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川崎重工 NYに続き、ワシントンDC メトロ受注!! グリーンインフラ事業の拡大に

2010-05-29 12:48:22 | 日記
ワシントンD.Cと郊外を結ぶ地下鉄(メトロ)の車両製造を川崎重工が受注することになった。
メトロの取締役会で、428台の車両を発注することが承認された($886M=823億円)

http://www.wtvr.com/sns-ap-dc--metro-railcars,0,1208277.story

ワシントンのメトロでは、2009年6月の夕方ラッシュアワーに列車が衝突。 7人が死傷、60人以上が重傷、軽傷者多数という大惨事がありました。この時、列車制御機構が最新のものになっていれば、この事故は防げたという調査報告がでて、老朽化した車両の取り換えが急務となっていました。 

特に、Obama政権下で、鉄道は車に変わる”グリーン”な交通手段として注目されていますから、米国内でも特に注目の集まる分野です。その為、信頼性の高い日本のメーカーが、'日本で実績のある'車両を製造、納品することに決まった訳です。この車両は、ワシントンDCの国際的玄関口である空港も結びますから、大変、重要な車両になります。 

川崎重工は、今年5月にNY市の地下鉄車両 23台の新車両の製造、既存車両10両の改造、($87M、約81億円)を受注しており、将来の発注分を含めると総額 約471百万米ドル(約438億円)の受注をしています。

これら一連の受注は、世界的に”グリーン”なインフラ整備事業が拡大する中で、同社のプレゼンスを示す大きなはずみになるでしょう。

ところで、この種の記事を見るたびに気になるのが、では、これで日本の景気の改善に役に立つのか?ということ。NY市の車両は匡体製造は兵庫工場で、アッセンブリーはNYヨンカース工場で実施する事が計画されています。WashintonDCは、アッセンブリーは米国ネブラスカ州の工場で行うようです。 但し、為替の変動によっては、製造も第三国になる可能性もあります。こういった製造を、日本できちんと実施出来るかが、日本の雇用改善につながるかどうかの試金石になります。

(写真は、2009年のワシントDCメトロの事故の様子)


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