goo blog サービス終了のお知らせ 

QAZのつれづれ日記

  思いついたことを気ままにブログで

古き時代のマンドリニスト(2)

2014年03月07日 | 音楽

前回のMario De Pietroに続いて、同じくマンドリン黎明期のマンドリニストBernardo De Paceについてのお話しです。

Bernardo De Pace(イタリア語読み:ベルナルド・デ・パーチェ、英語読み:バーナード・デ・ペイス、1886-1966)はイタリア出身、5歳でマンドリンを弾き始め11歳で国際マンドリンコンクールで優勝し、彼の孫ボビー・デ・ペイスはのちに「祖父は11歳から17歳まで王と王妃のために演奏したんだ。」と付け加えました。

ちょうど世紀の変わり目を前にして国際コンクールに優勝した彼はヨーロッパの都市を旅しました。
1900年に彼はイギリスで演奏しそこで3年の間滞在することに決めました。
彼の演奏はトルコの皇帝を感嘆させ、その年1903年7カ月間王室音楽家となりました。
彼のパトロンの中にはドイツのカイザー・ヴィルヘルムやロシア皇帝ニコラスがいました。
彼は米国に移住し、寄席演芸やブロードウェイのショーで初期の頃のラジオに出演しました。
彼はメトロポリタン・オペラの作品の中でマンドリンとオーケストラのための作曲と演奏をしました。
彼は1966年6月に6人の子供と13人の孫と8人のひ孫を残してニューヨークで亡くなりました。
彼の孫、上述のボビーは作曲家であり作詞家そして機械工と航空宇宙労働者の国際交流協会(IAM)のリーダーをも務めています。

彼の演奏動画のいくつかです。
(1)Sogno Valse (Dream Waltz)


(2)Neopolitan Caprice
(3)思い出(ドルドラ)、ホフマンの舟歌(オッフェンバック) 、ユーモレスク(ドヴォルザーク)



関連ブログ:
古き時代のマンドリニスト(1) (2014.03.01)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿