

どこまでも清々しい。

なるほど、これが名高き『ピアノの森』の面白さなのか。

認めよう、これは秀作だ。


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