参議院議員 大島九州男の活動日記 「Q-blog」

参議院議員・大島九州男(おおしま くすお)の活動記録です。

福島県連と党本部の合同会議

2012年02月24日 | Weblog
 今日、福島県連(民主党福島県総支部連合会)と党本部との合同会議を幹事長室主
催で行いました。

 午前中、福島県連の担当者と幹事長室のメンバーで東京電力本社を訪問し、その後
国会内で復興庁から「福島特措法(福島復興再生特別措置法案)」の法案レク(レク
チャー:説明)を受け、一瞬の食事時間を挟んで、午後から合同会議が行われまし
た。

 東京電力を訪問した、たちばな秀徳衆院議員(神奈川13区)から、午後の合同会
議で伺った報告に大変興味をもちました。



 現在、東電によると、社員約1000人が福島県内に常駐し、賠償等の原発事故対
策に当たっているとのことです。しかしながら、福島県連の佐藤事務局長によれば、
その社員の方々は「電気事業」の専門家であり、個別具体的な幅広いニーズには応え
られないのだそうです。

 例えば、双葉町内の半導体加工事業者が、「放射能を浴びた半導体製品が出荷でき
ないので、その補償をお願いしたい」と東電に申し出たところ、東電の担当者は「洗
浄すれば、製品として出荷できませんか?」と答えたそうです。

 その業者は、放射能を浴びた「製品」が売り物にならず、結局は在庫が廃棄となっ
てしまうという認識でしたので、東電の社員の悪気のない一言に憤りを覚えたのだそ
うです。

 このように、補償を要する地元の方々と、賠償に当たる東電側とでは、いかに誠意
があったとしても、お互いの思いにズレが生じることがあるのです。

 私の仕事は、まさにこのズレを少しでも修正することであり、原発被害で苦しむ
方々のご要望をきちんと実現していくことだと思います。

 今月から、いわゆる財物補償として東電による自動車の賠償がスタートしたところ
です。工業団地で再生を期す皆様にも、漁業の再開で復興を目指す方にも、また商売
で福島を元気にしようとする方にも、ひとり一人、適切な支援をさせていただきなが
ら、東日本大震災と原発事故からの復旧・復興を果たしていきたいと思います。